現在木造2階建てを設計中で3月下旬に着工予定です。敷地は東西にやや長い長方形で周辺は古くからの宅地です。地盤調査(スウェーデン式サウンディング試験)結果はおおむね以下の通りです。
・土質は粘性土
・表層から-1mまでが0.75〜1.0KNの自沈層
・-1mから-3mまでは換算N値3.6〜3.8
・東半分は-3mから-4.25mが0.5〜0.75KNの自沈層、
西端ではこの自沈層が-3mから-7mの範囲に拡大
・それ以深は換算N値6.0以上の比較的硬い地層
調査会社の結論は柱状改良が必要とのことです。HMの社内基準でも改良が必要との結論になるそうですが、担当営業さんは「柱状改良までは必要ないでしょう。建物配置が決まった段階で再度基礎周辺を調査して、必要なら表層改良しましょう」と言っています。客観的根拠があるわけではなく、営業さんの経験?に基づく意見のようです。柱状改良の費用は150万程度らしいので、安心のためには高くついてもやっておくべきかとも思うのですが、やればやったでセメントのゴミを地中に埋めるような気がして将来の建て替えや売却時が心配です。営業さんの言うとおりに進めてよいものかどうか悩んでおります。アドバイスがありましたらお願いします。
ちなみにその土地には1年前までは設計中と同規模の木造2階建てが建っており、長年何事もなかったそうです。ただしその家は束基礎で、今度の家はベタ基礎です。
[スレ作成日時]2008-01-22 22:49:00
地盤改良は必要でしょうか?
45:
設計中
[2008-01-29 02:21:00]
|
46:
44です
[2008-01-29 08:46:00]
スレ主さん
となれば、業者のしがらみのない調査会社を使ってご自分で納得がいくまで調査をさせてもらったらどうですか。そこまで意図がはっきりしてるのであれば、ここでああだこうだ言っているよりも行動あるのみです。もしかしたら地盤改良をしなくても、割高な金額で保証をしてもらえる保険もあるかもしれませんし、何よりその土地が本当に改良が必要なのかどうなのかをご自身が納得いくまで調査されることが先決だと思います。 参考までに、コンクリートの柱を心配されるようでしたら、EPS(発泡スチロール!?)を敷いて浮力で沈下を防ぐ浮き基礎工法の1つでコロンブス工法というものがあります。ただ、施工できる会社が少ないこと、特許の絡みもあり、費用は柱状改良よりかかりますよ。また、浮き基礎の延長で昔ながらの工法で丸太を敷いて浮力を出す方法もありますし、効果の程はわかりませんが、シートを敷いて不同沈下を防ぐ工法も最近はあるみたいです。ただし、保証との関係はわかりませんし、スレ主さんの場合適さない土地かもしれませんが。 |
47:
匿名さん
[2008-01-29 08:58:00]
スレ主さんへ
43です。 正直な気持ちを言いますが、地盤改良に対してそのような解釈をされるのであれば、 その土地を選択するするべきではなかったでしょうね。改良不要な土地を探すべきですよ。 こう書けば元もこも無いかもしれませんが、地盤改良とはそういう物ですよ。 今そこに建築するために必要な対処方法ですよ。将来、未来のその土地の行方に対する 対策方法ではない。目的が違う。残念ながらその土地はアナタには不向きだったんでしょうね。 調査結果からは、表層改良じゃ対処しきれない。柱状改良、若しくは杭基礎による対処しか 選択の余地は無いと思います。あとは100%自己責任で改良しないことを選択するかな。 改良しないことに責任を持ってくれるHM、建築士、施工業者は無いでしょう。 |
48:
素人
[2008-01-29 09:37:00]
>47さん
まさしく、そうですよね。 私も、かなり以前のレスにて下記コメントを書きました。 「40〜50年先のコンクリートのゴミの心配するならば、その間の地震の心配したほうが良いんじゃないですか?」 自分が生きている間の事より子孫の時代のことを、もっと言えば地球の環境問題に真剣に考えてる?スレ主を尊敬よりも、理解に苦しみますね。 何か長々と演説されてますが、何が言いたいのか・どうしたいのかサッパリわかりませんね。 この手の方は、家を建てだしても「ああだこうだ」と言うんでしょうね。 |
49:
契約済みさん
[2008-01-29 10:08:00]
家が建って数年後
地震で家が倒壊し 家族が犠牲に! HMに文句を言っても 地盤改良しないからだ! で、終わり。 そうなってから後悔しても遅い! 私の家も40数年家が建っていた所に 建て直したが、 地盤改良しました。 地盤改良は家の保険ではなく 家族への保険です。 |
50:
ゼネコン社員
[2008-01-29 10:17:00]
鉄筋も入らないコンクリート(というかセメントミルクと土の攪拌ですが)の強度が50年やそこらでは劣化しません。空気にほとんど触れませんから中性化もしにくい。ですから50年後の建替えもそのまま使えますし、もし、そのとき地下室を作るなら邪魔になりますが、引き抜きするんじゃなく該当部分をはつればいいと思います。地盤改良がゴミと化す前に、よう壁が使い物にならなくなるでしょう。不動沈下して斜めの家に住み続けるリスクや地震のリスクとと50年後?の事を比較していること自体、理解に苦しみます。
|
51:
13
[2008-01-29 10:31:00]
私はスレ主さんのおっしゃること、よくわかりますよ。
