基礎断熱にしようと思ってるんだけど、湿気対策も兼ねて床下にエアコン設置して冬場の暖房にも使おうと思うがメリット・デメリットを教えてくれ。
[スレッドタイトルを更新しました 2017/12/06 管理担当]
[スレ作成日時]2011-01-13 17:41:50
床下エアコンのメリット・デメリットを教えてください
5674:
tk
[2017-08-14 20:20:19]
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おじさんの指摘により内外圧力差の計算の間違いがわかりました。
このような計算は50年ぶりで、頭が動くようになるのに時間が掛かりました。
結論は変更ありません。
以下訂正文
●第2種換気の室内/外気圧差と壁内結露の検討
概要
tk宅は第2種換気を採用している。床下に新鮮外気をシロッコファンで送り込み、2階壁の排気口で排気している。
第2種換気は外気圧より室内圧が高くなるといわれているが、tk宅は年間を通して室内外の圧力差はほとんどない。
この圧力差の状態を今日、実物で確認した。
基礎立ち上がりに長尺物(ハシゴ等)の搬入口がある。
搬入口を開けると基礎内から冷風が吹き出したが、床下循環ファンと外気供給ファンを停止すると吹き出しは停止した。
圧力計算の前提条件
・床下への外気供給量に較べて2階壁排気口の合計面積が充分広ければ、排気口の入口と出口の圧力差はほとんどない。すなわち、排気口付近の室内と屋外との圧力差は、室内が僅かに高くなって平衡する
・地表面から2階排気口までの高さ:5.5m
・空気温度が1°C低下すると1/273だけ空気密度が高くなる
夏季の例
・室温:28°C
・外気温:35°C
と仮定すると、内外温度差:7°C
基礎内の地表高さの圧力は、地表面外気圧より0.18mmH2O高くなる。
冬季の例
・室温:20°C
・外気温:0°C
と仮定すると、内外温度差:ー20°C
基礎内の地表高さの圧力は、地表面外気圧より0.52mmH2O低くなる。
●ガラスウール断熱材の結露状況の検討
夏季の場合
地表高の室内圧力は外気より0.18mmH2O高い。
内外圧力差は、室内空気が断熱材に侵入する方向になる。
室内空気は外気よりも乾燥していて、漏れた空気が外壁側に近付くと温度が上がり、相対湿度はさらに下がる。
したがって壁内結露は起こらない。
冬季の場合
地表高の室内圧力は外気より0.52mmH2O低い。
屋外空気が断熱材に侵入する可能性があるが、室内空気は外気より温度が20°C高いから、漏れた空気が内壁側に近付くにつれて温度が上がり、相対湿度がさらに下がる。
したがって結露は起こらない。
tk宅は室内側の壁枠に気密シートをシーリング材で貼り付けてあるから、室内空気の漏洩は起こらないはず。工事不良で漏れる個所があっても、上記の理由で壁内結露は起こらない。