建築条件付き・転勤の可能性を示唆された場合、解約できる？

[匿名さん]

建築条件付き物件の白紙解除について教えてください。

土地の売買契約完了
現在は建物の打ち合わせに入っています。
建物請負契約期日が11月某日(特定回避の為、ぼかします)
本日、上司から転勤の可能性について示唆されました。
決定事項ではありませんが、その可能性が高いとの事。
最終的な決定は12月末にあるだろうとの事です。

この場合、建築条件付きの白紙解除は適用されますか？

転勤も確定ではなく、まだ可能性の段階ではありますが
このような状況で契約期日までに判を押す気持ちにはなれません。

また、住宅ローンの仮審査もこれからなのですが
その際は、転勤の可能性を示唆されたことについても言うべきですよね？
まだ子供が小さいので帯同の予定ですが、その場合はローン申請自体が通らないのではと思っています。

[11: 住まいに詳しい人]

まず契約書を良く確認してください。一般的な建築条件付き土地売買契約でしたら、指定業者と建物請負契約を締結することを停止条件とする特約のついた契約内容になっているはずです。
ここで大切なポイントは、建物請負契約が「解除条件」ではなくて「停止条件」になっているという事。「停止条件」の場合、建物請負契約をするまで土地売買契約の効力は停止しており契約が成立していないという事になります。
ですから、建物請負契約の期日を過ぎると土地売買契約は不成立となってしまい土地を購入する事が出来なくなってしまうのですが、逆の見方をすれば土地を購入しなくても良くなるという事でもあります。これは解約ではなくて契約の不成立なので、手付を放棄する必要はありませんし仲介手数料を払う必要もありません。
もしこれが建物請負契約が白紙解除の条件になっていたりすると、手付は返ってきても仲介手数料を請求される場合があります。（一旦土地売買契約が成立していると、仲介手数料の請求事由になるため）

ところで、スレ主さんの気持ちが購入見合わせに固まっているのでしたら、建物請負契約の期日を待たずとも、内示がありほぼ転勤が決まったので家は買えなくなりましたと伝えて構わないと思います。転勤は不可抗力でスレ主さんの責任ではないですから、常識的な業者であれば良心的な対応をするはずです。