現在木造2階建てを設計中で3月下旬に着工予定です。敷地は東西にやや長い長方形で周辺は古くからの宅地です。地盤調査(スウェーデン式サウンディング試験)結果はおおむね以下の通りです。
・土質は粘性土
・表層から-1mまでが0.75〜1.0KNの自沈層
・-1mから-3mまでは換算N値3.6〜3.8
・東半分は-3mから-4.25mが0.5〜0.75KNの自沈層、
西端ではこの自沈層が-3mから-7mの範囲に拡大
・それ以深は換算N値6.0以上の比較的硬い地層
調査会社の結論は柱状改良が必要とのことです。HMの社内基準でも改良が必要との結論になるそうですが、担当営業さんは「柱状改良までは必要ないでしょう。建物配置が決まった段階で再度基礎周辺を調査して、必要なら表層改良しましょう」と言っています。客観的根拠があるわけではなく、営業さんの経験?に基づく意見のようです。柱状改良の費用は150万程度らしいので、安心のためには高くついてもやっておくべきかとも思うのですが、やればやったでセメントのゴミを地中に埋めるような気がして将来の建て替えや売却時が心配です。営業さんの言うとおりに進めてよいものかどうか悩んでおります。アドバイスがありましたらお願いします。
ちなみにその土地には1年前までは設計中と同規模の木造2階建てが建っており、長年何事もなかったそうです。ただしその家は束基礎で、今度の家はベタ基礎です。
[スレ作成日時]2008-01-22 22:49:00
地盤改良は必要でしょうか?
22:
購入経験者さん
[2008-01-25 21:13:00]
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23:
匿名さん
[2008-01-25 22:08:00]
地盤保証、建物の保証の基準は千分のいくらなのでしょうか?
一般には建物が、6/1000と言われていますが、地盤が3/1000、建物が3/1000の場合はどちらで保証するのでしょう? 地盤だ、建物だと言って決まり難そうに思えます。 |
24:
匿名はん
[2008-01-25 23:33:00]
>>22さんへ
不快というより、余りにも比較対象が的外れ。 相手は自然環境だよ。自然環境に100%は存在しない。だから、あれは統計的資料で予測をする為の道具なんだよ。 SS試験のデータが100%ではない。それを言えばボーリング試験でも100%は言えない。 いや、100%確実な地盤調査なんてこの世に存在しない。 仮にボーリング調査して、サンプリング試験して、土質をしっかり把握して、鋼管杭を確実に岩盤層まで 到達させても、家の直下に活断層があって大きな地震で活動したら家なんて持たんよ。 ある種の保険だよ。絶対の安心なんてない。 「事故らない自信が有るから自動車保険入らなくてもいいだろ?金もったい無いし。」 もし、あなたの子供がそんな事言い出したら、どう思う?どう判断をする。 SS試験は過去の実績を踏まえ、費用対効果を考えれば効果的と思うよ。 |
25:
22です
[2008-01-26 00:38:00]
>>24
真意を汲み取って頂けてないようです。100%という言葉を使ったのが悪かったですね。 地盤改良までを含めて、建物としての結果系に100%を求めるつもりはさらさらありません。 おっしゃるとおり、自然のものを見切れるわけがないのは重々承知してますし、 だから、データから統計的に分析・予測をするのだ、というのは当然理解しています。 でも、その統計を取るためのデータそのものの妥当性がどうなのかな、と。 アテにならないデータで統計とったって何も見えてきませんよね。 現場作業を見てると、正直、あのような大雑把な試験方法でどこまで正確に測れているものか? 極端な話、例えば、全く同じ地層条件を人工的に複数作り出すことができたとして、 地盤調査業者を100人呼んできて試験させたら、そのバラツキって相当出るんじゃないかな? つまり、使う業者によって、その判断も大きく変わってきちゃうんじゃないかな? ということです。 スレの本題から逸れてますのでsageときます。 |
26:
匿名さん
[2008-01-26 12:27:00]
>>22さんへ(笑)
