その10です。
その9では、原発事故前の経産省の資料でオール電化による原発推進が明記されていることが新たな火種に。
http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g90224a04j.pd...
電力負荷平準化により夜間電力需要が創出される等により、ベース電源で
ある原子力発電の導入余地の拡大や設備利用率の向上が図られる。
電力負荷平準化対策(③ボトムアップ効果)
CO2冷媒ヒートポンプ給湯器(エコキュート)→15ページ目
原発おじさんvs原発オール電化おじさん!
原発推進と地球温暖化を主張するバトルはまだまだ続きます。
[スレ作成日時]2012-02-17 23:15:46
オール電化VSガス 【その10】
363:
匿名さん
[2012-03-05 11:39:43]
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by 管理担当
こちらは閉鎖されました。 |
夜間の発電コスト上昇は、たかが知れているから気にする必要はありませんよ。
震災前
http://eco.mu-sashi.com/energycost.htm
震災後
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20111221/hokoku_kosutohikaku....
各電力会社が震災後燃料調達費で赤字になっている理由は、原発停止に伴うピーク電源確保の為休止していた石油発電の発電を再開しているからで、現在震災に伴い緊急で建設中のLNG火力発電の発電コストは震災前後で大きく変わっていません。
そもそも>353の記事は、かなり事実誤認や書きたい結論に向けた強引な論理展開が散見されますので、気にする必要はありません。例えば同じ記事の中で、
>マイナスの影響を被るのは産業界だけではない。電力業界が大々的に展開したキャンペーンに乗せられて自宅をオール電化対応に改装、あるいはオール電化マンションやオール電化住宅を購入した一般消費者もまた被害者だ。オール電化のユーザーはエネルギー供給を電気だけに頼っている。供給能力不足に伴って節電要請があると生活レベルの切り下げを余儀なくされ、不便な暮らしを強いられる。夏場は冷房を、冬場は暖房を我慢し、電力消費の大きな掃除機や洗濯機などの使用時間をピーク外の早朝や夜間にシフトさせねばならない。
などと書いてありますが、ここで指摘している生活レベルの切り下げは、オール電化に限らずガス併用でもほとんどが当てはまります。ガス併用にはないオール電化ならではの部分は冬季の暖房程度ですが、夏季の冷房を我慢する事と比較すると影響度はかなり低いでしょう。
何しろガス派の人が得意げに披露していた経産省の素案でも、ピーク電源対策で昼夜の電力価格差をつけると言っているくらいです。現在原発停止に伴い危惧されているのはピーク時間帯の電源不足であって、夜間の発電量では有りません。>353の記事では
>ただ、原油やLNGをたく火力発電は出力調整が原発よりも容易なので、夜中も昼間と同じように発電機を回して余剰電力を生じさせる必然性はない。
と主張していますが、震災以前から石炭火力の稼働率は80%程度、LNG火力の稼働率は60%~80%程度で、夜間停止のできない原発の稼働率80%と比較しても遜色ない稼働率です。夜間止められるから停止するのは発電コストが原発と比較して大幅に割高な石油火力であって、負荷の非平準に対応する調整用として稼働率を落としているLNGは、夜間の需要が増えて負荷が平準化されれば今より稼働率を向上させることが出来ます。