基礎断熱にしようと思ってるんだけど、湿気対策も兼ねて床下にエアコン設置して冬場の暖房にも使おうと思うがメリット・デメリットを教えてくれ。
[スレッドタイトルを更新しました 2017/12/06 管理担当]
[スレ作成日時]2011-01-13 17:41:50
床下エアコンのメリット・デメリットを教えてください
1472:
tk
[2016-04-06 08:38:17]
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tk宅の床下エアコンの使用経過を紹介しています。
第9回 夏季:冷房モードを使う除湿運転……続き
◆現在の運転方法にいたった経過
床下エアコンは当初、暖房しか考えていなかった。
FF式石油オンプーヒータの代わりに使った。
当時18L当たり800円の石油よりエアコンの方がエネルギーコストが安かった。
冬が過ぎて梅雨に入り除湿運転も順調だった。
この段階で冷房用エアコンを1階に追加しないで、床下エアコンを使える方法がないかを考えた。
冷気は上昇しないから、換気扇を付けて床下空気を1階の水平方向に吹き上げることにした。
1階全体を冷やさなくても、1階床面から室高の半分くらいまで冷やすほうが省エネになる。
夏の初めは床下エアコンを冷房運転するだけで間に合った。
盛夏に近づくにつれて、室内が暑くなったら1階循環ファンを回した。
これでも暑さに耐えられなくなってきた。
エアコンの能力が限界になっていた。
そこで、エアコンを除湿に使えないか考えた。
空気全体を冷却するよりも、除湿を主にする方が効率がよいのではないかと考えた。
砂漠地帯では気温40°Cでも、日陰に入れば涼しいといわれている。
この現象を室内に再現すれば良さそうだ。
エアコンの除湿運転とは、冷房運転の一種で、送風風量を極端に少なくして吹き出し温度を下げ、湿分を結露させて室外に排出している。
ここで寒いからといってエアコン設定温度を高くすると、再熱除湿がおこなわれる。
エアコン内で初めに空気を冷やして結露させ、その空気を再加熱して温度を上げている。
電気代がかかるから要注意だ。
冷房モードで除湿を強力に行う方法がある。
設定温度を冷房時より数度低くし、吹き出し風量を少なめに固定する。
吹き出し口にリモート温度計を付け、エアコンの冷却能力は電流計をつけてチェックした。
エアコンが除湿しているパワーは吹き出し温度と電流計でわかる。
除湿状態は、エアコンの室外排水を観察すればわかる。
この状態でエアコンの設定条件を試行錯誤して探した。
簡単な操作だから、誰でもできるだろう。
外気温が36°Cを超えたときは、エアコンの能力が足りなくなった。
扇風機を弱運転してしのいだ。
これで夏を乗り切った。
3年目に1階にエアコンを追加し、5年目に2階にも追加した。
10万円弱で付けられるので床下エアコン1台で頑張る必要はない。
床下エアコンは室温調整の主役として使い、室内エアコンは微調整用に使うと、より優れた室内環境が得られる。
複数のエアコンを動かしても消費電力の合計は増えない。