解体まで含めた、ライフサイクルコストを考えて住宅建てる人や業者は本 当に少ない。 さて、工法の選択ということであれば、費用の問題と支持層の問題がなけ れば鋼管杭でいいのではないでしょうか。鉄ですから上の方を掘って切断 するのは簡単なように思います。そもそも再建築の際は、鉄筋コンクリー トの基礎を壊すわけですから、手間としては同じようなものではないでし ょうか(自信なし)。杭の上端は結構深い位置にありますので、そのまま でもいけそうな気もします(もっと自信なし)。 |
52:
ゼネコン社員
[2008-01-29 12:01:00]
鋼管杭は相当な軟弱地盤でかつ支持層が深い場合には費用対効果は高いですが、今回の場合はそれほど深くないですから柱状改良がコスト的に勝ると思います。建替えの際のコストは大差ありません。
ライフサイクルコストを考えるからこそ、今回の場合は地盤改良が必要と思われます。建替え時に一部撤去する費用と不動沈下した場合のコストを考えると明らかです。 |
53:
匿名はん
[2008-01-29 17:01:00]
51へ
自信のない憶測を堂々と書くなよ。 一体どんな本読んで判ったふりしてんの? 知ったかぶってるけど、本屋でカラー印刷で派手な写真や図の入った本を読む前に、 国土交通省や土木学会、建築学会発行の土質関連の書籍の一つでも目を通したのか? 根拠の無いこと書くなよ、HMの営業と一緒じゃねえか。 スレ主はそんなイイ加減な意見に振り回されてるんだろ? みんなでこれだけ(50レス近く)地盤調査や地盤改良の説明してるのに、土木建築でスタンダード な項目なのに、未だに疑いを持つぐらいにさぁ。 |
54:
入居済み住民さん
[2008-01-29 18:37:00]
阪神大震災,中越大地震で,地盤改良していて不同沈下が防げたとか液状化に耐えたといったデータがあれば改良に踏み切りますかね.
逆に,改良していても家が傾けば,やっぱり改良やめようということになりますか. 調べてみてはいかが? |
|
55:
匿名さん
[2008-01-29 20:35:00]
>だから完璧な地盤調査法が無いから中間レベルが出るんじゃないですか。
その場合やはり建築主が判断するべきだと思いますよ。 スレに(答)があります。 多額の費用がかかる点、やり直しが(事実上)できないという点、有資格 の専門家のお世話になる点で、医者にかかることと家の建築は似ていると 思います。あとネットで素人が知識を持つようになった点も似ていますね。 住宅関係者も、医療関係者に負けないように、納得の行く説明をすること を心がけてほしいものです。 建築主が判断するのなら、判断に十分な説明が必要ということですね。 それはそれで良いのですが、建物は生体じゃないから、単に予期できるものを怠っているように思います。 結局、責任者は消費者ということなんですね。? |
56:
匿名はん
[2008-01-29 20:57:00]
結局、自分で決めるしかないよ
器械や数値をよりどころに他人に判断をゆだねればオーバースペックになります うちも微妙だったので自分で決断しました |
57:
匿名さん
[2008-01-30 00:01:00]
ソイルセメントによる改良はその土地の土とセメントを撹拌して地盤に埋め戻す工法です。
少々硬い地盤に地下室を作る事を考えれば、鉄筋が入っているわけでもなんでもない改良地盤の建替えには何ら不都合は生じません。 >あえて健全かもしれない地盤 と書いていますが、自沈する地盤は健全ではありません。 オモリを付けたロッドが自然にもぐってしまう地盤です。 ヨーグルトに上に楊枝を刺しているイメージです・・・ |
58:
匿名さん
[2008-01-30 00:29:00]
>それはそれで良いのですが、建物は生体じゃないから、単に予期できるものを怠っているように思います。
予期できるものをすべて想定したらどんな地盤でも改良することになっちゃうよ。 日本は何処でも大地震が起こる可能性があるんだから。 |
59:
匿名さん
[2008-01-30 09:16:00]
私が不思議に思うのはスレ主さんはなぜ将来、元の地盤(=軟弱地盤)に戻そうと
考えるのでしょうか?その土地は定借なのですか? 構造物の基礎の理想形は岩着(岩盤層に基礎を着ける)ですよ。 そう考えると、支持地盤まで到着した杭基礎が多いほど基礎地盤および構造物は 安定します。 ただ費用面を考慮しピンポイントで打つだけです。 |
60:
設計中
[2008-01-30 09:35:00]
スレ主です。
私の考え方に疑問をお持ちの方も当然多いと思います。そういうご意見も大変参考になります。自分も最終的に改良することになればみなさんの意見もベースにして自分を納得させることになるでしょう。ありがとうございます。50さんの「セメント柱は簡単には劣化しません」というお話、参考にさせていただきます。51さん、ご賛同いただきうれしいです。 私が購入した土地は武蔵野台地のどこにでもある古い住宅地です。低地でもないし、川の近くでもないし、盛土があるわけでもない。当然売主も買主も地盤改良のことなど考慮の外。で、家を建てる段階になって地盤調査会社から地盤改良が必要です、となったわけです。平野状の地形からして軟弱層がうちの近辺だけとは考えにくく、うちが要地盤改良なら周辺のかなり広範囲が建て替え時に要地盤改良となりそうです。ほんとにそんなにあちこち地盤改良が必要なのか? というのが疑問の発端です。 なお、昨夜見つけた情報では、関東ローム層では通常の粘性土にくらべて3倍程度の許容地耐力が見込めるとの記述がありました。ローム層については詳しく調べてみるつもりです。関連情報がありましたらよろしくお願いします。 蛇足ですが、地盤改良が耐震性の向上につながると誤解されている方が多いようですので意見を述べさせていただきます。自分は耐震設計計算にかかわっているものですが(戸建住宅は専門外です)、地中のセメント柱や細い鋼管杭程度ではほとんど耐震性の向上に寄与しないといってよいでしょう。太い鋼管杭を使う場合や液状化対策のための地盤改良なら話は別ですが、宅地の地盤改良はあくまで沈下対策として行うものだと理解しております。 |
