基礎断熱にしようと思ってるんだけど、湿気対策も兼ねて床下にエアコン設置して冬場の暖房にも使おうと思うがメリット・デメリットを教えてくれ。
[スレッドタイトルを更新しました 2017/12/06 管理担当]
[スレ作成日時]2011-01-13 17:41:50
床下エアコンのメリット・デメリットを教えてください
3919:
入居済み
[2017-02-26 23:26:51]
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>No.3916
>④基礎パッキン工法での樹脂基礎パッキンに替わる工法として、構造用合板15㎜×2を代用。
>12年後の沈下具合とか、カビ菌による腐食具合とかを体験報告してほしい。
>できれば、現況報告として床下の写真も載せてほしい。
私も写真や現状報告を見てみたいです。
基礎断熱で基礎パッキンを使う目的は床断熱のそれとは反対ですよね。
床断熱なら床下に通気させる目的で基礎パッキンを使いますが、基礎断熱なら床下の気密に使われるものです。
同じ「基礎パッキン」といっても物は全く異なります。
基礎断熱用の基礎パッキンは樹脂製以外にも様々な素材の物が使われていますし、そもそも基礎パッキンを挟まずに直接コンクリートに土台を載せている施工例もあるようです。
基礎断熱における基礎パッキンの目的は
①気密
②不陸調整
③断熱
④腐朽防止
等でしょうか。
①と②について
ある程度の施工精度でレベルが取られた基礎天端であれば基礎パッキン無しでも気密は取れるでしょう。
コンクリートに比べれば土台に使われる木は柔らかいですから、僅かな不陸は土台が変形して吸収できます。
であれば構造用合板を挟んでも特に問題なさそうです。
蟻返しとして銅板等の展延性の高い金属を挟めば尚良いように思います。
実際、tkさん邸は金属板で蟻返しを施工してあると以前読みました。
他にも、そのような施工をしている例もネットで見たことがあります。
基礎天端の不陸が大きければ、その部分が大きな気密欠損となってしまうので、樹脂製よりもゴムやスポンジ素材のパッキンを使った方がより安全でしょうが、基礎と土台の間に気密欠損があっても、後から気密欠損箇所を埋めれば良いので、余分な施工手間が生じるだけで、致命的な問題にはならないと思います。
②について
基礎断熱で基礎パッキンを挟む目的の一つにのは、断熱もあるようです。
木材よりも熱伝導性が高いコンクリートに土台から熱が逃げないように(夏ならコンクリートから土台に熱が伝わらないように)する、更にはパッキンそのものが熱橋とならぬよう外側に断熱材を張り付けたパッキンが城東テクノから出てますね。
ただ、超高断熱を目指すのであればいざ知らず、樹脂製のパッキンを使ったからと言って劇的な断熱効果があるとも思えませんし、構造用合板でも問題ないのではないでしょうか。
④腐朽防止
ご指摘のとおり、基礎パッキンんは腐朽対策もあるのでしょう。コンクリートは内部に大量の水分を含んでいますから数年掛けて化学反応が進むまでは水分の放出があります。
土台と基礎コンクリートの縁を切って腐りにくくしているのかもしれません。
同様に土台水切りの下から回り込んだ雨水等があっても土台と基礎コンクリートの縁が切ってあれば土台は傷みにくいのかもしれません。
この点は温暖地で早くから基礎断熱をしていたtkさん邸の基礎部分がどうなっているか是非ご紹介いただきたいと思います。
私の予想では何ら問題のない状態だろうと予想します。
なぜなら、コンクリートからの放湿は雨水が掛かるような状況とは違いゆっくりとしたものですから土台木材の吸放湿で排出できるように思えるからです。接触面積も狭いですし、土台水切りを回り込んで土台に雨が掛かる状況が頻繁にあるとも思えません。
蛇足として、構造用合板15mm×2の利点として、土台高さを30mmも上げられるという点はどうでしょう?
床下で作業していると少しでも土台が高い方が便利ですし、床下の高さがある方が基礎内の空気を循環させるのに有利だと思われます。