実際入居されている方の意見をお聞きしたいです。
[スレ作成日時]2006-11-26 00:23:00
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セルロースファイバー断熱はどうですか?
203:
住まいに詳しい人
[2010-10-21 20:52:37]
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寒冷地では外:内=1:3 温暖地では1:2をキープしたいところです。(湿気=水蒸気は透湿抵抗の低い方へ排出される)
外側に合板を貼った場合は透湿抵抗が高い(湿気を通しにくい)ので内側により透湿抵抗の高い防湿層(防湿気密シート)を施す必要があります。
外側面材に透湿抵抗の低い(湿気を通しやすい)素材、例えばパナソニックのケナボード等を使えばセルロース+石膏ボードだけで1:2を超えるので防湿気密シートは不要です。
セルロースの調湿性については室内の湿度を調節するだけの保水性はありません。あくまで壁内結露防止の緩衝地帯と考えてください。(土壁くらいの保水性があれば外気に有る程度抵抗できるので室内気候の安定に寄与すると思います。確かに気持ちいいですからね)
湿気を壁内に入れない、入った湿気は放出するのが基本です。
その意味では防湿層はあったほうが有利ですが夏型結露(逆転結露)には不利です。
それと防湿気密シートで防湿と気密を計る場合に気になるのは長期耐久性と施工の難しさです。
木材の収縮や動きで気密性能は劣化します。 それと完璧には施工できませんので漏気箇所での小さな孔はスプレー現象でより結露しやすくなります。
ですから防湿より透湿の方がより耐久性が高いと言えます。透湿の場合の気密は外側面材と躯体の間にパッキンを入れて簡単に確保できます(ボード気密)
◎おすすめ
外から透湿面材(ケナボード等)+セルロースファイバー+石膏ボード+透湿内装仕上げ=夏冬結露と長期耐久性に有効
◎NG
外から合板+グラスウール+石膏ボード+ビニールクロス(防湿気密層無し)=キケンです
※合板にタテヨコ150mm程度で3mm孔を開けて湿気の放出を計ってもOKです(釘孔程度なので耐力に影響ありません。ただ結構手間ですので自分でやらない限りは透湿性のある面材の方が安いと思います)