61:
匿名さん
[2008-01-30 11:26:00]
この人、頭は大丈夫ですか・・・
耐震設計計算にかかわっている専門家が、 −7mの軟弱地盤に営業マンの話を鵜呑みにして表層改良だの、セメントに難癖付けて将来がうんぬんだって・・・? 専門家がこの期に及んで関東ロームを語るのもおかしいような・・・・ 耐震設計だって前提に地耐力がなければ始まらない。 構造計算が必要な住宅の場合は地耐力を証明する根拠が必要になるし、軟弱地盤の場合は改良データや認定杭などの証明を添付して確認申請を提出することになるんだよ。 構造計算の基礎根拠として提出するの・・・沈下対策じゃないよ。 専門家なら知ってるよね? |
62:
匿名さん
[2008-01-30 12:28:00]
うちの近辺だけ軟弱地盤だった事例は多数あります。可能性は充分あります。
>宅地の地盤改良はあくまで沈下対策として行うものだと理解しております。 その通り、不同沈下対策が目的です。 スレ主さんが期待するように地層が地面に対して平行に層をなしていれば良かったのですが、敷地の東西で約3m程の地層の変化が見られ結果が出てるんですよね。 構造設計計算の仕事をされているのでしたら、御理解されてるんじゃないですか? 上部が幾ら頑丈でも、下部(地盤や基礎)が弱ければバランスがどうなるか。 それと「地盤の許容地耐力」と言う用語は建築業界のみに存在する用語です。土質工学や地盤工学を専門とする土木業界には存在しません。 ローム層を調べる前に、地盤の許容地耐力とは何か御存知ですか? ちなみに、日本建築学会・建築基礎構造設計指針の2001年版からは、この用語の使用を止めました。 |
63:
匿名さん
[2008-01-30 18:11:00]
建築基準法関連省令・告示の制定・改正に関する意見
2000.11.8 「地盤の許容応力度」という言葉を使っているが、これは「地盤の許容支持力(度)」の方が適切である。本来「応力度」は外力に対する物体内部に生じる力で、「度」は単位面積あたりの力である。上で使われた「応力度」は基礎と地盤の境界面における力をさしている点でまず本来の意味と異なっている。さらに基礎全体の支持力を基礎面積で割った値であって、真の意味で基礎と地盤の境界面における力(これは基礎底面上で一様ではない)でもない。このような使い方が矛盾を表すのは、第五において「改良された地盤の許容支持力は・・・改良体の許容応力度に基づき算定される・・・」のように使われているからである。後者においては改良体の設計基準強度F と同じ物理量の許容応力度Fc を定めており、ここでは応力度はあくまで物体内部の力を表す本来の意味で使われている。この許容応力度から算定される許容支持力は地盤全体の挙動の結果として示される抵抗力 である。 素人が使うには地耐力でも応力度でもなんでもいいんじゃない・・・・素人なんだから |
64:
入居済み住民さん
[2008-01-30 20:35:00]
スレ主さん
不同沈下って地震のときには起こらないのですか.よく大地震後に家が傾いているけど,あれってすべて柱とか壁が折れてんですかね.私にはそうは思えません. でも地震のときに不同沈下が強く起こらないという仮定であれば,スレ主さんの主張もわかる気がします. |
65:
設計中
[2008-01-30 22:33:00]
64さん、スレ主です。
地震時に家が傾いたり倒壊するのは大半が建物あるいは基礎の損傷によるもので、地盤の沈下とは関係ありません。柱や筋交い、壁が破断する場合もありますが、いろいろなところのつなぎ目が破断するケースもよくあります。 建物の損傷がないのに基礎ごと家が傾いてしまう原因のひとつは地盤の液状化現象です。急速な地震動を受けることによって土の粒子とうまく混ざっていた水分が分離してしまい、地盤が泥状になって家を支える力が失われてしまうものです。地表付近に水分を含んだ砂質土があるときに発生しやすいので、地盤改良で予防することがあります。 もうひとつは地盤自身の変形です。地盤は固いところややわらかいところが入り組んでいますから、地震の大きなエネルギーで変形してしまい元に戻らないことがあります。アスファルトが波打ったり地割れが走ったりというのがそれで、いわゆる不同沈下とは異なる現象です。こういう大きな変形に対しては戸建住宅は無力で、当然傾いてしまいます。雛壇状の土地の擁壁がくずれて家が傾くといった場合もありますね。 いずれにしても地震によって短時間に地盤の沈下が進むことはありません。地盤工学の専門家ではないので例外なしとは言い切れませんが、おおむねこういった理解でよいと思います。 |
66:
匿名さん
[2008-01-30 22:51:00]
地震とか地盤沈下は、地域全体で発生するもので、ここで言うのは「不同沈下」で、これは設計判断による個別のものです。
それを災害まで引き合いに出して、みそくそ一緒に平然と言う神経は理解できませんね。 また、生体と製造物の予期不能、その責任の在処も違うのは当たり前でしょう。 建て売りの場合には地耐力有りとして判断し、注文の場合には地耐力なしと判断して商売する業界の傾向が問題なのですよ。 |
67:
64
[2008-01-31 19:21:00]
回答ありがとうございました.
