蓄熱式暖房について
1218:
匿名さん
[2008-11-19 16:50:00]
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1219:
匿名さん
[2008-11-19 16:51:00]
エアコン(冷房)が必ずしも必須ではない地域の実例 その2
計算に必要な条件等 蓄暖(19kW)相当分のエアコン容量を考えます。 既設のエアコン1台(暖房能力最大9.4kW)にエアコンを増設するわけですので、約10kW相当のエアコンが必要となります。大型のものは、COPが下がるので、暖房能力5.7kW(一番小さい容量)を2台増設すると仮定して計算をします。 現在の場合(蓄暖主暖房) 契約:東北電力やりくりナイト10 契約容量:13kVA(蓄暖19kW分の2kVA込みです) 基本料金:2,835円 夜間電力(1kWh):8.58円 昼間電力(1kWh):21.97円(〜80kWh) :29.65円(80〜200kWh) :31.78円(200kWh〜) 蓄暖の割引(19kW):3,591円(19kW分) ※暖房月に全て割り引かれると考えると(暖房月が6ヶ月なので) :7,182円 月間の蓄暖の電気使用量に対するコスト 100%稼動 :19kW×8時間×30日×8.58円=39,124円 42.2%稼動 :39,124円×0.422=16,510円 42.2%稼動で割引を差し引いた平均月額 :16,510円−7,182円=9,328円 蓄暖の暖房月の平均電気料金は 9,328円 となりました。 我が家の実使用状況での推定額です。 |
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1220:
匿名さん
[2008-11-19 16:52:00]
エアコン(冷房)が必ずしも必須ではない地域の実例 その3
今回はエアコンの増設により、エアコン暖房に切り替えた場合の計算をします。 エアコン主暖房 契約:東北電力やりくりナイト10 契約容量:14kVA ※蓄暖19kW分の2kVAを引き、増設したエアコン分3kVAをプラスします。 既設分(3kVAはコスト計算には入れません) 基本料金:3,150円 夜間電力(1kWh):8.58円 昼間電力(1kWh):21.97円(〜80kWh) :29.65円(80〜200kWh) :31.78円(200kWh〜) 基本料金増加分 :315円 ※暖房月にのみ加算と考えると(暖房月が6ヶ月なので) :630円 月間の蓄暖の電気使用量に対するコスト ※この部分はNo.1157さんのCOP、夜間と昼間の割合等の計算を使わせていただきます。昼間電力の単価は、現在でも200kWhを越えているので、その単価を適用します。 蓄暖1kWに相当するエアコンの1日当りの電力料金 1.33kWh ×8.58円 + 0.8kWh x×31.78円 =11.41円+25.42円 =36.83円 1ヶ月の蓄暖19kWに相当するエアコンの電気料金 100%稼動 :36.83円×19kW×30日=20,993円 42.2%稼動 :20,993円×0.422=8,859円 42.2%稼動、増えた基本料金分を加算すると :8,859円+630円=9,489円 |
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1221:
匿名さん
[2008-11-19 16:53:00]
エアコン(冷房)が必ずしも必須ではない地域の実例 その4
蓄暖とエアコンとの暖房月(我が家の2005年11月〜2006年4月)月間コストの差額 9,328円(蓄暖)−9,489円(エアコン)=−161円 我が家の場合、蓄暖のほうが、やや月々の負担が少ないという結果になりました。 イニシャルコストのほうも、エアコンを2台増設、償還期間をエアコンが10年、蓄暖が20年とするとややエアコンが割高になります。 稼働率が高いシーズンを使っていますので、年度によりばらつきも出てくると思います。 ちなみに、翌年(2年目)は稼働率が35%程度でした。これは1、2月が暖冬だった影響と蓄暖になれた為と思います。 ちなみに、43%付近が0になります。これ以下だと蓄暖が有利、これ以上だとエアコンが有利です。翌年の35%のときは、1,446円(蓄暖が安い)の差額がある計算になります。 地域により、かなり状況が変わってくると思います。