プロデュース会社に勧められて分離発注で新築中ですが、しょっちゅう職人から電話があるし、現場に行けば近所のクレームがあるし、設計事務所が設計したのがつじつまあわないとすぐに追加になるので、予算はオーバーするし、現場のゴミは誰が出したのかわからないので、どんどんたまっていくし、ついにはおとなりの塀に車をぶつけたやつがいて、職人に聞いても全員「俺は知らない。」だし、他の現場が忙しいと来ないし、職人がかちあうと、また電話が来る。
プロデュース会社いわく、職人に直接払うから、工務店があげる利益分安くなる。なんていってたけど、設計と現場のつじつまがあわないとガンガン追加になるから予算はとっくにオーバー。現場打ち合わせや近所のクレーム対応や事故の始末を考えれば、工務店に頼んどいた方がよかったかも?と思い始めています。
こんなにめんどくさい分離発注で、家を建てた人って、本当にいるんですかね?
[スレ作成日時]2012-05-11 23:04:48
分離発注で完工した人って本当にいます?
156:
匿名さん
[2015-03-31 10:09:12]
|
建築の世界では、分離発注とは、一括で建築会社に発注せず、建物(上物)は建築会社(鹿島、大成建設等)、電気は電気設備会社(関電工、きんでん等)、空調は空調設備会社(高砂熱学、大氣社等)、給排水衛生は給排水衛生設備会社(西原衛生、斎久工業等)と工事種別毎に個別発注する事です。メリットは利益が建築に集中しないで、各社が適切なる利益を享受出来る事です。
官庁の建物では、分離発注が通常です。特殊な工事以外では、全て分離発注です。
この場合、各社がプロですし、元々一括発注でも、建築会社は電気、空調、衛生会社に丸投げしているので、仕上がりは同じです。
個人住宅の場合は、分離発注をする際の留意点として、製品クレーム、工事クレームがスマートに切り分けられるかが、焦点です。
例:テレビ等の家電製品であれば、電話処理で完結します。エアコンは工事込みであれば完結出来ますが、工事を別にするとクレームの切り分けが困難です。それを回避する為に、上記建築の分離発注パターンを推奨します。電気屋さんには、照明器具、各種器具持ちで発注、衛生屋さんには、便器、シンクユニット、洗面台、ユニットバス等器具持ちで発注、建築屋さんには、建物のみを発注して、雨漏り、水漏れ、漏電等のトラブル発生時にクレーム切り分け、後々の改修交換に対処する事が必要です。
計算上は、建築屋さんが取っていた電機、衛生屋さんの上乗せ利益分が安く出来ます。唯、総合管理として分離金額の3㌫位を建築屋さんに支払う事で、現場はスムーズに進行します。