地震がきたら,なにしても(地盤改良してもしなくても)家が傾くときは傾くのだからしかたがないという理解ですね.(液状化による地面の変動をのぞいて) 改良をするにしてもしないにしてもいい家建ててください. |
69:
設計中
[2008-02-01 01:04:00]
スレ主です。関東ローム層についてだいたい調べがつきました。信頼性の高い情報源のものを2件ご紹介しておきます。
1つは(独)建築研究所の上席研究員である田村昌仁氏が書かれた文献で http://iisee.kenken.go.jp/staff/tamura/work/kisosekkei3 の「敷地調査及び地盤調査」と「基礎の設計」。かなりボリュームがありますが技術的な事柄に興味のある方は斜め読みされても参考になると思います。ローム層に関する記述を要約すると「関東ロームは自沈することも多々あるが、一般に著しい過圧密状態にあり、通常は接地圧30kN/m2の戸建て住宅では沈下検討の対象とはならない。ただし、これらは地山(自然状態)ローム層を対象としており、二次堆積ロームや盛土層とは異なるので注意を要する。」(注:接地圧30kN/m2の戸建て住宅とは木造を指すと思われます) 2つ目はNPO法人日本住宅基礎工事業協会のセミナー資料 http://www1.ocn.ne.jp/~jutaku-1/jfa_sub0_200401.htm で「関東ローム層においては、特殊な地盤でない限り、ほとんどのケースにおいて、地盤改良を行わなくとも、構造計算によって解決できることが判ってきました。また、実際には十分な検討もなしに、たくさんの地盤改良工事が実施されていることも判りました。」とあります。 こういった記述は他にも随所で見られます。ローム地盤では見かけ上の貫入抵抗値に対して地耐力は大きいというのは住宅地盤調査技士試験にも出題されるほどで、いわばこの業界の常識といえるようです。担当営業の「柱状改良までは必要ないでしょう」という発言には十分な根拠があったわけで、私としては一安心です。しかしうちの地盤を調査した会社はこういった事実を知っていながら報告書では一切ふれず、単に一定の自沈層があるから要柱状改良と結論づけています。明らかな偽装報告書といえます。報告書をもらったとき、意外な結果だったので地盤調査会社の担当者に電話で問い合わせしたのです。しかし、技術的な根拠についてはろくに答えることができず、「改良するかしないかはあくまで設計者と施主さんの判断ですから」と逃げるだけで「近隣では改良したところも何箇所かありますよ」と不安をあおるのだけは忘れない。素人をだまして改良工事をとろうとする詐欺的行為といっても言い過ぎではないでしょう。まあ、私の同業者も耐震偽装事件をおこしていますし、どこにでもそういう連中はいるということですね。少数派であってほしいものです。 追記: 13さんが引用してくださった「品質を守る木造住宅の計画と設計」の中の、換算N値0.7の部分があっても改良不要という地盤の例は関東ローム層でした。もっと早くこの書物を探すべきでした。有用な情報をありがとうございました。 |
70:
匿名さん
[2008-02-01 11:54:00]
結局スレ主は、何が言いたいの?
知識を自慢したいの? 御託並べて、どうするの?改良するのしないの? 色んな人が意見言ってくれても、自分の中で答えあるんじゃないの。 否定ばかりして。 一番たちが悪いタイプじゃない。 |
71:
建築中
[2008-02-01 12:28:00]
>>スレ主さん
耐震設計に携わってる人がネットで関連する文献をあさって知識を仕入れてるって… この人が構造計算した建物は大丈夫なのでしょうか?w ではスレ主さんは、地盤調査会社やHMが「要地盤改良」の判断をしても講釈をたれて改良しないで、地盤沈下の保証を受けれない建物を建てるって事でOKですか? |
72:
ゼネコン社員
[2008-02-01 12:57:00]
>>スレ主
関東ロームを支持層とするベタ基礎であれば当然改良は不要ですが、ロームの上に自沈層があるんでしょ?ロームを露出させて深基礎にするつもりですか?自沈層が存在する以上、取り除くか、改良の必要性はたかい土地だと思いますが。施主判断で家が傾いたとしたら裁判も出来ませんよ。 |
73:
匿名さん
[2008-02-01 13:19:00]
スレ主さんへ
何かここまで来て、チョット感じ悪いですよ。 以前に、何にかぼやかして書いてるとか言われてたけど、 そのときもハッキリせず、あとから、構造設計計算に関わってるだの、 地震時の建物倒壊の知識なんかを小出ししてきて。 みんなはアナタが建設関係の素人だと思って、結構噛み砕いて説明 してきてたんだと思うけど。そら、私は素人です とはどこにも書いてないけど。 それを、そんなレベルの回答じゃオレは納得しないよ的な態度をつづけて、 最後には社会派を気取ったその報告。 今まで回答してくれた人に、この対応は酷いんじゃないの? ネットの相手だからどうでもいいのか? 一体何の専門家なのさ? 構造設計計算に関わってるのに、その程度の地盤の判断も出来ない人なの? |
74:
設計中
[2008-02-01 13:59:00]
>>72さん
