どこで建てようか
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[2006-01-28 04:55:00]
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81: 名前:67投稿日:2006/01/24(火) 05:56
連続で失礼します。
「よい子が危ない」 〜近藤千恵「親の心がしっかり伝わっていますか」〜
親がいわゆる「親の権威」をもって子どもに接することで、子どもが親の言うことを聞く
「いい子」に思われる行動をすることがよくあります。手のかからない子、素直な子、
と親や幼稚園の先生をはじめ、おとなの受けはよい子どもにそんな子どもが多いようです。
ところが、後年、子どもが中学生になり高校生になって、登校拒否や家庭内暴力について
よく言われるのは、そういうかつての「よい子」が危ないということなのです。
一見良い子に思える、親の気持ちをくんで行動しているかに見える子どもが、
実際には、親の権力の行使で、自分の意志に反した事柄を押し付けられていると
感じていることは意外とたくさんあります。次のような質問をしました。
①自分の気持ちに反して何か押し付けられたことがありますか
②どんなふうに押し付けられましたか。
③そのときどう感じましたか
④そこでどんな行動をしましたか。
Aさん(34歳、二児の母)
①お客様がいらしているとき同席し、一緒になって茶菓子を食べていたりすると怒られた。
②テーブルの下で足をつねられた。
③どうしてこんなに怒られなければならないのか、と反発を感じた。
④反発を表せば、もっと叱られるのが分かっていたので、親に対しては従順なふりをする
行動をとった。
Bさん(52歳、二児の母)
①小学校一年のとき、学校へ行けといわれた。
②どうしても行けと、大のおとな二人がかりで両手をひっぱられた。
③動物か品物にされたようで、すごくみじめで、絶対に負けまいと思った。
④泣きじゃくり、両手をおとな二人にもたれて足を踏ん張り、道路を引きずっていかれた。
途中で自分から、一人で行くのが嫌なので、お友達と一緒なら行くんだと叫んだが、
本心ではなかった。翌日からは、一人の女の子と学校へ行くことになった。
Cさん(42歳、二児の母)
①結婚に関して
②とてもいい人よ、あなたには良縁よ!
私が断ると、「私はもう知らないわよ」「断れなかったわ」と断ってこなかった。
③しゃくにさわった。悲しかった。どうしようもないものに締め付けられたようだった。
④結局、結婚をしてしまい、嫌だい嫌だと思いながらきてしまった。今はどうにかここを
くぐりぬけなければと思っている。
そしてCさんは自分の親の「権威」について、こう述べています
わたしの母親が、わたしに対していかに権威というものをふりかざしてきたか。
母にしてみれば、それは、私を思ってのことに違いないのだろが、結局、私を自分の
所有物とみなすところから発したものだと思う。
いつも母は私に対して、罰そして教訓をたれてきていた。知らないうちに、私は母に依存し、
狭い考えのままおとなになってしまった。私は母が好きだった。しかしいつも恐怖の念を
もった愛情だった。親の権威に受身に服従し、自己の欲求を否定し、自分自身であることを
恐れ、対立、葛藤を恐れ、自分の信条のために立ち上がることを恐れていたのだ。
まさに私は、そのままに結婚し(親の言いなり)、姑に対しても、対立を恐れ、夫に
対してなにか歯車の合わないものを感じて、離婚したくても、それも祖母の反対にあってできず、
まじらわすために子どもを生み、その子どもに振り回され、果ては今度は、私が子どもに対して、
権力の行使をするようになってしまった。結婚、離婚、すべて自分の意志によって左右するこが
できず、母親に何でもかんでも決定権があり、私はただ人形であったのだろう。
権力行使はその穴埋めとして、結婚の相手との関係がスムーズにいかないときに親が陥る形でも
あったのだろう。しかし、それはそれとして、私の人生にとって、母の私に対する接し方は、
マイナスであったのを感じる。今でもときどき、誰かがしっかりと見てくれ、自分のやりたい
ことでもちゃんとみてくれたら、どんなにか楽だろうと思うことがある。
怖いのは、権威に支配されていた方が、自分自身を規制するよりももっとたやすい楽な立場
だと考えてしまうことだ。こうねると、権威をもった人の意のまま、ますくなるとその人
を恨み、うまく運んでも自分で全部成し遂げたわけではないから、いつも不安でたまらない。
やはり、つまずいて転んでも自分で決めて、自分で行うのが良いのではないだろうか。
母を恨むわけではないが(昔の人は大体そうであったと思う)やはり、口惜しいという
感じだけは確かだ。