私は、自動車関係の開発やってます。 自動車は日本の基幹産業だけあって、あらゆる工業製品の中では最も厳しいといっても 過言ではないほど厳しく法令や規格の中でがんじがらめで仕事をしています。。。 そういう目線で自動車へ搭載されている制御機器等のソフトウエア品質検査の作業を見てると、 正直なところ、あんなもの、どう考えても100%信用出来る試験とは到底思えないです。 個々のモジュール間の関係や状態遷移が複雑すぎて、とてもじゃないが100%の安全を保障 する試験は不可能です。。。。。 極端な話、例えば、全く同じモデルの自動車を複数設計させることができたとして、 設計者を100人呼んできて設計させたら、そのバラツキって相当出るんじゃないかな? つまり、使う設計者によって、その判断も大きく変わってきちゃうんじゃないかな? ということです。。。。。 くだらない皮肉を書きましたが、結局、安全のためのコストと危険率のバランスの 問題であって、一戸建て向けとしてはSS試験はバランスがとれていると思いますか? きっちりした試験が他にありますが、普通コストがかかり過ぎてやらないですよね。 (以下本題です) スレ主さんへ 22以外の皆さんが書かれているように、ひとつの目安として、SS試験の結果は無視 できないと思います。営業が言った表層改良については、西側の自沈層が-3mから-7m ある時点で、非現実的だと思いました。 もし、まだ営業の言葉に掛ける気持ちが残るようでしたら、口約束ではなく、必ず 契約文書等での補償をHMから取り付けてください。(大手HMならSS結果で出した地盤改良 を行うことを契約条件にしていると思いますので、無理だと思います。) 営業の言うことは、話半分に聞いておいた方が良いですよ。 |
27:
匿名さん
[2008-01-26 17:59:00]
SSは、負荷重量を最初から100kgではなく、50kgぐらいの軽い負荷をかけて調査しなければならないと聞きますが、どうしてでしょうか?
地盤中の石に運良く当たって、浅いところで強度が取れることはないのですか? ボ−リング調査とか音波で行う調査とか、さまざまあってよく解りません。 きっちりした試験を含めて、調査方法の長所短所、費用、信頼度や業者の実態など詳しく教えてください。 |
28:
設計中
[2008-01-26 21:43:00]
スレ主です。説明が不十分でうまく伝わってないところもあるようなので、重複も含めて補足しておきます。
HMの中には地盤調査会社の結論をそのまま自社の施工方針とするところもあるようです。しかし私の契約したHMは自社の設計部門が地盤調査結果と建物の設計や配置を考慮して最終結論を出すようです。担当営業はその辺りを勘案して「調査会社は柱状改良が必要との結論ですが、最終結論は建物配置が決まってからになります。柱状改良までは必要ないと思いますよ」と言っています。つまり設計部の結論が改良不要となる可能性が少なからずあるということです。設計部の結論が要柱状改良ならそれでよいのです。柱状改良します。HMの提示する方法よりもリスキーな方法をとろうとは思っておりません。しかし地盤調査会社の結論とHMの設計部の結論が異なると悩むと思います。 SS試験による結論をそのまま信用しているわけではありませんが、さりとて設計部から改良不要と言われた場合SS試験の結果を無視できるほどの肝っ玉もなさそうです。というわけで事前に情報収集をさせていただいている次第です。柱状改良が費用以外は良いとこだらけというなら安心のために柱状改良しますが、デメリットも無視できません。改良せずに済むという根拠に納得できればせっかくのきれいな地盤をいじりたくはないというのが本音です。 27さんもふれておられますが、別の方法、具体的には表面波探査法による地盤調査も依頼してみようかと考えております。SS試験より精度が高く、結果として無駄な補強工事が少なくなる、とのうたい文句ですが実態はよく分かりません。詳しい方がおられましたら情報よろしくお願いします。 |
29:
匿名さん
[2008-01-26 22:19:00]
SS調査のメリットは手軽さです。50kgから75kg、100kgと段階的にロッドに荷重をかけていき沈下量を観測します。100kgまで荷重を加えてもロッドが沈下しない場合はロッドを回転させその回転数を観測します。この沈下量と回転数で換算N値を出すもので、100kgまで重りがあれば良いということです。ボーリング調査や載荷試験などに比べて軽装です。
