さらば湾岸、超高層―― ある住人の独白
http://business.nikkeibp.co.jp/nbs/nbo/base1/latest.html
日系ビジネス 2011.5.9号
全く、なぜこのマンションを購入してしまったのだろう。
今の偽らざる気持ちです。
それほど、東日本大震災は、私の住まいに対する考え方を根底から変えてしまいました。
家族のためにも、一刻も早くここを離れたい。
(中略)
妻の様子が少しずつおかしくなっていきました。
一言で言えば、情緒が不安定になったのでしょう。
何よりも、揺れに対する恐怖がすさまじいのです。
(中略)
「東京湾に津波の心配はない」としばしば言われますが、こんな大震災が起きて、一体誰が断言できるのでしょうか?
液状化にしても募る不安は同じです。
ダメを押したのが停電の不安でした。
(中略)
家族のことを考えると、私はやはりここを離れたい。
次は揺れも、液状かも心配せずに住む場所を探しています。
でも、すぐには売れないでしょうね。
売却価格を大幅に下げる必要もあるかもしれません。
時が経てば、また湾岸マンション相場も落ち着くのでしょう。
日本人は忘れやすい性格ですから。
それでも、私の住宅選びの基準は、もう戻りません。
[スレ作成日時]2011-05-14 14:42:38
さらば湾岸、超高層―― ある住人の独白
602:
匿名さん
[2011-06-02 23:52:42]
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by 管理担当
こちらは閉鎖されました。 |
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/ba/37/
>ひな壇とは、ひな人形を飾る台のように、階段状になった造成地をいう。これが南斜面にあると、眺めよし、日当たりよし、風通しよしと、住むのに最高の敷地になる。
>ただし、落とし穴があると事情は一変する。地盤が弱かったり、擁壁の構造に不具合があったり、斜面の傾斜が急すぎたりすると、大雨や地震のたびに地すべりや崖崩れの不安に脅かされるのだ。
>多摩丘陵や武蔵野台地などが広がる首都圏には、災害に強いひな壇と弱いひな壇が入り乱れて存在する。あなたが住むひな壇は大丈夫だろうか。
>東京都に住むAさんは、不動産会社にだまされて、落とし穴にはまった。Aさんは新潟市の出身だ。2004年の新潟県中越地震で、地すべり災害が多発したのを間近に見た後に、仕事の都合で東京に引っ越した。
>東京では「地盤が強い土地に住みたい」と希望。不動産会社が「ここなら大丈夫ですよ」と勧めたので、ひな壇の途中に立つ築約20年の中古住宅を購入した。住宅は鉄筋コンクリート造で、外見で判断する限りでは地震に強そうだった。
>地盤が弱いと気づいたのは、住んで1年半ぐらい経ってからだ。近所の人と雑談していて、地盤の話になった。
>「ここは地盤が強いんですよね」
>「違います。ここは宅地造成工事規制区域ですよ」
>宅地造成工事規制区域とは、「宅地造成に伴い災害が生ずるおそれの著しい区域であって、知事または政令市等の市長が指定した区域」のこと。つまりは、政府公認の「地盤が弱い地域」ということになる。