自分が注文住宅を検討している時に甚だ不便に思ったのは、各社の坪単価の算定方法がてんでばらばらな事です。検討の初期段階で候補となるHMや工務店を選定する時、価格は非常に重要な情報です。広告では通常坪単価で表示されていますが、統一された基準が無く各社各様の算定方法で行っているために、安いと思ったところがそうではなかったりと、結局は1社づつ見積もりを取って比較しないと全くわからないという状況でした。
例えば最近盛んにTV CMを流しているタ○ホームは、算定に建築面積ではなく施工面積を使っていたり、別途費用の項目が結構あったり、それでも決して高くはなかったのですが、広告の坪単価から受ける印象ほどではありませんでした。真意はわかりませんが、一見安価に見せて集客を計るやり方に思え、あまり良い印象を持ちませんでした。
タ○ホームは1例ですが、他でも坪単価を安価に見せるテクニックを駆使した価格表示が横行していると思いました。このような価格表示のやり方は”不当景品類及び不当表示防止法”に抵触する可能性もあると思うのですが、公正取引き委員会の指導が入らないのは、この程度では消費者の判断を惑わすような虚偽や誇大な表示とは言えないという事なのでしょうか?
実際に契約する時には個別に見積書を作りますので、騙されたというような被害は無いのかもしれませんが、消費者の立場としては、是非、坪単価の統一基準を作ってもらいたいと思いました。皆さんはどうお考えになられますか?
[スレ作成日時]2008-01-06 02:21:00
坪単価表示の統一基準を作って欲しいと思いませんか?
12:
相模原のK
[2008-01-08 00:21:00]
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大勢の方が言われているように、現在の坪単価に意味は無く総額が大事だという事に全く異論はありません。No.10の匿名さんの言われるように、坪単価を前面に出しているところは基本的に価格勝負の業者だと思います。このようなところは自由設計などと謳っていても本当のところは基本プランが決まっているパッケージ商品であり、ある程度の変更しか受付けないか変更に高額な追加代金が必要になると思います。No.08のビギナーさんからは「家と車を同じような買い物と思っているようですね」とのご指摘を頂きましたが、柱1本から拾って見積もりをするような本当の注文住宅とは違って、このような家は大量生産される耐久消費財と同じような『商品』なのだと思います。ただ、この商品は安価なうえにそこそこの品質と性能があり、ごく普通のサラリーマンがまず最初に手に入れるマイホームとしては非常に手ごろです。
しかし、(繰り返しになりますが)この商品の宣伝広告における価格表示に基準がないため、消費者(※)を惑わすばかりか公正な競争を妨げていると思うのです。1社1社見積もりを取れば良いではないかと言われる方もいますが、普通のサラリーマンには10社も見積もりを取る時間はないと思うので、正しい判断が出来るように、また業者間の公正な競争が行われるように基準を作るなどして改善した方が良いというのが私の言わんとするところです。
No.7で私が提案したように、家屋本体部分と住宅設備を切り離す方法はどうでしょうか?またNo.11の建築中さんが言われるように、一切合切含めて40坪総2階建ての引渡し価格を広告の基準と決めるのも1つの方法だと思います。無理、無駄と言わずに、皆様もグッドアイデアをご披露ください。
※施主でなく消費者という言葉を使っているのも、商品を購入する人という意味合いを込めています。