基礎断熱にしようと思ってるんだけど、湿気対策も兼ねて床下にエアコン設置して冬場の暖房にも使おうと思うがメリット・デメリットを教えてくれ。
[スレッドタイトルを更新しました 2017/12/06 管理担当]
[スレ作成日時]2011-01-13 17:41:50
床下エアコンのメリット・デメリットを教えてください
7394:
tk
[2019-03-08 09:05:36]
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tk宅は北総研のパッシブ換気マニュアルを基本にして温暖地向けに変更した。
大きな変更個所は次の2点である。
①換気経路と換気量の調整
北総研:2階は部屋ごとに床下と直結する往復ダクトがある。
tk式:2階空気をリターンさせずにワンパスで排気する。
そのために2階にエアコンを設置して冷気が1階に降りないようにした。
…北総研のパッシブ換気(温度差換気)はアスティブ換気(機械換気)に比べて換気能力が弱い。
そのため設計と運転が非常に難しい。
内外温度差が変化すると換気量も比例して変化するから排気ダンパーで手動調節する必要がある。
この欠点を補うために、tk式では床下に外気吸込み用シロッコファンを設置した。
これで暖房時だけでなく冷房時にも換気量を安定させ、手動調節を不要にした。
床下シロッコファンはパッシブ換気成功の決め手である。
②2階の暖房
北総研のパッシブ換気は北海道が前提なので冬季の暖房だけを考えている。
2階の各室は個別に床下で温めた空気を取入れ、冷えた室内空気を床下に戻している。
空気の経路は仕切り壁の空間やふかし壁を使っている。
tk式は床下に空気を戻さない方法を採用した。
床下エアコンの2階温度は、冬は1階より1.5℃下がり、夏は1.5℃上がる。
2階にエアコンを付けて1階と同じ温度にすれば、冬の2階空気は1階に戻らなくなる。
エアコン電気代は、2階エアコンを動かした分だけ床下エアコンの負荷が減るから変わらない。
熱源を無理に床下に集中するこだわりを捨て、2階エアコンは暖房だけでなく換気動力にも使っている。
③屋外排気
北総研は大規模な排気筒を付けて換気能力を補助している。
tk式は2階各室の壁に排気口を付けてある。
高価な排気筒の代わりに数千円のシロッコファンを使い、しかも換気量の調整を不要にした。