パナホームについて語りましょう
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[スレ作成日時]2007-05-01 14:14:00
\専門家に相談できる/
パナホームについて ★パート2★
1016:
内部通報者
[2008-02-19 09:29:00]
商品開発に携わっていたものです。軽量鉄骨のメリットディメリットですが、構造計算が仮定しやすさがあります。木造の場合外力(地震力や風力)を筋交いの負担できる力で割って必要な筋交いの数量を出します。しかし筋交いの負担できる力は木の材質寸法固定方法によって大幅にちがいますし、必ずしも標準があるわけではありません。また各筋交いが均等に力を負担するものでもありません。例えば屋根にかかる力がどういう経路で基礎まで届くかは検討外です。ではなぜこのような簡便な方法が採用されたかというと木造の大家の故杉山英男先生が手計算でできる構造検討を提案されたことに始まります。一方鉄骨ラーメン構造はコンピュータでマトリックス法という構造解析法を取っています。これは力のつりあい、弾性の法則、適合条件を行列の形で入力して連立1次方程式を解くもので高い精度が得られます。軽量鉄骨は節点(柱と梁の接合部)を剛(硬い。弾性域では例えば90度が保たれる。)になることはありませんから、Pホームのラーメン構造表示は不当表示です。計算上は節点に回転ばねがついているものとしているので実務上は問題ありません。しかしこれで安全かといえば必ずしもそうとは言えず、細い材料を使ったときの座屈(細い材料を圧縮したときピョコンと曲がってしまう現象。オイラー座屈が代表)と局部座屈(断面の一部、例えばフランジが部分的に曲がってしまう。)は木造より弱いといえます。メーカーは許容圧縮応力度をチェックしているからといいますが、局部座屈はもっと複雑検討をしないと大丈夫といいにくいのです。以上が構造計算しやすさの説明ですが、施工上はもっと大きな問題をもっています。長くなったので次ページで。
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by 管理担当
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