基礎断熱にしようと思ってるんだけど、湿気対策も兼ねて床下にエアコン設置して冬場の暖房にも使おうと思うがメリット・デメリットを教えてくれ。
[スレッドタイトルを更新しました 2017/12/06 管理担当]
[スレ作成日時]2011-01-13 17:41:50
床下エアコンのメリット・デメリットを教えてください
789:
tk
[2016-03-08 16:19:42]
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>通気層やつながる屋根裏のチェックを怠らないのが良い
自宅を設計したとき、通気層の上端を軒下で開放するか、小屋裏につなぐかで迷いました。
結論は上端開放です。
ついでに窓枠の上部外壁にもスリットを入れておきました。
通気層のデッドスペースをなくしたつもりです。
これを考えるとき、アメリカ人の大工の達人が自己の経験を書いた本が参考になりました。
ポイントは、外壁の役割を明確に定義して二兎を追わないことです。
「水分を外壁内に入れない。濡れたらすぐ乾くようにする」
・風が強いときの雨は、風圧で外壁内部に浸透する。
・これを防ぐには外壁内外の圧力差をなくす。
・こうすれば、雨は重力で表面を流れ落ちる。
アメリカ人の好きな下見板張り(板を横方向によろい張りする方法)は、重ねあわせ部に頭の丸い釘を打って隙間を開けています。
確かにこうすれば内外の均圧は容易です。
日本で雨が外壁内に浸透するのは台風や強風を伴った雨のときです。
横殴りの雨が吹きつけたとき、外壁内外の均圧化が高速で働かないと外壁の隙間や窓枠の隙間から通気層内に浸水します。
高速均圧化を実現するには軒下で開放するほうが有利と考えました。
縦板張り外壁の場合も、通気層の上端を軒下で開放するほうが空気の流通がよくなり、乾燥しやすくなります。
通気層を小屋裏につないだら均圧化が遅れるため、外壁の役目を削いでしまいます。
外壁は雨よけだけと割りきったほうがよいと考えています。