注文住宅 ハウスメーカー・工務店掲示板「四季工房の家の結露に対処された方、どのように解決されたか教えてください」についてご紹介しています。
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入居済み住民さん [更新日時] 2024-04-20 10:06:43
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2013.08.28屋根裏を点検したところ、棟木周りに熱気が滞留していて、結露・黴が発生していました。
引渡しから15か月程しか経っていませんが、恐らく結露を繰り返した結果、ポツポツと黴が生えたのだと思われます。
屋根断熱材をくり抜いた形で設置されている「空気取入口」と称する穴に手を翳すと、すごい熱気で忽ち手が濡れました。

エアパス概念図では、屋根面を上ってきた空気がこの「空気取入口」から小屋裏に入り、それが「小屋裏換気口」から空に向かって放出されるように描かれていますが、実際は「空気取入口」は「小屋裏換気口」より高い位置にあるので、高い位置から出た熱気が低い開口部へは流れておらず、「小屋裏換気口」上部も結露しています。
また、「小屋裏換気口」エリアは屋根の長さの1/4程しかありませんので、滞留している熱気で棟木周りが蒸しあげられている状態です。

とりあえずこの「空気取入口」を塞ぐことを考えたのですが、本来なら屋根通気層から棟換気へ排出すべき夏の日射熱を、エアパス工法では屋根裏に取り入れてしまっているので、塞いでしまうとこの日射熱を閉じ込めてしまうことになります。
断熱材に開けられた穴を塞ぐと同時に、通気層を本来あるべき形に修復する必要があると思っていますが、大工事になってしまいます。
気休めに天井点検口を開け放して家中の窓を開けていますが、このままでは棟木の結露が繰り返され、木材強度が落ち、屋根が支えきれなくなると懸念しております。

いろいろ調べていて、この掲示板に「四季工房の家は結露がすごく被害者の会も出来ている」との書き込みを見つけました。
屋根がこういう状態なら、見えなくなっている壁の中もどうなっているのか本当に心配です。
その会にコンタクトを取って解決策をご教示いただきたいと思っているのですが、探せませんでした。
四季工房の家の結露に対処された方、どのように解決されたか教えてください。

[スレ作成日時]2013-09-08 16:59:23

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四季工房の家の結露に対処された方、どのように解決されたか教えてください

500: 購入経験者さん 
[2014-08-17 13:02:24]
 「購入経験者」とは言いにくいのですが、10年ほど前に引退された大工さんに協力してもらい、教えを請いながら一緒に家を建てました。建築には数年かかり、未完成部分も残っていますが、数年前から親も引き取って住んでいます。

 四季工房の家とは関係ない通りすがりのものですが、自分の家を建て始める前に断熱や通気工法も少し勉強しました。15年前の状況は、色々な断熱材や工法が乱立しているものの、実績が20年ある工法はほとんど無く、良く言って理論だけ、悪く言えばただの思いつきと言われても仕方が無いものも多いような状況でした。その時の知識や実際に家を作っての経験がどれだけお役に立つかはわかりませんが、スレッドをざっと読ませていただいて、いくつか気になる点がありましたので、少しコメントさせて下さい。

1)小屋裏結露の原因は本当にエアパス工法か?

 スレ主さんは小屋裏の結露の原因が、エアパス工法の欠陥および断熱欠損にあると考えておられる様ですが、これは本当でしょうか。

 一般論としては断熱欠損は無い方が良いわけですが、例えば大きな開口部はどうしても熱の逃げ道になります。通気も取らねば窒息して死んでしまうわけで、国は高気密住宅を造らせておいてシックハウス症候群が続出するとあわてて24時間機械換気を義務付けるという責任逃れをしている有様です。

 つまりどんな家屋でもある程度の外気の侵入と熱の移動は避けられないわけですが、それで必ず結露するわけではありません。しかしスレ主さんは8月という一番暑い時期の体験として以下のように書かれています(投稿日と体験日が同じと仮定しています)。

>「空気取入口」と称する穴に手を翳すと、すごい熱気で忽ち手が濡れました。
>エアパス概念図では、屋根面を上ってきた空気がこの「空気取入口」から小屋裏に入り

 この記述に私は違和感を覚えました。

 「すごい熱気」とのことですので、暑い晴天の日だったと思われます。しかし真夏の晴れた日に冷房も入れてないのに結露するのは考えにくいことです。

 手の温度は多分36度前後。空気は屋根面を登って来ているので、屋根の端の段階では外気温またはそれより少し高い程度の空気が太陽の直射を受けた屋根面で加熱され、上昇して「空気取入口」から小屋裏に入って来たはずです。

