基礎断熱にしようと思ってるんだけど、湿気対策も兼ねて床下にエアコン設置して冬場の暖房にも使おうと思うがメリット・デメリットを教えてくれ。
[スレッドタイトルを更新しました 2017/12/06 管理担当]
[スレ作成日時]2011-01-13 17:41:50
床下エアコンのメリット・デメリットを教えてください
7256:
tk
[2019-02-19 08:06:09]
|
■床下エアコンの系譜
床下エアコンには二通りの方法が存在する。
①全床下エアコン:吸排気とも床下で行う。
空調用床下エアコンである。
冷暖房に加えて強力な加湿・除湿ができ、空調(空気調和の略)ができる。
②半床下エアコン:排気は床下、吸気は床上から戻る。
床暖専用の床下エアコンである。
冷房や除・加湿には適さない。
なぜ2種類あるかを考えて見た。
①全床下エアコンの起源は、北総研(北海道立 北方建築総合研究所)の「パッシブ換気システム」である。
このシステムの開発当時は、寒冷地向けのエアコンがなかったため、夜間電力で床下に設置した、レンガに蓄熱する蓄熱暖房機(蓄暖)を使っていた。
このシステムを温暖地向けに改良したtkが、蓄暖のかわりにエアコンを使用した。
②半床下エアコンの起源は、青森の西方設計である。
同時給排式石油温風ヒーターを置き、温風を床下に吹き込み、床上からリターンさせていた。
寒冷地用エアコンが入手できるようになると、温風ヒーターは使わなくなった。
灯油が値上がりして、エアコンの方がランニング・コストが安くなった。
全床下エアコンが使われなかった理由は、「パッシブ換気システム」が北海道以外でほとんど認知されていなかった、あるいは、北海道でしか使えないシステムと誤解されたのではないかと推定している。
現在、日本の床下エアコンは、ほとんどが半床下エアコンである。
tkは全床下エアコンに住んでいたから、世間の様子をネットで調べるまで、これほど半床下エアコンが席巻しているとは思わなかった。
半床下エアコンは床暖だけが目的で、機構が単純だから議論するような内容はない。