ある住宅関係の雑誌を読んでいたらタマホームが坪25万円で売り出し、現在住宅販売が相当伸びていて業界2位。今まで高付加価値をつけて高く売っていた大手HMも、内需の落ち込み、消費者、特に20-40代以下の若い世代がどんどん安い住宅または賃貸に逃げていくことに危機感を持ち、ミサワなども30-35坪で1000万円台を拡充していく方針になっているとの記事。積水やダイワもそのうち1000万円台の商品を追従するだろうと。そして国内は(坪数は別にして)500-1000万円が平均価格帯になる。
私はそれでも家は高いと思う。坪25万円でも高い。50坪の家が800万円くらいで建てることができれば、もっと中古住宅の建て直し需要も増えるだろうし、新築軒数も増え、結果雇用も増え、日本の経済にも貢献できるだろう。個人的には自分の生存残年数より長くもつ必要はないと考えている。40歳で家を建てたら30年持てば十分だ、ただ価格は500-800万円、そうすれば年間家というハードにかかる経費は15-25万円、月に直せば1-2万円。
自動車で言えば、プリウス。部品点数が3万以上もあって、住宅なんかよりはるかに高い技術や開発費もかかる。作るのが難しいのにたった205万円で買える。単純比較はできないが、住宅以外の業界はコストに利益を足して販売価格にする、なんてもはや通用しないので、市場価格が先にありきでそのあと自社の利益を引いて、残ったのが仕入れコスト、つまり引き算ビジネスが常だ。
できない、できるわけない、ではなくてどうしたら50坪の家を800万円でできるか、考えてみたい。アイデアをよろしく。
[スレ作成日時]2010-03-14 20:10:12
日本の家の価格をもっと安くできないだろうか?
80:
匿名さん
[2010-03-18 08:51:27]
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>No.78さん
大体50坪を八百万で作れといって、坪16万でどうやって建てる?
わからないから意見やアイデアを募っているのです できたら皆お金持ちで誰も苦労しません 業界が沈没しない
ようなことを考えたいのですよ そのひとつが安く作る家
プリウスを50万円で売る? そうです その発想なんですよ 実は私は工務店のオヤジさんと
アメリカ、ヨーロッパ、中国、インドなどの住宅業界を視察に行きました どうしても自分の目で
世界が見たかったんですと。
プリウスについてちょっと書きましょう
日本人の発想。。。205万円かあ、結構安くしたなあ 燃費もいいから次買い換えようか
日本人以外の発想。。。同じようなクルマ、カローラと比べて60万円以上高い 10年乗るとしてガソリン代の差額は10年で60万円もするだろうか しないだろう 10年後にはクルマの価値は同じゼロになる だから買うメリットはない、、、 全員ではないですよ 多くの一般的な考え方の例
ハイブリッドというのはすごい技術ではありますけど、世界的には売れてないのですよ つまり205万円でも高すぎる 大衆受けがしないので、<価格を徹底的に安くしない限り>カローラやシビックみたいには売れません
そして中国で見たクルマ 小型のプラグイン電気自動車 中国製で おそらく100社くらいメーカーあるみたいです 1台30万円ほどで買えるんですよ 安全に走り曲がり止る プリウスとは土俵が違いますが、世界というのは
甘くないです ようやく日本がそういう世界の冷たい風にあたってきたというか 厳しさはこれからです
うちの工務店さん おととしですが、女子事務員さんのちょっとした<素人アイデア>を実行に移したところ
年度末に経費がトータル3000万円下がりました。もちろん社長賞や特別ボーナスでその事務員さんへは報いましたがオヤジさんはどうしたか
出入りしている職人さんや取引先 全部会社に集め 事情を説明して この3000万円の使い道を考えてくれと
頼んだ そして使い道は職人さんたちの将来に使いたいと 自分の会社や懐には入れない
出てきたアイデア その1 70歳の棟梁
「キャッシュバックしよう」
70の年寄りが何そのアイデア?でも息子さんとの話で、アメリカではクルマ買うとお金を払うんじゃなくてもらえるということを知ったそうです で住宅でもそれしたら?ということになった
その年に建ててくれた施主さんに全部キャッシュバックすることになり、お正月3日目 工務店のオヤジは
3000万円を100万円ずつ30袋、現金でお年玉袋に入れて施主さんを回った 施主さんはびっくり
まさかお年玉をしかも100万円ももらえるはずがない 常識ではね でもこのオヤジは常識はずれのことを
したんです アイデアは英語やアメリカとは一生縁がない 70歳の老職人から出たんですよ
翌年 その感動をもらった施主さんの多くは紹介者となり、仕事は丁寧で、値段も安い、しかもお年玉までくれて
儲けを消費者に還元する これが社会貢献 企業のあるべき姿 工務店はお客さんに困ることなく注文が潤ったんですよ それが続いている でもさらに精進しないといけないと オヤジは考えているんですね