 軒先では体温とあまり変わらない温度だったと推定されるので、そこで飽和水蒸気圧だったとしても、なぜ「忽ち手が濡れ」たのでしょう。その場合「空気取入口」から流入した空気の水蒸気は飽和に近い状態だったはずです。高温なのになぜ飽和水蒸気圧近くになったのでしょう。屋根面を上って来る途中で絶対湿度が上がったことになります。水分の動態がうまく説明できません。

 四季工房のHPに掲載されているエアパス工法の概念図は小屋裏が無いので、スレ主さんのお宅と構造が違う部分もあるでしょうが、小屋裏の「空気取入口」から噴き出す空気が飽和水蒸気圧に近い状態とすると、その水分がどこから供給されたのかを追求しなければなりません。壁を立ち上がって来た段階で過飽和だったとは考えにくく、屋根面で水分が供給されていないと記述されたような現象は起こらないからです。

 スレ主さんのお宅の環境はわかりませんが、水分は環境から供給されたか、エアパスの仕組みから供給されたか、それ以外のソースから供給されたかのどれかということになります。エアパスの仕組みから供給されたとすると、その経路とソースを求めねばなりません。環境からの場合は、エアパス工法でなくても結露等同様の問題が発生する可能性があります。それ以外のソースの場合は、四季工房やエアパス工法について論じる前に、水分のソースを特定して供給を絶たねばなりません。

2)断熱欠損と通気工法

 スレ主さんは断熱欠損を結露の主犯とされています。断熱欠損があれば結露の可能性が高まりますが、必ず結露するわけではありません。一方通気工法の効果を上げようとすると、断熱材に穴を開けて通気した方が良い場合もあります。結露した水分を蒸発させるためには通気が必要だからです。

 わが家も一応外壁の内外両面に通気層を設けています。外壁は基礎上端から吸気して軒下から排気して主に外壁の冷却と壁体内の乾燥を担当しています。内壁側はエアパス工法同様に床下から吸気して内壁最上部で断熱材を抜けて屋根面に抜け、屋根材の内側を屋根の熱で棟木部(わが家はエアパス工法の概念図同様天井がありません)に上がって行きます。

 エアパス工法では断熱材はポリスチレンの様ですので、水分を溜め込む可能性はありません。わが家の断熱材はロックウールですので、結露すれば吸着してしまい、水分の供給ソースになる可能性があります。

 それにもかかわらず、わが家では今のところ結露が起こったことはありません。わが家の屋根とスレ主さんのお宅の小屋裏では何らかの熱環境が違うのかもしれませんが、わが家の屋根でも断熱欠損と「空気取入口」があるのに結露しないことを考えると、結露の原因は単純な断熱欠損ではない可能性があります。もちろんエアパス工法の欠陥の可能性も否定できません。

3)エアパス工法の謎

 その意図は無いのですが、ここまでの記述がエアパス工法の擁護と思われた方もいるかもしれません。しかし私はエアパス工法に根本的な疑問を持っています。ただし私のエアパス工法の知識は、今日このスレッドを読んで知ったことと今日四季工房のHPを読んだだけのものです。誤解している部分もあるかと思いますが、本質的な問題もあるように感じましたので、気になった部分をまとめておきます。

(1) 熱の移動の問題

 スレッド中に書かれていたことで、四季工房の公式見解としては確認していないのですが、「南側の熱で北側を温めるので熱環境が均質になる」ような記述がありました。しかし熱は上に行くことはあっても下がって来ることはないので、必ず上下に温度勾配ができます。記述の実現には上部の熱を下まで送る作業が必要です。つまり棟木部の暖かい空気を送風機等の動力で北側の床下などに送らなければ、または北側の冷涼な空気を南側に送らなければ均質な熱空間は実現できません。

 OMソーラーなどでは小屋裏と床下をパイプでつなぎ、ファンで空気を熱媒体として移動させることで熱の移動と均質な熱空間を実現しています。ダンパーや通気口だけでは不可能です。エアパス工法はパッシブソーラーにも関わらず、HPの図には冬に上から下への暖気の流れが書かれています。

