元々が、気密性を確保する為の工法でもあるツーバイ系住宅だったが、
御存知の通り、日本は一部地域を除いて、殆どが高温多湿地帯です。
「魔法瓶の様に」とは、高気密化を謳う際の常套語でありますが、
果たして本当にそれが、正しい最良の住環境と呼べるでしょうか。
確かにツーバイや木質パネル等と呼称される枠組壁工法には、
戦前から戦後、そして高度経済成長期に掛けて発展したそれまでの在来軸組工法では、
到底及びもつかない耐震性がある事は、否定のしようもありません。
しかし時は経ち、嘗ての在来軸組工法にも、
耐震性を引き上げるべく様々な工夫、改良が施されてきた事もまた、否定出来ぬ事実の筈です。
枠組壁工法自体を頭ごなしに、乱暴なやり方で否定も誹謗もする心算はありません。
但し、余りにも簡略化された結論への誘導には、一抹の不安と抵抗感を覚えてしまいます。
如何でしょうか。
私は住宅建築のプロフェッショナルでもなければ、現場側の人間でもない、
上にドが付く素人ではありますが、だからこそ素人ならではの目線は持ち合わせてます。
一緒に、真面目に、私と語り合いませんか。
[スレ作成日時]2011-10-29 19:49:27
【緊急提言】枠組壁工法(2×系)は我が国に似わない!
12:
匿名さん
[2011-10-30 11:13:22]
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by 管理担当
こちらは閉鎖されました。 |
貫や複雑な相欠きを組み合わせて造られる在来の建物は本当に凄いです。
建てた後の木の乾燥や反りの事まで考えていて、何年経っても緩みやひずみも無く、大きな揺れに合ってもちゃんと建物を支えている。
こうした事が出来たのも、おっしゃるように生きている木を扱うからこそ必要な知識であったのだろうと思います。
しかし戦後、多くの建材は国内で切り出された木材による建物ではないでしょうし、工場で生産・加工された材料なはず。
ぞれぞれの木が経年でどの様に痩せどの様に反るのか。。。そうした事を知るうえでの産地や木の年輪、木目すら読みとる事が出来ない木材を使っているのが実情と思います。
そうした建材を扱うようになり、互いの木の合わせを知り考えて組む、といった事が出来なくなり次第に必要なくなったのでしょう。
結果として単に合わせてクギで打って建てる、といった事となってしまった在来工法は、経年による緩みやひずみを伴い、更に弱くなってしまったのであろうと思います。
こうなってしまった事を軽視したために、阪神淡路といった震災で多くの在来工法の住宅が倒壊したのではないでしょうか。
残念な事に今は複雑な相欠きを組むといった機会も少なく、そいした技術の継承も難しくなっています。
そうなると、今ある建材を生かし強い建物とする、といった工法が対等してくるのは当然な事と考えます。
こうした工法の前では、部材の原産地であるとか旧来ある工法だから、といった事はすでに言い訳でしかなくなっている事を承知する必要も、これからの建物に携わる者には必要だと思うのです。
より新しい事を認め柔軟に吸収して行かなければならない時代なのでしょうね。