蓄熱式暖房について
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[2006-01-27 19:34:00]
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高高住宅は有名なR2000住宅のQ値1.4の家で、広さは>>237さんの36坪(118平方メートル)にし、全館暖房とします。
蓄熱暖房器具はタガーさんのスティーベル社のETS-600TEJを、エアコンはCOP4の機種として計算を勝手にします。
電気料金もタガーさんの東北電力時間帯別電灯B で計算します。
問題となっているこの家をエアコンで24時間暖房にした時の電気代を計算します。
室内と室外の平均温度差を20度として、この家の計算上の必要熱量を計算します。
Q1.4×118×20度×24H=79296W=約79.3KW
COP4のエアコンは使用電気量の4倍の熱量を作り出すので、必要となる電気量は
79.3KW÷4=19.8KW
24時間連続で1KWの電気を使うとして24KWの電気代を計算すると約470円。
470円×19.8KW÷24KW=約370円
一ヶ月の電気代は370円×31日=11470円となります。
同じことを蓄熱式暖房で計算します。
ETS-600TEJは有効蓄熱量42.7KW、最大蓄熱量51KWなので、実用熱効率は
42.7KW÷51KW=約0.84となります。
だから、必要となる電気量は
79.3KW÷0.84=94.4KW
夜間電力だけで蓄熱するとして電気代は1KW当り6.25円、
94.4KW×6.25円=590円
一ヶ月の電気代は590円×31日=18290円となります。
夜間8時間運転として、6KWと5KWの2台の蓄熱式暖房機が必要です。
COP4のエアコンと蓄熱式暖房器具の熱効率が約5倍あるので、このような差がでます。
電気料金の差が大きいといっても熱効率を計算するとエアコンの方が割安です。
おまけ
>>227
>6kw×約6h(蓄熱時間)×31日×6.25円(東北電力 時間帯別電灯B 夜間)
>=6、975円
>1.2kw(COP4)×約14h(使用時間朝〜夜)×31日×26.88円
>(東北電力 時間帯別電灯B 昼間)=13、999円
これがよくある数字のマジックで、熱量で比べると蓄熱は熱効率を入れないで一日36KWの熱量ですが。エアコンは1.2KW×COP4×14h=67.2KWと2倍近く多くの熱量を発生させています。
また、電気代も割高な時間帯別電灯Bの昼間の時間一杯で計算しています。
感想ですが、最近のエアコンの暖房に関してはCOP6以上の機種もあります。だから、これからの高高住宅で24時間暖房をするなら、エアコンの方が有利ですし、夏の冷房のことを考えるならなおさらのような気がします。