(2) 壁体内外の通気は必要か

 スレ主さんが問題にしている点ですが、エアパス工法では断熱層に多数の穴を開けて、壁体の内外で通気を取っている様です。ダンパーや通気取入口の数は1軒に200個ぐらいありそうです。断熱しておきながら200個穴を開けるというのは確かに不思議です。ただし「気密」「断熱」「乾燥」は、全て重要にも関わらず相反するものです。断熱を犠牲にしても「乾燥」を最重視した場合はエアパス工法も有りかもしれません。しかしそれでなぜ小屋裏が結露するのか説明できません。また乾燥を重視するなら柱だけで壁の無い伝統的な住宅で実現できていたわけで、高性能な住宅とは言えません。

 それにしてもどこで湿度が上がるかの解明が必要です。壁体内の断熱材はスチレンフォームの様ですので、吸水しないはずです。通気を重視していれば、乾燥が進むはずです。とすると、外壁や屋根からの漏水や、構造材にグリーン材を使っているとか、漆喰や塗り壁などの含水率の高い建材を使っているとか、配管からの漏水、基礎(地面)からの水分供給などの可能性が全て否定された場合は、通気を取っているにもかかわらず屋根や壁体内で結露しているということになります。

(3) 五角形にMDFで造られた小屋裏の換気用ボックスは有効なのか

 HPの概念図によると、エアパス工法では小屋裏が無くうだつがあることが前提になっている様です。しかしスレ主さんの家には小屋裏があり、そこにうだつのかわりにMDFの五角形の換気用ボックスが設置されています。この換気用ボックスが実績があるものか、効果があるものかが謎です。棟の最上部に通気用の金物を付けて直接抜けば効果的なものを、わざわざ一度小屋裏に入れてから換気用ボックス経由で抜く理由は何なんでしょう。せっかく小屋裏を断熱しているのに熱風を導入して、どういう良いことがあるのでしょう。

4)スレ主さんの主張に関するコメント

 エアパス工法に疑問があるように、結露以外のスレ主さんの主張にも一部疑問を感じましたので、簡単にコメントしておきます。

(1) 外断熱工法について

 四季工房が内断熱(壁体内断熱)を外断熱と謳っているのは大変けしからんことだと思いますが、スレ主さんの主張が全て事実であると仮定しても、外断熱工法を取るべきかは一考の余地があると思います。内断熱の場合、柱や間柱などの木製部分が断熱欠損になるとされていますが、木材の断熱性能はかなり高いので、大きな問題ではありません。問題が起こるとすると、3寸5分の柱の場合実質100ミリが断熱材の厚さの限界になるということです。しかしこれも胴縁などで持ち出せば回避できますし、構造材を4寸や4寸5分にすれば、大きな費用増ではないのに断熱性能と同時に躯体の寿命も延びることになります。

 大きな問題は断熱材と柱の間の隙間でしょう。これは断熱材を充填すれば解決しますが、コストは上がります。わが家の様に120ミリの柱に100ミリの断熱材(ロックウール)を施工して残った20ミリの隙間を通気層にするような設計の場合、断熱材を充填するためには、通気層確保のために全て100ミリの所に板(壁)を張らねばなりません。はめ込むだけの場合は断熱材の施工は簡単そうですが、筋交が通っていたり、開口部周りは定尺でないなどの問題があってやはり四苦八苦します。

 外断熱の場合のデメリットについては四季工房が言っていることもあながち間違いとはいえません。躯体まで届くビスを打とうとすると、断熱材が100ミリ、その内外に20ミリの通気層を取って外側に25ミリのサイディングを張ると、サイディングは別途金物で止めるとしても165ミリのビスが必要です。それでも構造材には25ミリしか刺さっていない。タイルなど質量のある外壁材を使う場合は不安を覚えます。では180ミリのビスを揉むか。

 実際にインパクトドライバーで長いビスを打ったことがあればわかるのですが、乾燥材にビスを打つには下穴を開けないとあっという間にバッテリーが上がってしまいます。キリとドライバーの2丁持ちで打って行きますが、180ミリのキリなんて普通はありませんから高いキリを買いますが週1本位は折れます。ビスも下穴を開けてステンのビスを打っても100本に何本かは折れます。断熱材はビスと胴縁の精度だけで張って行くわけで、隙間を作らないのは至難です。というわけで職人は嫌います。結果通気層や断熱材の厚みが薄くなり勝ちということになります。内断熱の場合の作業は厚さによってそれほど変わりません。ただし隙間は出来勝ちです。

