二重床・二重天井・中空ボイドスラブ工法。
(スラブ厚は250mm・二重床は110mm)
通常スラブの80%ぐらいとの意見も聞くので、計算上は 250mm × 80% = 200mm!?
スラブ200mmなら普通のグレードになるかな・・・
騒音などの心配もあるので最上階を検討していましたが売れてしまいました。
でも物件を気に入っているので上層階で迷っています。
いかがでしょうか?
[スレ作成日時]2009-10-09 20:55:52
中空ボイドスラブ工法はどうでしょうか?
262:
匿名さん
[2014-12-06 15:14:07]
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あなたが詳しいと言うことを前提に話をします。
フローリングと簡単に表現したのは、直床か二重床かの違いだけでなく、二重床の場合、どのような構造になっているかの違いによっても変わってしまうからです。
コンクリートスラブやスラブ下に部屋がある場合、その天井がどうなっているかなども含めても、単に上下階を挟む床天井の性能に過ぎません。
上階と下階との音に関する性能を表記するのは非常に困難です。
生活音と言っても色んな種類の音があります。
音の種類によって伝わり方が変わりますので、それ毎に解析していかないと答えは出せません。
また、設計上の答えは出せても、実際に施工する施工精度の違いや、打設した時のコンクリートのスランプ値の違いなどによって、かなり変わってしまうこともあります。
上階の音を下階に伝える、もしくは伝わるのは、スラブ上下の床天井だけではありません。
窓ガラスを通して反射した音が入ってきたり、回り込んだ音が入ってきたり、壁と伝わって入ってくる音もありますし、埋設した配管が拾った音が増幅されたりして聞こえる場合もあります。
あなたは小梁のことを知らないのでしょうか。
例えば縦10m横5mの長方形の床があったとします。
柱は四隅に建てられていて、周囲に大梁が縦横二本づつあります。
このスラブが薄い場合、柱は無いが、縦10mの中間に横方向の小梁を入れて補強します。
漢字の「日」と同じ形になるようにして補強するのです。
しかし、スラブ厚が増せば補強は不要となりますので、小梁は要りません。
そうなると、天井がすっきりしますので、住む人から高評価が得られたりするのです。
次はスラブの話ですが、浴室のような2m四方くらいの床なら、通常スラブで18センチもあれば十分ですが、居間などの広い床だと小梁を入れたくないので25センチ以上にしたりします。
施工で間違いが起こらないよう、6畳大の洋間などの床は20センチで十分でも、居間と同じ25センチにしてしまうことも良く在ります。
実際に設計や施工したことの無い人には、知らされていないことですから、理解できないのも無理はないと思います。