基礎断熱にしようと思ってるんだけど、湿気対策も兼ねて床下にエアコン設置して冬場の暖房にも使おうと思うがメリット・デメリットを教えてくれ。
[スレッドタイトルを更新しました 2017/12/06 管理担当]
[スレ作成日時]2011-01-13 17:41:50
床下エアコンのメリット・デメリットを教えてください
7260:
tk
[2019-02-20 08:42:05]
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■北総研の「パッシブ換気システム」を温暖地向けに変更
変更個所を説明する。
①熱源
蓄熱暖房機⇒エアコン
②2階の暖房
床下から2階の各部屋にダクトで暖気を送り、冷気を床下に戻す
⇒ダクトなし(2階にエアコンを設置して1.5℃加温し、下降流を防ぐ)
③外気の床下取入れ方法
自然吸気
⇒シロッコファン吸気(温暖地で温度差が少ないため換気力が少ない)
④排気方法
屋根取付の断熱型排気筒(高価)⇒2階壁取付の換気口
⑤温度差換気の補助方法
排気筒の下に補助換気扇設置
⇒換気扇不使用(吸気シロッコファンの定流量特性を利用)
⑥基礎中仕切
プラ束⇒コンクリート基礎(仕切壁を耐力壁にしたため、強度が必要)
⑦床下内空気の強制循環
なし(蓄暖を要所に設置し、上昇流を分散させている)
⇒あり(基礎内に仕切りがある、基礎と土台の間にネコ土台で3cmのスキマを開けた)
温暖地向けに最適化したため変更個所は多いが、「パッシブ換気システム」の下記基本原理は踏襲している。
・基礎断熱を行う
・新鮮外気を床下に供給し、冷気を直接室内に入れない
・外気は床下で温めてから上昇させて屋根から排気
ファンによる室内空気の強制循環をしない(=パッシブ換気)
新築時は第3種換気(2階壁吸気、1階レンジの常時換気モード排気)を行った。
はじめは低低住宅からの住み替えで温かい家と感じていたが、
慣れるにつれて階段から降りる冷気に我慢ができなくなった。
試行錯誤を繰り返して3年がかりでパッシブ換気を実現した。
換気システムの改造は設計時に予定していたから、
配線・配管を簡単に追加できる住宅構造にしておいた。
予定していなかった事態が起きても対応方法があった。
「運が良い設計だ」と思う。
本業だった電子機器の開発をしていたとき、予定外の事態が発生しても、簡単に対応できるようになっている設計を「運が良い設計」と自分で呼んでいた。