 コンクリートの場合は外断熱しかありませんが、木造の場合は両方を検討する価値があると思います。重要なのは断熱と密閉と通気、乾燥をいかにバランスさせるかです。断熱だけにこだわっても住みやすく長持ちする家にはなりません。

(2) 透湿防水シートの施工位置

 スレ主さんは透湿防水シート(タイベック)の施工位置が標準と違うことを問題と考えている様です。標準的に施工できるのならもちろんその方が良いわけですが、これまた現実的な問題が発生します。というのは、エアパス工法のおかげで内壁に100カ所以上の穴が開くからです。防水シートにも100カ所以上穴を開けて防水しなければなりません。

 わが家では透湿防水シートの施工ももちろん自分でやりましたが、開口部が結構大変。シートを防水テープで貼って行きますが、難しい形の部分とかあるわけです。でも業者に頼むとタッカー(大型ホッチキス)とかで打ってお終い。これは屋根の防水シートでも同じです。ホッチキスの針で打つので当然穴が開きます。しかし開口部だけは漏水が目立つので防水テープでしまいます。丸い穴を沢山開けるなんて気が遠くなります。

 エアパス工法ではその開口部が100-200個増えるわけです。一つ一つ位置を決めてシートに穴を開けるだけでも一仕事。さらにそこから浸水しない様防水テープで養生しなければなりません。これは結構な手間です。そもそも透湿防水シートはグラスウールなどの水分を溜め込みやすい断熱材を乾燥させるためのもの。スチレンフォームなら重要性は下がります。しかし外壁の防水性が甘い場合は重要な役割があります。穴の少ないサイディングの下に張った方が防水も完全になるしコストもかからない。こう考えても不思議ではありません。この場合実は透湿性はいらないんでビニールでも良いんですけどね。

(3) 断熱欠損が悪か

 一般的には悪です。しかし外断熱に断熱欠損ができにくいとしても、厚い外壁を構造材に長いビスで打つのでビスがヒートブリッジになります。またそもそも日本の家は開口部が大きく、そこからの熱損失を防がないと、壁体だけ高性能でも全体の断熱性は上がりません。密閉性も重要ですが、多くの場合は結局家全体を大きなビニール袋に入れてしまったような作りになってしまいます。換気が不十分だと健康に悪いし、躯体に結露や浸水があっても湿気が抜けないので家の寿命が短くなります。

 言いたいことは、多分断熱欠損自体も問題なのでしょうが、エアパス工法の通気の考え方自体に問題があるのではないかということです。断熱欠損があっても、その通気口をビニールで塞げばそのビニールに結露するのでしょうか。多分しないでしょう。断熱欠損があっても通気しなければ結露しないのです。問題は高湿度の空気が躯体内に存在すること自体です。本質的には躯体内の湿度管理の問題であり、断熱欠損は付随的な問題という気がします。

 屋根材の下側を流れる空気はどこから入って来るのでしょう。概念図を見ると外壁の内外の通気層を上がって来た空気が2階の外壁最上部で内側で合流し(内側で合流するのも謎です)、屋根最下部で屋根上面の防湿層の内側に抜けているようです。温度的には既に南側の外壁で温められているので、湿度は下がっているはずです。それが屋根面でさらに加熱されるので、湿度はさらに下がるはずです。それなのに屋根上部の「『空気取入口』と称する穴に手を翳すと、すごい熱気で忽ち手が濡れました」となるわけです。

 実際の構造や施工を見ていないので原因の特定は出来ませんが、断熱欠損だけの問題ならエアパス工法の家では全て同じ問題が起こるはずです。もし全てのエアパスの家で問題が起こっているわけではないとすると、スレ主さんの家だけ、または同じタイプの家に何らかの設計上または施工上の欠陥があり、それによって暑い時期にも結露が発生しているのではないでしょうか。

 例えば屋根に水漏れがあったり、配管からの水漏れがあり、屋根の中または外壁の中に大量の水が溜まっているのではないでしょうか。または通気の問題で屋根や壁の中で大量に結露しているのではないでしょうか。その水が通気設計が不十分なため(または通気設計の能力を超える漏水があるため)屋根裏で再度結露している可能性が高いと思います。工法だけの問題とは限らないので複合的な視点から多面的に問題を点検されることをお勧めしたいと思います。

 長文失礼しました。


 



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