ただ、ボーリング調査と違い、実際に下層の土を採取して土質試験する訳ではないので、観測者や判定者の判断で結果が違ってくることもあります。例えば砂質土と判断するか粘質土と判断するかで換算N値は1.5倍くらい違ってきます。 また回転させるときの感触を「ジワジワ」とか「ガリガリ」とか記録してあると思いますが、同じ換算N値でもこの感触で判断は変わってきます。例えば換算N値3であっても「ジワジワ=例えば締まった粘質土」「ガリガリ=例えば砂利混じり土」などにより実際の地耐力は異なります。換算N値の数値だけで判断してはいけません。同じ「ガリガリ」でもそれ砂利なのか、かつて埋められたゴミなのか判断つかない場合もあります。観測者の経験や事前の履歴調査などで推定する部分が多いことは事実です。 もし、結果シートに疑問があるなら判定のみ別の調査会社にも頼んでみるのも1つの安全策だと思います。 ボーリング調査は実際に叩いてN値観測するだけでなく土質サンプリングもできるので下層土の 土そのものの粒度、含水率や圧密試験など行うことができこ、これを元に設計すればほぼ間違いないでしょう。でも普通の戸建てを建てるだけなら、SS調査の結果を安全側で判定して柱状改良や鋼管杭を打ってしまった方が安く付くのではないでしょうか。 |
30:
匿名さん
[2008-01-26 22:37:00]
表面波探査法について検索してみました。
http://www.vic-ltd.co.jp/wave/wave02.html 個人的には、表面波探査法は”保証体制”について気になりました。 やはり、まだ一般に浸透いない方式のせいか、補償するか様子見の所もあるのでしょうか? SS式試験の結果と違う結果になると、HMによってはSS式試験の結果を優先します、とか言われそう。 |
31:
匿名さん
[2008-01-26 22:47:00]
No29の追加です。
スレ主さんのケースの場合ですが「西端ではこの自沈層が-3mから-7mの範囲に拡大」とあり、これだけの厚さの自沈層がある場合は間違いなく改良が必要になると思います。No29では100kg荷重で回転させたときのケースなど書きましたが、自沈層の場合は判断が分かれることもないでしょう。 |
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32:
匿名さん
[2008-01-26 23:00:00]
何坪くらいの家かわからないので一概に言えませんが一般的な戸建てなら余計な調査にお金をかけるより安全側で改良してしまった方が安く付くのではないでしょうか。表面波探査は高額だと思いますよ。趣味ならべつですが。
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33:
匿名さん
[2008-01-26 23:34:00]
>「調査会社は柱状改良が必要との結論ですが、最終結論は建物配置が決まってからになります。柱状改良までは必要ないと思いますよ」
なにを言ってるのでしょうか・・・ 皆さんが何度も書いていますが、スレ主さんのデータで改良不要になる事はありません。 いくらSS調査が簡易だといっても自沈したという調査結果は覆りませんよ。 ボーリングだの超音波だのと・・・・そこはあなたがお金を掛けるところではありませんよ。 |
34:
匿名さん
[2008-01-26 23:48:00]
これ個人的には柱状改良したほうが良いんじゃないかと思います。
東側と西側のバランスが悪い。将来傾いて沈下する可能性があります。 |
35:
匿名さん
[2008-01-26 23:57:00]
>自動車は日本の基幹産業だけあって、あらゆる工業製品の中では最も厳しいといっても
過言ではないほど厳しく法令や規格の中でがんじがらめで仕事をしています。 いつから基幹産業になったんだよ。 頑固職人相手でもなく従順な機械やロボットがやってくれるんだろう。 ここのスレ主みたいに駄々こねて、そのくせ何かあるとクレームつけてくるような客も相手にしなくちゃならない住宅業界と比べないでくれよ。 建築関連法規もどれほどあるか知ってて言ってるのかね・・・・ |
36:
契約済みさん
[2008-01-27 00:36:00]
スレ主さんは、お金をけちっているわけではなくて、要は納得させてほし
い、ということでしょうね。 アナロジーに行くと荒れる可能性があるのを承知で書きますが、医療現場 との比較をしてみます。昔は診てもらった医師の診断が絶対で、問答無用、 言われたとおりにしなさい、だったのが、最近は少しずつ変わってきまし たよね。インフォームドコンセントとか、セカンドオピニオンとか。検査 結果からxxの治療しか考えられない!という場合でも、丁寧に説明して くれますし、疑問があったらきっちり解消してくれます。 多額の費用がかかる点、やり直しが(事実上)できないという点、有資格 の専門家のお世話になる点で、医者にかかることと家の建築は似ていると 思います。あとネットで素人が知識を持つようになった点も似ていますね。 住宅関係者も、医療関係者に負けないように、納得の行く説明をすること を心がけてほしいものです。 |
37:
匿名さん
[2008-01-27 00:39:00]