このレスをごらんの方で、私と同じような環境の方も多く居られるのではないでしょうか。 また、仙台は気温の他の条件として、太平洋側ですので比較的晴れる日が多いと思います。その点では、稼働率を下げる要因になっているかもしれません。 また、関東や西日本などでも稼働率を100%として検討するとかなり大きな差になってしまいますが、稼働率を考慮に入れると差は今まで計算をしていただいた方々のものより狭くなると思います。 昨年からは、電気料金の値上げの為、1台のみ設置してあるエアコンを夜間電力時間帯のみ稼動させました。合わせて、窓際のコールドドラフトを抑える対策もとりました。 その結果、昨年(入居後3年目)はかなり電力の使用量を抑えることができました。 エアコン稼動だけの効果ではありませんが、参考に各年の2月を以下に紹介いたします。 夜間電力使用量 平均気温 2006年2月 2,556kWh 2.2℃ 2007年2月 2,022kWh 3.9℃ 2008年2月 1,853kWh 1.6℃ ※2008年が蓄暖+エアコンの夜間電力稼動+窓対策 エアコンをつけると風を感じますし、カーテンなどがあおられると、カーテン内の冷たい空気が室内に入り込みやすくなってしまいます(我が家のカーテンはカーテンボックスなどつけていませんので)。 そのために、窓際からの冷気の入り込みを防ぐため対策をしました。製品としては窓際あったかボード、冷気ストップパネルなどがありますが、同じ原理でエアークッションを使い対策しました。効果は抜群で、冷気の流れは殆ど感じなくなりました。 ちなみに、我が家はペア硝子(空気層12mm、Low-e)+樹脂アルミ複合サッシです。 |
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by 管理担当
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蓄暖とエアコンの比較計算が様々されていて、とても参考になります。
しかし、私の住んでいる地域(仙台)では必ずしもエアコンが必須の地域とは思えません。
ですので、こういう地域(我が家の実例)でエアコンと蓄暖のコスト計算を様々な方が計算されている例を参考に、比較計算してみたいと思います。
わが地域(仙台)は建売などの標準仕様では、リビングにエアコンが1台程度設置されているというのが現状です。
ちなみに、私もリビングに1台のエアコンが標準仕様で設置された売り建ての住宅を購入しました。
ご近所の方も、同じような感じです。この地域では一般的なようです。
売り建てでしたので、購入時に蓄暖を19kW設置しました。
標準仕様で設置されていなければ、エアコンの設置は考えなかったと思います。
それでも、1台エアコンがあるので、それを差し引いてエアコンを主暖房にした場合と現状の蓄暖の稼働状況も加味して計算します。
先に計算されている方は、設置した暖房容量を暖房期間100%稼動で計算されております。
実際は、暖房の設置容量は最低気温の日を基準に不足しないよう安全率も加味して、設置容量を決めるはずです。
ですので、期間を通して考えれば稼働率はかなり低いものになっていると思います。
我が家の実際の消費電力から稼働率を計算し、その値も加味して計算をしていきます。
また、長くなりますので、何回かに分けた書き込みになってしまいますので、宜しくお願いいたします。
まず、現在設置している蓄暖の稼働率を計算しました。
入居後初年度、3年前のデータで算出します(一番稼働率が高かった年)。
・暖房期間は2005年11月〜2006年4月、この期間の夜間電力消費量の合計が
14,247kWh
・上記期間に蓄暖がフル稼働(稼働率100%)で消費する夜間電力消費量合計は
19kW×8時間×30日×6ヶ月=27,360kWh
・上記期間の蓄暖以外の電力消費量を一日15kWhとすると合計は
15kWh×30日×6ヶ月=2,700kWh
・蓄暖の暖房期間の消費量推定値
14,247kWh−2,700kWh=11,547kWh
・暖房期間の蓄暖の稼働率推定値は
11,547/27,360=42.2%
ちなみにこの年は、厳しい寒さで、雪も多い年でした。
また、蓄暖に不慣れなこともあり、稼働率も高かったシーズンだったと思います。
厳寒期には、稼働率80%の日もありましたので、設置容量が過大ということではないと考えています。導入時にも断熱仕様に合わせて、容量計算、配置等を決めています。