基礎断熱にしようと思ってるんだけど、湿気対策も兼ねて床下にエアコン設置して冬場の暖房にも使おうと思うがメリット・デメリットを教えてくれ。
[スレッドタイトルを更新しました 2017/12/06 管理担当]
[スレ作成日時]2011-01-13 17:41:50
床下エアコンのメリット・デメリットを教えてください
7695:
tk
[2019-04-04 08:45:06]
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■tk式パッシブ換気の利点
(3)同じ設備で冷房ができる理由
床下エアコンを暖房に使うことは、だれでも当然と考える。
しかし、これが冷房に使えることを普通の人は信じられないようだ。
そこで理由を解説する。
冷房時の空気の流れは次のようになる。
①外気をシロッコファンで床下に取り込む
床下をエアコンで24℃に冷却除湿
②1階床の通気口から1階へ
空気は冷たいからそのままでは1階に上がらない。
シロッコファンが外気を取り込み、外気風量分だけ1階に押し上げる。
③1階で暖められた空気は階段を上る
1階は28℃なので上昇気流になっている
上昇風量は、対流がなければ外気取込風量と同じ
④2階の外周壁面、窓、天井が屋外から暖められて更に1.5℃温度上昇する
室温29.5℃では暑くて居られないからエアコンで28℃まで室内を冷やす
1階室温より下げた場合は、冷気が階段を降りて1階を冷やす対流が発生する。
夏の対流による風は涼しくなるから、好ましい現象だ
⑤2階壁面につけた排気口から外気に抜ける
排気量は、床下のシロッコファンで取りこんだ量と同じ
床下を冷房しても、シロッコファンで床下から1階に空気を押し上げれば、
後は1階、2階と気流が上昇するにつれて室温が上昇し、温度差換気が成立する。
室温を28℃にしていると、外気温の変化で床下空気と外気間の気圧差が逆転する。
室温より外気温が高いときは、床下圧の方が高くなり、外気温が低いときは床下圧の方が低くなる。
このような状況で新鮮外気を安定して取込むためには、シロッコファンが必須である。
tk式パッシブ換気は、床下シロッコファンで外気を吸い込むことにより、
冷たい空気でも温度差換気ができるようにした。
シロッコファンは常識を打ち破るキーエレメントである。