地元(宇都宮)の工務店で建築中ですが、
一度決めた屋根材が、想定より高かったからダウングレードしろと言われてトラぶっています。
経緯ですが、
・契約時見積もり:ガルバ屋根仕様で見積もり
・契約次週(6月半ば)
私:ガルバってどの製品ですか?
工務店:これです。あとこのステンレス屋根でもいいです。
私:ステンレスのほうが高くないですか?確認願います。
・8月半ば
工務店:ガルバもステンレスも同じ値段でできます。
私:じゃあステンレスにします。
・8月末
工務店:やっぱりステンレスのほうが高いと屋根業者に言われたけど、
一度同じと言ったので元の値段でやります。
私:じゃあよろしくお願いします。
・9月上旬
工務店:やっぱりステンレスからガルバにできませんか?
私:やるって言ったんだし無理です。
工務店:そうですよね、じゃあステンレスでやります。
・9月半ば
工務店:やっぱりステンレスからガルバにできませんか?
差額が140万円になっちゃうんですよ・・・。
このままじゃ私会社にいられないです。
私:じゃあ仕様ダウングレードということで100万円引いてください。
それで私は40万円分負担するイメージだし、
貴社も140万追加が100万円で済むならいいでしょ。
工務店:検討します。
・上記次週
工務店:半額の70万円を負担でどうでしょう?
私:元の値段でステンレスか、ガルバで100万円引くかどちらかです。
工務店:検討します。
・昨日
工務店:契約時見積もりはガルバになってるのでガルバでしかできない。
ステンレスへの変更は仕様が違いすぎる。
私:ふざけんな。社長出せ。
といった感じで、今週末社長さんを入れて話し合いの予定です。
確かに契約時見積もりはガルバ仕様が明記されているのですが、
その後ステンレスでできるということで決定したはずです。
それでも契約時見積もり記述が最優先されるのでしょうか?
そうなると、契約後の変更事項って向こうの都合でやっぱりダメとかが
簡単にできることになってしまうと思うのですが…。
[スレ作成日時]2010-09-30 00:42:35
屋根材仕様でトラブってます
65:
入居済み住民さん
[2010-10-02 09:32:06]
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この事例は、スレ主と施工会社の「社会的許容度」の温度差で生じています。
社会的許容度の大きい場所では、「しょうがないなー、もうするなよ」で済む事例が、
社会的許容度の少ない場所では、「看過できない、賠償しろ」になります。
施工会社の社長は、いい加減な営業でも辞めさせずに面倒を見て、スレ主に契約金全額返却で契約解除しても良いと伝え、施工会社負担でICレコーダーを購入しても良い、と譲歩している所から見て、相当に懐の広い(=社会的許容度の広い)方であり、会社もそのような体質なのでしょう。
スレ主は、異論があるかも知れませんが、これまで様々な部分でいい加減な対応であった担当の一言を捉えて、契約書に記載が無いアップグレードをしない事で100万円の値引きを要求している事、このスレでの自分の意見に賛同する方には即レスするが、賛同していない意見にはほぼレスをしていない事(むしろ不愉快に感じていて、傾聴する気はなさそうです)から、社会的許容度が高いとは言い難いです。
施工会社としては、見積もり書には記載されていないアップグレードを、費用負担できると思ったけど出来ませんでした、ごめんなさいね、という所でしょう。
許容度の高そうな職場ですから、「まぁ、しょうがない。施主さんにはきちんと謝っておいてよ。」という対応になるでしょう。
しかし、実際には、施主さんは譲らず、会社が140万被って施行するか、100万代金減らせ、と言われると、施工会社側も、契約書に記載の無い事例でそこまで負担はできない、と、許容度を下げて対応する事になります。
どちらが正しいかは置いておいて、両者が社会的許容度が低い状態下で、適切なコミュニケーションが保たれる可能性は低いです。
注文住宅は、施主の希望を実現するためのシステムであるため、施主と施工会社との間に良好なコミュニケーションがないと、意思疎通が難しく、その結果は家作りに、跳ね返ってきます。
施工会社にもプライドがありますから、なるべく良い家を建てたいでしょうが、所詮は数多く建てる家の中の一棟であり、自分が住む訳でもありません。
翻って、施主は自分のお金を出して、何十年もローンを組み、その後、ずっと住む家です。
良い家が建たない事のデメリットは、明らかに施主のほうが大きいです。
明らかに居住不可能な瑕疵という訳でもないので、どう捉えるかですが、このスレの流れを見る限り、施主さんが少しでも譲歩をする可能性は低そうですね。
今後の流れとして、施工会社のスレ主に対する許容度の低下や、モチベーションの低下が、今後の家作りに(意識的・無意識的にかはともかく)反映され、更なるトラブルを招く可能性を予測します。