表層改良の可能性まで否定しているわけではありません。担当営業も「建物配置が決まった段階で再度基礎周辺を調査して、必要なら表層改良しましょう」と言っています。あくまで柱状改良やそれにかわる鋼管杭などの深層改良の必要がないということが納得できた、ということです。 >>73さん 私は戸建住宅の設計に関してはまったくの素人です。わかりやすく、姉歯を同業のように書きましたが正確にはそれとも違います。ダムや橋梁といった土木構造物が主な対象で、しかも設計ではなく、耐震計算ソフトの開発や計算が仕事の人間です。仕事柄理屈っぽいのは確かですね。住宅の地盤改良に関しても自分の土地にそれが必要だと言われるまでは何の知識もありませんでした。自分で勉強せねばと思い、ネットで情報を探すのと同時並行的にこのスレッドを立ち上げさせていただきました。ご意見や情報を寄せていただいた方々にはあらためてお礼を申し上げます。ありがとうございました。 |
75:
入居予定さん
[2008-02-01 14:09:00]
2つの問題があるよね。
(1)工学的観点から,スレ主さんの考え方は正しいのか。 すなわち、別な試験方法を使ったり,別の理論を適用する ことにより,自沈層があっても地盤改良不要となる 可能性はあるのか。 (2)SS試験のみの結果によって改良を義務付けるような, 現在の保証機関やHMの行為は正当化され得るのか。それとも, 保証機関等はもう少し個別の事情を勘案して,安全側一辺倒の 判断を改めるべきなのか。 (あるいはもしかすると,儲けを出すために安全側に振っているのか) もちろん、(1)と(2)は関連しているのだけれど,あんまりごっちゃに するとますます荒れるんじゃないの。 |
76:
匿名さん
[2008-02-01 15:39:00]
スレ主さんへ No.73です。
お仕事は土木構造物の構造計算ソフトの開発をされてるようですが、 ダムや橋梁(特に下部工)の安定計算には土質条件は関連するのではないですか? それには関わっていないのでしょうか。 ダム躯体の強度や橋梁の上部工のみの解析ソフト開発なら知らないかもしれませんが。 地盤改良について、もうここまでくれば御自身の判断がもっとも納得できるでしょうから おっしゃるとおり、建物配置が決まった段階で再度基礎周辺を調査して、再度御自身で判断 するしかないんじゃないな? |
77:
匿名さん
[2008-02-01 15:57:00]
はい、もうこのスレも終わり!
スレ主も、ありがとうございました。って書いてることだし。 (ありがとうございます、じゃ無く過去形で締めてる) |
78:
入居予定さん
[2008-02-01 16:12:00]
地盤調査会社並びに保証会社はセーフティー側に判断するのは立場上仕方ないし、当然だと思います。スレ主さんはご自身の意向を持っていらっしゃるので、あとは実際に配置が決まって、最終的な判断ってことになるのですかね。
その際、調査結果によっては改良、補強をしないという選択もあることは、事前に依頼先に伝えておいた方がいいですよ。場合によっては、うちじゃ受けられませんなんて可能性も0%ではないですから。それと、万が一不同沈下が起きてしまった場合の責任の所在ははっきりしておきましょう。スレ主さんの判断で改良不要と判断した場合はリスクが大きいと思います。 ちなみに建てる周辺には古くからの家はありますか?その家の基礎とか、壁とか見てみました?話は聞いてみました?要地盤補強の私の近所は、築30年くらいの家(いいとこベタ基礎や、地中に砂利をしっかり敷いたくらい)でも明暗が分かれています。かなり状態のいい家、ビー玉が転がるという家などなど。徒歩1分くらいの範囲でも施工やちょっとした地盤の違いによって変わる感じですね。 もし補強をしないなら、タイルや瓦のような家が重くなる建材は考えた方がいいかもしれません。それと1階2階と左右のバランスも。 |
79:
匿名さん
[2008-02-01 23:31:00]
都合のいい所だけを読んでいるようだ。
ただのソフト屋か入力担当者じゃないだろうか? 住宅CADのサポートセンターに問い合わせた時に応対した技術者も「0.3025」を知らなかったものな・・・・ 敷地の安定性が把握できない限り、土質定数と許容支持力算定式に基づく許容支持力の大きさのみの評価だけでは不十分であり、軟弱地盤では敷地の実況に基づく沈下に対する検討が必要である。 戸建て住宅の沈下予測は、中・高層建物と比較すると、地盤調査の質量、支持層の安定性、外乱の把握状況、設計施工の技術水準、さらには費用対効果の考え方などからみて遥かに難しく、また沈下の恐れがある場合でも十分に対応できない場合もあり得る。しかし、戸建て住宅に沈下障害が発生すると多大な修復費を要し、深刻なトラブルを招く恐れがあるため、軟弱地盤でないことが事前に確認できない限り、設計段階では沈下に対する検討が重要である。 沈下量だけでなく、地形・地質も基礎選定の重要な判断材料である。関東ロームでは、計算沈下量は大きいが改良を要していない。ただし、これらは地山ローム層を対象としており、二次堆積ロームや盛土層とは異なるので注意を要する。 同じ自沈荷重Wswであってもゆっくりかストンかといった自沈状況にも配慮した検討が必要である。特に自沈した際に25cmごとに停止させず、そのまま50cmあるいは1m以上一気に自沈することも皆無ではないが、このような場合の1kNや750Nでの急激な自沈は、地盤強度を過大に評価しているおそれがある。ゆっくりと自沈している段階は、地盤強度と自沈荷重がほぼ均衡しているとみることができるが、ストンといった自沈は荷重が地盤強度に対して過大な場合に生じやすいので、ストンの自沈が生じるとWswを1段階程度は小さめに評価する考え方もある。 |
