その10です。
その9では、原発事故前の経産省の資料でオール電化による原発推進が明記されていることが新たな火種に。
http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g90224a04j.pd...
電力負荷平準化により夜間電力需要が創出される等により、ベース電源で
ある原子力発電の導入余地の拡大や設備利用率の向上が図られる。
電力負荷平準化対策(③ボトムアップ効果)
CO2冷媒ヒートポンプ給湯器(エコキュート)→15ページ目
原発おじさんvs原発オール電化おじさん!
原発推進と地球温暖化を主張するバトルはまだまだ続きます。
[スレ作成日時]2012-02-17 23:15:46
オール電化VSガス 【その10】
353:
匿名さん
[2012-03-04 01:13:38]
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by 管理担当
こちらは閉鎖されました。 |
割安の深夜電力を使うエコキュート利用者302万人の
経済的メリットは消え、生活レベルも ダウン。
[ ファクタ2012年2月号 BUSINESS ]
エコキュートは「エコ窮地」
東京電力は福島第一原発の放射能漏れ事故に対する補償で、電気料金の値上げは不可避。他電力も原発が止まり、原油やLNG(液化天然ガス)を割高なスポット枠で買い増しているために発電コストが上がり、円高差益が吹き飛ぼうとしている。電気料金の本格改定による値上げは必至の情勢だ。
そもそも深夜電力の割安な料金設定は、昼夜を問わず同じ出力で発電し続ける原発があればこそ。短時間で出力が変動するような運転は原発の安全を損なうため、昼間のピークに合わせて大出力で動かす結果、必然的に夜は余る。この余剰電力を売りさばく方策がオール電化ビジネスであり、その先兵がエコキュートだった。
しかし今や「原発ゼロ時代」到来はほぼ確実で、エコキュートに割安な深夜電力を送り続ける余裕はなくなる。電力会社が302万3千件のエコキュートユーザーに対する責任を果たすには今後も割安な料金メニューを維持しなければならない。ただ、原油やLNGをたく火力発電は出力調整が原発よりも容易なので、夜中も昼間と同じように発電機を回して余剰電力を生じさせる必然性はない。
もし逆ザヤで損を出しながら割安なオール電化の料金メニューを維持すれば電力会社の業績に悪影響を及ぼす。特に関電の場合だと筆頭株主である大阪市の橋下徹市長が株主総会で「株主の利益を損なう行為だ」と指弾してくるのは間違いない。橋下市長は関電に対し、脱原発依存も株主提案する構え。供給サイド、需要サイドの両面で追い詰められたオール電化ビジネスは風前の灯で、深夜電力を使うエコキュートのユーザーもいつまで経済的メリットを享受できるか不透明となった。「エコキュート」は「エコキューチ(窮地)」に改名した方がよさそうだ。