現在断熱材を検討しております。吹き付けのアクアフォーム(屋根60×壁40)にするか、グラスウールのZIDAI(100mm)にするか迷っております。寒いのは苦手なので断熱性に優れている吹き付けの方が良いのかと思うのですが、実際吹き付けの断熱材ってどうなのでしょうか?デメリットはあるのでしょうか?よろしくお願いします。
[スレ作成日時]2007-06-21 19:11:00
吹き付け断熱材「アクアフォーム」ってどうですか?
2338:
サラリーマン
[2020-01-26 16:36:44]
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アクアフォーム等吹付断熱で施工する場合についての知っている範囲で説明します。
断熱材がその性能を発揮するには以下の2点の順番です。
1.気流止めが適切に施工されている。これは、防湿層を連続させるのが目的です。主な目的は室内側の湿った空気を壁内に行かせないことと、壁内の空気を動かせないようにするのが主な目的です。
2.断熱材が適切に施工されている。
当たり前の事ですがいまだにこれが満足にできない会社が多いです。
今回の場合、壁内の空気が対流している状況なので、それを取りやめるような対策を行うのです。
具体的な対策としては、吹付断熱を壁いっぱいに行い、壁厚以上は全て切り取ります。そうすることで、壁全体に断熱材が入るので、壁中で空気が動きません。いくらアクアが経年で伸縮するといっても、4方向全て接着がはずれるという事はまず無いと思うので、余程酷い施工でない限り、大丈夫だと思います。
これにより壁内の空気の対流が抑えられ、壁内結露の可能性が大幅に減ります。
ですが吹付断熱を壁全体に行う場合、配管等のスリープ、電気の配線の陰管をすべて事前に行う必要があります。間違っても一度吹き付けた断熱材をバリバリはがす会社はNGです。
その後、防湿気密シートを正しく張り、気流止めを行います。
ただし前回も書きましたが、より技術力がいるのは2の断熱材の施工より、1の気流止めの施工です。
これの正しい施工を行おうとした場合、普通の会社は今までの施工順序等の大幅な見直し、面倒な手間が生じます。
多くの会社はそれが嫌なので、適当に防湿気密シートを施工します。
防湿気密シートの正しい張り方などはいくらでも図解及び写真等が出ていますので、しっかり勉強される事を願います。