80:
匿名さん
[2008-02-02 04:33:00]
No.69で結論を出してしまってるようでもう読まれてないかもしれませんが、私も建設業界の片隅で仕事をさせてもらっております。他の方でも誤解されるといけないのでコメントを書かせていただきます。
>2つ目はNPO法人日本住宅基礎工事業協会のセミナー資料 >http://www1.ocn.ne.jp/~jutaku-1/jfa_sub0_200401.htm >で「関東ローム層においては、特殊な地盤でない限り、ほとんどのケースにおいて、地盤改良を >行わなくとも、構造計算によって解決できることが判ってきました。また、実際には十分な検討>もなしに、たくさんの地盤改良工事が実施されていることも判りました。」とあります。 ・・・・・(ずいぶん乱暴な書きっぷりだと思います) 関東ローム層は2万年程度前までに堆積した洪積土であり、おっしゃるとおり地山であればほとんどの場合は過圧密状態の粘性土である可能性は大きいといえます。 この過圧密状態というのは堆積して以降の2万年程度の間に、現在受けているよりも大きい圧力をかつて受けたことがあり、N値は通常3程度以上を示します。 関東ロームは、過圧密状態であれば良好な支持地盤となりえますが、一度で乱されると沖積土と同様の単なる粘性土になります。この判断は土質試験を行えば分かりますが、上部に載っている層厚が十分にあり、山を切って現れる様な関東ロームは、ほぼ過圧密状態であるといってもいいと思います。 今回のスレ主さんのケースように、表層から−7mまでに換算N値3に満たない層が散見され(中間に2mほど若干高い層がありますが)、平地の古くからある住宅地という立地では必ずしも過圧密状態の関東ロームとは言い切れないのではないでしょうか。(過去2万年までさかのぼっても一度も掘り返されたことはなく、風化状態にさらされたこともないと言いきれますか?) もし、言いきれないのであれば土質試験を行いはっきりさせるべきです。古くからある住宅だからとか関東ロームだから・・・とかで盲信的に判断するのは間違いです。 これまでのレスでも書かれてますが、ボーリング調査をして土質試験をすればこの様な粘性土の圧密状態を知ることもできるのですが、戸建て住宅規模でこの調査を行えば、調査費用が地盤改良費用を上回ってしまうことにもなりかねないので、通常は安価で簡易なSS試験を行い粘性土は一様に沖積土と同様のものとして(安全側にみて)換算N値を算出しているのです。 今回スレ主さんは、関東ロームだから実際のN値よりも3倍程度見込めると言っておりますが、これも過圧密状態の地山を土質調査で係数を出し、支持力公式で計算した結果そうであった場合が多いというあくまで結果論からくる経験値だと思います。どこかの一文だけ読んで盲信してしまうのは危険です。 >しかしうちの地盤を調査した会社はこういった事実を知っていながら報告書では一切ふれず、単 >に一定の自沈層があるから要柱状改良と結論づけています。明らかな偽装報告書といえます。 こういった事実とはなんでしょうか。スレ主さんが言われている事実とは一般論や推測や経験値であってSS試験しかやってない調査会社がそのようなことを言いきれる訳ないと思います。 安全側で判断するのは当然だと思います。きちんと説明できない調査会社も問題あるのかもしれませんが、偽装扱いとは気の毒です。 |
81:
匿名さん
[2008-02-02 09:11:00]
68です。
関東ロ−ム層は住宅の地盤として、強いことは建築業界の方は誰でも知っている。 それはどの程度の厚さ以上ロ−ム層があれば良いのか、その下の基岩層を語ることなくロ−ム層は強いと言っている。 関東ロ−ム層は、火山灰由来なので関東平野ほぼ全てに分布している。 関東は全て大丈夫???となる。 ところが、その後の地震、逆転、地下水脈、微地形などの影響を受けて、その下にある基岩層が露出していたり、川からの堆積物が上乗せされたり、絶えず動いているのです。 土壌図は目安であって、あっているとは限りません。 特に境目あたりでは、調査しなければ分かりません。 ロ−ム層もその厚さとその下の層が基岩層なのか堆積層なのかによって強度が違うはずです。 関東ロ−ム層=大丈夫 とはならないのです。 ダマされまないよう注意してください。 この業界、中国みたいにダマした商売人のペナルティを重くすればいいのに。 罪より商売利益を優先した方が得なんだから、いつまで経ってもダメだと思うよ。 この掲示板も設立趣旨を語る一方で、しっかり業者広告。 みんな裏腹だなあ。 |
83:
購入経験者さん
[2008-02-03 03:42:00]
スレ主さんへ
私の個人的な意見としては、 ・契約するHMが、将来起こる可能性がある地盤に起因する瑕疵を補償可能か? ・HM側に、庇護を保障する力があるのか? が重要だと思います。 地盤に関する技術的な議論は、この掲示板で行っても答えは出ないですよね。 今の段階では、どの対応が効果的なのか、専門家の間でも意見が統一されていないのでは? 地盤の話なんて、明日の天気予報よりも当てにならないですよね?(首都圏は雪降るのかな?) 100年後に期待しましょう。 |
84:
基礎業者
[2008-02-14 00:32:00]
地盤調査を 超音波式でやってもらったらどうでしょう?スウェーディングと違う 結果が出てくると思いますよ たぶんいいほうに!一点で見るか画面で見るか の違いかな?
