地震に強い家
19586:
通りがかりさん
[2020-11-22 07:14:42]
|
コダテル最新情報
ハウスメーカーレビュー最新情報
19586:
通りがかりさん
[2020-11-22 07:14:42]
|
国の建築基準法は建築学会の動向と密接な関連があります。安全率1.5倍は十勝沖地震の検証結果から生じてきた議論です。ここら辺は「十勝沖」「建築学会」で検索すると結構でてきます。
その時点で耐震について1.構造物が損傷するまでの強度 2.構造物が損傷した結果の建物の最終状態(終局状態) の2つの考え方があり、簡易計算では1の考えが優先されます。
一方でRCがせん断破壊した場合には、安全性に危害を及ぼす致命的な終局状態となるために安全率を1.5倍したということです。
よって建物の終局強度型耐震法で計算する=建物の終局状態まで計算する構造計算では安全率が不要となるわけです。
常に耐震計算は簡易法含めて実態と卓上の乖離を埋めるために改訂しています。
最近の熊本地震でも、1.地盤が揺れに及ぼす影響の再評価 2.木造の接合部不良が強度に与える影響=接合部不良住宅の倒壊 3.繰り返しの揺れによる金属疲労影響=鉄骨耐震2相当住宅の全壊事例
等々、耐震計算の最適化までの課題は多いわけですが、その中で、係数が異なるから何が何よりも強い等々の議論はナンセンス極まりないかと思います。