話がそれますが自動車は日本の基幹産業だと思いますよ。生産台数や輸出台数など日本全体の景気を左右します。同じように住宅も着工件数など日本経済の指標になっており基幹産業と言えるのではないでしょうか。
>やればやったでセメントのゴミを地中に埋めるような気がして・・・ 地中の改良柱はゴミではありません。立派な基礎の一部です。保証制度のなかでも基礎の一部として保証対象の構造物になっています。 |
38:
匿名さん
[2008-01-27 10:59:00]
No30
それなんです。 音波法とかSS法とか検査方法によって結果が違うことで、この方法ではベタ基礎で大丈夫ですが、こちらの方法では柱状改良の必要があります。 「どちらを選択されますか?デ−タ的にはどちらでも出来ますよ。あなたが決めて下さい。但し、柱状改良をすると費用はいくら増しになります。」 建築士は意見を述べるだけ、無責任な状況が生まれます。 購入者の判断ではなく、建築士がすべて責任を取る仕組みにならなければ、いつまで経っても欠陥住宅はなくなりません。 地盤調査結果もピンポイントの結果で全体を表したものではないので、良くも悪くもその場の都合に合わせて使うことが出来ます。 基礎の決定は地盤調査の結果から建築士の判断によって決めることとなっていますが、地盤調査の方法まで含めて、都合の良い地盤調査で消費者が困ることにならないように、ル−ルを作る必要があると思います。 |
39:
匿名さん
[2008-01-27 18:02:00]
>建築士は意見を述べるだけ、無責任な状況が生まれます。
>購入者の判断ではなく、建築士がすべて責任を取る仕組みにならなければ、いつまで経っても欠陥住宅はなくなりません。 それでは建築士はガチガチに安全策を取るに決まってると思うのですが・・・ だって誰でも余計な責任は取りたくないでしょう? しかも目に見えない、予測するしかない地盤が相手ですからね。 >基礎の決定は地盤調査の結果から建築士の判断によって決めることとなっていますが、地盤調査の >方法まで含めて、都合の良い地盤調査で消費者が困ることにならないように、ル−ルを作る必要があると思います。 だから完璧な地盤調査法が無いから中間レベルが出るんじゃないですか。 その場合やはり建築主が判断するべきだと思いますよ。 |
40:
匿名さん
[2008-01-28 08:54:00]
要するにスレ主が家を建てるにあたって、地盤改良に関して無知すぎたのが原因だな。
良くネットで調べたら、そんな大嘘書いてないよ。 ある意味、柱状改良の欠点を並べて新工法をうたってる所のほうが実績は低い。 その新工法が良いか悪いかは知らないけれど。 |
41:
入居予定さん
[2008-01-28 08:58:00]
私も鋼管杭を打ちましたが、最終的にはどこがどういう保証をしてくれるかじゃないですか?
依頼先が独自の判断をした場合、そこがどこまで(どれくらいの沈下で、どれくらいの金額か。依頼先が20年、30年後はだいじょうぶそうか)保証してくれるのか、JIOなどの保険会社がからんでくる場合はそこの基準に従わなければ保証を受けられないし、いくら工法を考えても、保証との関係なくして判断は出来ないと思います。 |
>>18
> そもそも、なぜ調査結果(機械の判断)を疑うのでしょうか?
私は、自動車関係の開発やってます。
自動車は日本の基幹産業だけあって、あらゆる工業製品の中では最も厳しいといっても
過言ではないほど厳しく法令や規格の中でがんじがらめで仕事をしています。
そういう目線でSS試験の作業を見てると、
正直なところ、あんなもの、どう考えても100%信用出来る試験とは到底思えないですよね。
作業者のやり方や技能、作業器具の汚れや劣化、それに、ありとあらゆるバラツキ要素。
それと、ある測定点において常にn=1で見ることになってしまうのもいただけませんね。
(まぁそこは物理的に大量生産品とオンリーワンの違いなので、不可能だとは思いますが…)
ですが、どこのHMも工務店もこぞってSS式、SS式と言いますよね。
単に、そこそこの結果が、しかも手軽に(安く)出せるから…としか思えないのですが。
実際のところあれってどの程度の信頼性があるんでしょうか?
ボーリング調査と結果を比較して考察してみた方とかいたら教えてもらえませんか?
…とまぁそんな私ですが、そこまで深く考えずにとっとと建ててしまいましたけどね。
もちろん、勉強して試験データについては念入りにチェックはしましたが、
まぁそこんところは郷に入っては郷に従え、ということで。設計士に判断をゆだねました。
ただ、こういう話題を見かけるといまだに思い出して疑問に思います。