でも粘土層に、表層改良は、なかなかうまくいかないよ 粘土にセメントを混ぜてるイメージと 砂にセメント混ぜるのどっちが良いと思う?粘土に表層改良やった所を調査に立ち会ったことあるけど、混ざってないんだよね 高いけど、鋼管杭が一番良いんじゃない 某メーカーは、柱状改良やめたらしいよ、でもどう判断するかは、データ見た 設計士さんが決めるんだけどね |
85:
入居済み住民さん
[2008-02-14 09:11:00]
最初から人の意見なんか聞く気が無いスレ主。
レスするだけ無駄でしたね。 こういう人は何言っても無駄です。 |
86:
ボーリング屋より
[2008-03-05 21:58:00]
始めまして、ボーリング調査専門の会社で働いています。
スレ主のように大丈夫かとよく聞かれますが、まずサウンディング試験自体、信用ならない試験です。試験担当者次第で大きく変わる適当な試験です。ハッキリ言って、4・5万程度の検査費用で2人作業、移動込みで半日程度。まったく採算取れず。コンクリガラや石に当たり異常な数値・・・出てもまーいーか!!みたいな感覚です。 重要なのは、周辺の状況です。あたりの住宅の沈下ひび割れは無いか?問題が生じていないか?サウンディングプラスの仕事を心がけて調査書を書くように私は心がけています。 本来のボーリング調査では細かな地層が確認できますが1点10万近く高価なので。柱状改良は安価になり使用が一般化してますので、保険として行うのは吉と考えます。(JIO検査なら保障を考えてなおさらね) 20年以上のローンを考えるのでしたら、詳細調査など安心をお金で買えるのですから、積極的に取り組む方が後々、後悔しないと思いますよ。毎日の缶コーヒーを我慢程度です。 長文になりましたが、地盤改良で後悔している人と接する機会が多い人間として書き込みさせて頂きます。 |
87:
買いたいけど買えない人
[2008-03-06 13:07:00]
調べていましたら、参考になるサイトがありました。
http://www.ryositu-house.net/archives/015/155/ |
88:
プロ
[2008-03-11 18:22:00]
超音波はやめとき。金属に当っても跳ね返るから正確性に欠ける。7メートルなら柱状がおすすめ。
柱状工事ではゴミを入れる事自体業者にメリットがない。ゴミを少し入れたぐらいではコストの問題も時間短縮もならない。問題は設計士がバランスの良い家創りをするかに限ると思うが。実際洪水があってもバランスの良い家は柱状の柱がみえててもその家だけは流されずにありましたよ。 |
89:
ベタ基礎
[2008-05-10 21:38:00]
現在木造2階建戸建住宅の建築を検討しているものです。
色々調べているうちにこちらに流れ着きました。 本件に関して同様の経験をしているので私の集めた知識を 提供させて頂きたいと思います。 結論から言うと、建物の荷重の数値を見ないと分かりませんが、 おそらく地盤改良の必要はないでしょう、また、地盤保証もほぼ無意味です。 天災時のトラブルは地盤保証対象外なので注意してください。 提案通りの柱状改良をするのならば、液状化の検討及び建物と基礎の構造計算を しなければ逆に地盤改悪となり危険な家になると思います。 地盤保証会社やHMはだれが見ても明らかに安全な場合以外は 改良を必ず提案してきますので安全な家を目指すのであれば、施主に知識が必要だと 感じております。 今回学んだ点 1.地盤調査・保証会社及び地盤改良会社には建物の専門家がほとんど存在しない SS試験の結果は表層2mにN値平均4程度が測定されました。 2〜6mに関しては0.75〜1KN自沈層が存在しており、保証会社から 柱状改良7m31本を提案されました。 ところが驚いたことに、地盤保証会社はベタ基礎の下に碁盤の目のような柱状改良を提案してきました。 ベタ基礎に柱状改良をした場合、建築施行令第38条2項に抵触する、つまり違法建築となってしまいます。 これについてどう考えているのか確認したところ、「いつもやってます。何でだめなんですか?」とこちらが驚いた理由をまったく知らない様子でした。 ベタ基礎=地面の地反力を面で支えて成り立たせる基礎工法 柱状改良+直接基礎=上からの軸力を点で支える基礎工法 パイルド・ラフ=ベタ基礎+杭基礎+構造計算 良く良く聞いたところ、パイルド・ラフトを想定しているようですが、 パイルド・ラフトを採用するには、構造計算による判定が必要であることは知らないようです。 木造2階建てだと確認に構造計算がないゆえの穴だと感じました。 彼らは、基礎が不動沈下しない事、これを追及しているとのことでした。 上にどんな建物が来るとか、考慮せずに、木造2Fは2トンと決めて社内規定に あてはめるとのことでした。 物理学無視の現場主義といったところでしょうか。 2.地盤保証は地震免責 本スレッドでは地震に対する保証が付いているかのごとく話が進んでいるように見受けられますが、地盤保証会社は地震時の不動沈下は保証免責です。 ゆえに保障内容(検討内容)は平常時の不動沈下のみだそうです。 天災免責なので、特に指示がない限りは不動沈下考慮しかしないとはっきりと言われました。 軟弱地盤では液状化の検討をせずに柱状改良した場合、地震時に危険性が増すことは 技術者の方は理解していましいたが、特に指示がなければ考えないそうです。 理解しているにもかかわらず、保証対象外なので指摘がない限り検討しない彼らは プロではないと感じました。 |
90:
ベタ基礎
[2008-05-10 21:42:00]
文字間違えました。ごめんなさい。
不動沈下 → 不同沈下 |
91:
土地勘無しさん
[2008-05-13 02:02:00]
http://www.murakamiryu.com/acpd/index.php
