香川で家を建てるならどこの工務店・HMがいいですか。香川の工務店で実際に家を建てられた方、お知り合いの口コミ等なんでも結構です。 情報が欲しいのでよろしくお願いいたします。
[スレ作成日時]2012-04-02 09:56:55
注文住宅のオンライン相談
香川県でお勧めの工務店ありますか?(工務店スレ)
77:
優良工務店ファン
[2012-05-07 18:25:03]
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太陽光発電について
国等がエネルギー政策から各種補助を行なっているために。香川ですとかなりの普及速度となっているようです。注文住宅、HMメーカー住宅の新規着工件数の半数以上は設置していると聞きます。 (中には8割設置というメーカーがありました。一条だとほとんど設置らしいです)
以下、私見でデメリットを書いてみます。設置なさっている方は大勢いらっしゃいます。そのような方々を不安にさせる意図で書いているものではございません。御不興の場合はお見逃し下さい。
「太陽光パネルの効率等」
現状の太陽光発電パネルの熱変換効率は15%程度と言われています。さらに、夜は使えませんし、雨などの天候の影響を受けます。夏、冬はさらに発電効率が落ちます。つまり大変非効率。メーカーやHMメーカーが出す例は、大変成績のよかった一日だけのことだったりします。こんなことは誰しも分かることですね。
「費用回収は難しい場合がある」
太陽光発電は、初期費用を回収するのは難しいか、よくて、トントンだと思います。
よく、売電の収入があると言われますが、初期費用のことやメンテナンス経費、撤去費用、足場代は計算に入れずに言っていることです。総額で言うと、ペイするか難しいところではないでしょうか。
で、このトントンというのは、他の納税者、電力利用者の負担 (設置時の補助金、買い取り価格の優遇) の上に成り立っている数値であることに気づく必要があります。つまり、環境、社会全体からみると、明らかに割に合わないコストです。
「パワーコンディショナーの騒音振動」
パワーコンディショナーの騒音振動のクレームがあるようです。設置場所、敷地の余裕なども考慮に入れておく必要があります。こうした、ファン、モーターのある製品は、一般的に言って、設置後経年するに従い騒音、振動とも増大します。(発電のために電力会社の電力を使用している点にも注意)
「雨漏り等のリスク」
屋根に設置します。屋根に設置のためのねじ穴や取り付け金具分を空け、そこをコーキングする場合、施工不良でなくても、当然、雨漏り等のリスクが増えます。特にガルバの場合、雨漏りだけでなく、錆びの問題とかどうなんでしょう。
「重量物を屋根に乗せること」
躯体の構造を強化する必要があり、このコストを見逃す方は少なくないでしょう。また、メーカーによっては、全く補強なしの場合もあり、当然ですが、地震などで不利な場合があります。
「屋根形状、建物設計の制約」
設計時に考慮する必要があります。最近の傾斜のゆるい屋根の場合、パネルだけ傾斜させるのでしょうが、建物の外観がどうなるでしょうか。
パネル部分は南に向けて太陽光を強く受けるようにします。パネル部分はそれでいいのですが、他の屋根部分は夏に温度が上がります。断熱材とか厚くする必要があるのではないでしょうか。片流れなど、北に下るよう設計するのが常識ですが、この場合、逆となります。
敷地や建物形状によっては、太陽光パネルのために、他の事柄が影響を受けることが考えられます。場合によっては本末転倒のようなことも起きるでしょう。
「屋根の塗り替え、張り替え」
太陽光装置が充分まだ機能しているのに、屋根の張り替えとかの事態も起こりえるでしょう。例えば、ガルバを10年で再塗装するとか、スレート葺き替えとか。
「技術革新の可能性」
技術革新の著しい分野であるため、数年後には全く異なった製品が出てくるかもしれません。そうなった場合、現在の装置は陳腐化します。例えば、三菱化成では、塗る太陽光発電という製品を数年内に出すことを表明しています。価格は十分の一だそうです。塗るわけですので(実際にはフィルム状) 施工費、設置費用も激変するでしょう。ただ、これは正確なところを予測することはできませんので、あくまで可能性です。
可能性の話で恐縮ですが、仮にそういうものが普及した場合、屋根の太陽光の家は古くさく見えてくるはずですし、劣った設備をコストをかけて運転するのは馬鹿げています。
「修理、保証など部品供給の不安」
現在、太陽光パネルは、中国製の品質は劣るけれども格安のパネルが市場を席巻しつつあります。全ての国内メーカーは欠損だったそうです。そのため、国内メーカーは、撤退するところが出てきています。そうなった場合の、パワーコンディショナーの供給があるのかなどメンテナンスなどに不安があります。これは、技術革新があった場合もあてはまります。
「補助金、買い取り価格の不確定要素」
国や地方の補助金は全額受け取れるとは限りません。また、補助金自体もどうなるか未知数です。
現在の買い取り価格は、政策的な配慮から実勢より高価格です。仮に多くの国民がこれに気づき、不満をもち、政府に要求して適正価格となった場合には、現状ですと、半額程度となります。さらに、その現状の電力コストがいつまで続くか未知数です(次項)。
「世界的なエネルギー需給の将来展望」
米国でのシェールガス増産などで、LNG供給が将来的に主軸となる可能性があります、というより、もうなってきています。価格下落により、ますます、太陽光発電は高コストになるかもしれません。また、オール電化自体が見直しを迫られる事態も考えられます。
「環境負荷」
損益がトントンであれば、乱暴に言ってこの装置がなくても同じなわけです。(実際にはトントンどころではないことは書きました)。その装置を作るためにかかった環境への負担はまったく無駄ということになります。太陽光発電はエコで、自然保護に自分は貢献していると思って設置する方もいらっしゃるかも知れませんが、よく考える必要があります。
「もともとの理念はどこに」
本来、環境負荷を減らす目的であった自然エネルギー利用が、実は、目先の経済原理 (環境に負担をかけるけれど、自分の出費が減るかのように見える) によって設置しているように見える場合、私には大きな矛盾に見えます。また、実際には無用な環境コストが生じていること自体、疑問に思います。
私としては、よく言ってもペイするかどうか損益分岐点付近のもので、なおかつ、上記のように不確定部分、建物への影響のあるものについては、見送りたいと判断したいものです。