現在、2x4の住宅メーカーで検討しているのですが、2x4は元々気密に優れているので
オプションでサッシをオール樹脂フレームのものにして、断熱材を発砲ウレタンのものにするだけで
高気密で結露のない住宅になるといわれました。
営業マンは注意事項として「うちのは気密が物凄くいいから、定期的に換気して下さい」と言っていました。
気密のいい家は、換気しなければならないほど息苦しくなるのですか?
とても熱く高気密住宅のことを語られてたので、嘘には聞こえなかったのですが
どうなのでしょうか?
子供のことを考えると心配なので、実際に住まれている方教えて下さい。
[スレ作成日時]2006-10-23 02:13:00
高気密住宅のホントのところ
673:
匿名さん
[2007-01-28 04:19:00]
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by 管理担当
こちらは閉鎖されました。 |
春や秋で室内外気温差が無くて無風なら窓全開でも換気されんわwお風呂の窓常時全開なのにカビだらけのお宅も多いはず。
窓全開でも換気されない場合がある証拠です。それでは実際の住宅の気密性はというと、寺社建築や古民家でC値30以上、
京都の町家でC値20程度、コンクリート基礎&アルミサッシの築30年ぐらいのそこらの在来木造住宅でC値10程度、
古い団地などのアルミサッシを使ったRC住宅でC値2程度、ここ20年ぐらいのマンションでC値1程度、ここ10年ぐらい
のマンションでC値0.3程度、最近の全面石膏ボード&クロス張りの在来木造住宅でC値5程度、初期の2×4住宅でC値3〜5程度、
防湿シート施工の2×4住宅でC値2程度、大手HMの軽量鉄骨住宅でC値3〜5程度・・・・といったところです。
次世代省エネ基準1地域ではC値2以下とすることとなっていることから高気密住宅というからには2以下を保証してるところが
多いですね。機械換気が有効に機能するのもC値2以下と言われています。換気扇がついていたって気密性が悪いんじゃ、
換気扇すぐ近くの隙間から吸気されてしまい、お部屋は換気されません。換気扇つけっぱなしなのにお風呂のカビやトイレの
臭いが解決されないのはこういった理由です。換気扇を使うからにはC値2以下の気密性じゃないと無駄ですよ。
それから夏の話ですが、茅葺き屋根の家は涼しいですね。茅葺き屋根の断熱性はグラスウールで40cm以上と言われています。
そこらの家の屋根はというと無断熱かせいぜいグラスウールで10cm程度。暑くて当たり前です。それから茅葺き屋根の家は
軒が深く、室内に直射日光が入りません。これも重要です。屋根の断熱性と軒の深さを併せ持つ現代住宅といえばマンション
の中住戸です。たいていのマンションはバルコニーがあり、直射日光に侵入を防いでいますし、中住戸であれば天井が熱く
なることはありませんからね。戸建でも屋根の断熱性と直射日光の侵入を防ぐ工夫をしなければ夏の暑さは防げません。