昨年わが家の新築時に工務店の勧めでACPD(アクパド)工法を採用したんだが、 最初はスウェーデンなんたら方式で調べても位置の違いで数字がまるで違うんで、 判断のよりどころにするにゃあんまりに頼りねえ、あてにゃならねえと思ってね。 で、工務店の社長に訊いたらこう言うんだよ。 「建替え現場で20年前に施工した柱状改良の確認をしたらぼろぼろだった。セメントと粘土が上手く混ざらないからちゃんと固まらないんだね。ま、やっても金の無駄、意味ないね。」 いいかげんな業界だね。 ほんとあきれるね。 「じゃどうすりゃいいんだょ、社長!」って言ったら 「去年地盤調査した客の土地が周りが田んぼの低い土地で調べたらもうズブズブで。。。」 「鋼管杭しかないと調べてみたら支持層まで80m。地盤改良工事だけで何千万もかかる。」 「で、砕石柱状工法で改良して荷重試験したら問題ないことがわかった。」 て言うんで、 「じゃそいつを頼むよ。」といったら、 「あなたのとこはしなくても大丈夫だと思うけど、ま、保険だと思うかだね」なんて言ってる。 が、ウチのガキか孫の代になって土台が傾くのは嫌なんでね、申し込んだね。 嘘かまことか「神戸の震災復旧工事の際に港湾工事で採用された」って社長の一言で決めたね。 で、工事が終わった時に作業した奴に訊いたら、予定の1.5倍も石を使ったって言うんだよ。 「なんで?」って訊いたら、 「サウンディングは目安で、面で加重をかけたときの堅さは場所場所で違う」てな答えだ。 そのとき俺はやっといて良かった、って思ったね。 家が建っちまったら直せねえだろ。 でも社長!もう1年経つんだから、 そろそろ、5000万の地盤保証の証書をもらってくれよ。 ウチの婆さんが煩いんでよ。 「無駄金使ったって」 だから、頼むぜ、社長! |
92:
密
[2008-06-12 08:31:00]
セメント材料を抜いている施工業者ありますよ
気をつけて下さい。 |
93:
匿名はん
[2008-09-30 17:40:00]
「地盤」は,構造物を支える基礎(地盤)として,また,埋立や築堤など土構造物の構成材料(地盤材料)として不可欠なものであるが,地域性が強く工学的特性も千差万別であり,使用に当たって必ずしも所要の条件を備えているわけではない。「地盤改良」は,このような地盤を使用可能な状態にし,その状態を維持するために行う物理的,化学的および生物学的な処理のことである。最近では,建設工事に対する制約条件や構造物の立地条件も厳しくなってきたため,より過酷な条件が地盤に要求されることが多く,それに応じて様々な特徴,種類の「地盤改良工法」が開発適用されている。
地盤改良部門委員会は,このような地盤改良を実施する上での種々の間題点について研究調査を行い,その適正な利用を促進することを目的として1962年11月に「土質安定材料委員会」として設立されたもので,1998年1月に昨今の技術的社会的ニーズを鑑みて現在の名称に改称した。地盤改良工法に関連する分野は極めて広く,構造物基礎,道路や鉄道の路床路盤,トンネル・ダム,斜面保護と安定,水利構造物の覆工,埋立・海洋地盤,地盤環境の保全など,土木,建築,農業土木,鉱山資源,環境衛生などの各分野にわたる。さらに,その基礎となる学術・技術分野も上記の応用工学分野のほかに,物理学,化学,力学,生物学,地質鉱物学,造園学など広範囲の基礎知識が必要であるため,本委員会は様々の分野を専門とする委員により構成され,地盤改良に対して多岐にわたる観点から調査,研究を行ってきた。 |
94:
とうろし
[2008-09-30 18:08:00]
>No.93 by 匿名はん
引用先も明記せずに、コピペするのはいけませんよ。 |
柱状改良については有害な六価クロムの発生や施工不良の可能性なども指摘されていますが、これらはあくまで可能性があるということだけですので、とりあえず重視していません。私がデメリットだと思う点は、柱状改良が地盤を現状復帰不可能な状態にしてしまうことです。とりあえず今度の家が建っている間は問題ないでしょう。しかし50年後、建て替えや土地の売却となったときはどうでしょうか? セメントはいずれ劣化するでしょうが、古くなったからといって引き抜くことはほぼ不可能なようです。どの程度の強度が残っているのかを知る手立てがないとすれば、役に立たないゴミということになってしまいます。建て替え時に再度地盤改良ということになれば新たな建物配置に合わせて柱状改良する必要があり、古いセメント柱の残骸は何かと障害になることが懸念されます。50年後を乗り越えても100年後は古いセメント柱だらけ、ということになりかねません。いまもし50年前に柱状改良された直径50〜60cmの強度不明のセメント柱が30〜40本埋まっている更地があったら、買いますか? 安ければ買ってもいいと思う人もいるでしょうが、手を出さないという人も多いのではないでしょうか。鋼管杭は径が小さいので建て替えの障害になる可能性は軽減されるでしょうが、基本的な問題点は同じだと思います。
柱状改良は長い宅地の歴史から見ればごく近年さかんに行われるようになっただけで、まだ長期にわたる宅地の再利用にどのような影響を与えるかが不明だと思われます。短期的には地盤改良したつもりでも、長期的には地盤改悪になってしまうリスクが現状ではあるような気がしてなりません。まあ、50年先の技術の進歩で解決できる問題なのかもしれませんが。
もちろん不同沈下の恐れが強い場合は地盤改良をせざるを得ません。改良技術を悪だと言っているわけではありませんし、必要な技術であることは確かです。しかし、だからといって安心のために保険のような感覚で地盤改良する気にはなれません。保険のようにお金さえ払えば保障をしてくれて他にデメリットは何もなし、というのであればいろいろ考えずにさっさと地盤改良しますが、あえて健全かもしれない地盤をいじってしまうデメリットを考えるとほんとうに改良が必要かどうかは慎重に検討し、納得したいと考えているわけです。