地震に強い家
16087:
岐阜から発信bchome aitai
[2020-05-21 18:29:46]
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岐阜から発信bchome aitai
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コンクリート住宅が大地震には圧倒的に強いことは、誰しも常識的にわかります。ですが、実に多くの方は木造を選びます。どうしてでしょうか。⇒日本人だからです。コンクリートで出来た家よりは、木で出来た家に住みたいと思うからです。COの無機質感よりは、木の温もり、肌触りを、多くの人は好みます。また、木造でも、阪神大震災後、耐震基準・施工法が強化されて、震度7でも家が倒壊しない強さを持つようになって来てもいます。
CO住宅は外観がCO打放し、むき出しが多いです。塗装吹き付けをすることもありますが、マンションなどのビルではタイル張りをする例が良くあります。住宅では豪邸以外は、殆ど外装はしません。打ち放し、CO面のむき出しです。
もともと、外装材は耐火被覆をするためのものです。CO住宅は本来的に耐火建築物であるため、耐火被覆をする必要がありません。ダブって施工し高価格にすることは誰もしません。高所得者の人の一部は、逆に、このシンプル感を好み、また、絶対的な耐震性への安心感から、CO住宅を選択します。
コンクリート住宅の指摘すべき課題は、1 高価格であること 2 一般的な外装仕上げが出来ないこと 3 外断熱が施工できないこと。他にもありますが、この3点に注視します。内装仕上げと内断熱は出来ます。これは、普通に施工されています。
4 なお外装仕上げをせずCOの構造体が露出するため、常に日射と降雨を直接受けますので、外壁表面が汚れ劣化していくという課題もあります。木造では必ず耐火被覆としての外装材を張ります。これも必ず数十年経つと汚れ、劣化します。→ひどくなった時には、張り替えします。外装材を張ると、これが出来ます。
このような見方、分析の結果、建築基準法で定められている構造工法である補強コンクリートブロック造に、着目します。CBをただ単に積み上げていくだけではレンガ積みと同じで、強度がなく崩れますので、中には、鉄筋を縦横の網目メッシュ状にしっかりと埋め込みます(配筋します)。壁の端部と交差部は必ず鉄筋コンクリートにします。その方法、基準が建築基準法に規定されています。コンクリートとモルタルが固まれば、RCと全く強度的には変わらない構造壁が出来ます。究めて確かな建築工法です。直下型大地震でも決して倒壊しません。
お薦めしたいのは、コンクリート住宅と違って、木造で使う一般的な外装材を、簡易な方法で家の外周面に張ることが出来ることです。出来上がった外観は、普通の木造と全く同じです。見分けはつきません。
さらに、壁の中に隠れるCB壁と外装材の間に、断熱材を入れ込んで、外断熱が施工できることです。
内装も同じです。内外断熱=ダブル断熱が出来ます。室内仕上げも、普通の木造と全く同じです。
施工費用は、木造よりは少し高くなります。RCよりはかなり安価に出来ます。
コンクリート住宅、木造住宅などを比較して考える時には、一度、補強コンクリートブロック造住宅も、検討対象に入れて、納得できるまで十分に検討した後に、自分判断で選択されることです。⇒ 生涯にわたって、満足し納得できる自分の家をつくり、住み続けることが出来ます。
近年の住宅建築技術は、進展してきています。オール電化、ソーラー、設備などだけではなく、家の骨格をなす壁構造体の選択検討。これについても、いろいろと調べて、賢明な最終選択をなされることをお薦めします。「木造しかない」と頭から決めつけて、他に何も検討しないと、後で悔いを生じることになります。
床下の腐食、腐朽が最も大きいです。防蟻剤の塗布を定期的に専門業者に依頼し続けること、家がある限り、住み続ける限り、これが必要になります。
近年の頻発する大地震、異常気象による大雨、特に裏山の崩壊、土砂災害、そして、40度を超える酷暑(これも熱中症災害です。断熱が不可欠)----などなど。
夏の高温多湿、全土に白蟻生息。災害大国日本では、構造体の経年による強度低下がありえない建築材料を使うことが最大重要です。⇒いつまでも強い。メンテナンスフリー(何もしない。ほったらかし)でも、強くあり続けます。
⇒人が住む限り大地震、更には土砂災害にも強い家。住む人の命を守り続ける家。これが災害大国日本では、今、真に、強く求められています。