蓄熱式暖房について
878:
蓄暖に警鐘
[2008-07-19 00:39:00]
|
||
by 管理担当
こちらは閉鎖されました。 |
コダテル最新情報
ハウスメーカーレビュー最新情報
878:
蓄暖に警鐘
[2008-07-19 00:39:00]
|
||
by 管理担当
こちらは閉鎖されました。 |
深夜電力が安い
+
・高気密高断熱化→開放系石油ストーブを使いたくない
・灯油/ガスのボイラー、FF式ストーブは、オール電化特約を受けられない
・また、灯油が値上がりしている
・エアコンはイメージが悪い
・電気式床暖房はランニングコストが高い
・エコキュート式はイニシャルが高い
↓
「ビルダーとして、他に勧められる暖房機がない」
環境負荷(CO2排出量)の面から考えると、蓄暖のメリットは深夜電力を使用できる=「負荷平準化」に役立つ。ようは、「発電機は急に止められない、だから使用量の少ない夜に電気代を安くして、無駄になるエネルギーを減らそう。」ということ。
しかし、世の中の状況を見てみよう。
新築住宅のオール電化普及→深夜電力の需要増
工業向けのヒートポンプの普及→〃
ちょっと遠い将来だが、電気自動車の普及、夜間に充電→〃
国を挙げての太陽電池の普及、低コスト化→昼の電力供給の増強
燃料電池の開発→負荷平準化の必要性低減
発電機の瞬発力の増強、負荷変動によるエネルギーロスの削減→〃
つまり、将来、「深夜電力を安くする必要性が無くなる」可能性があるということです。
遠い将来、と言いたいところですが、近頃の地球温暖化への関心の高まりを考えると、
これらの技術革新も加速的になり、発電事情も今と全く異なってくるかもしれません。
よって、十年後くらいには現実になるかもしれません。
そうすると蓄暖は、先の暖房と比較すると、そもそもの原理からして非常に効率が悪いため、
環境にとってもお財布にとっても、最悪の暖房に化けます。
よって、蓄暖はお勧めしません、というのが私の持論です。
といっても話が一つも定量的でないため、本当にこうなるのかどうかは分かりません。