北海道（札幌市）で家を建てるならおすすめの会社はどこでしょうか？

[マンコミュファンさん]

近いうちに、札幌市内で家を建てたいと思っています。
寒冷地ですから、断熱性能・気密性能ともに高い、省エネルギーの住宅が希望です。
坪単価や、これくらいの予算でこんな住宅が建つ、知り合いの家は暖かいなど、、、、、
真面目に家作りしてくれる良心的な業者さんの情報がありましたらお願いします。

[26: 一戸建てを夢見る20代]

書込みを拝見させていただいたんですが、一戸建てを建てるにあたり
もう少し希望を深掘りした方がいいのでは？と思いました。

高気密・高断熱住宅は割りとどこも施工できると思います。
この高気密・高断熱は口でいうのは簡単で、
どの程度高気密なのか、高断熱なのか、はっきりと説明できるところが
安心だと思います。勿論、客側もその点の知識は事前に勉強されるのが良いと思います。
実際に気密の指標「C値」の測定が出来る工務店、HM、
また断熱施工の資格を有する大工さんなどが居るところ、がまずは判断条件だと
思います。勿論、資格など無くても素晴らしい施工をされる大工さんも沢山います。
その点は、冬に実際に住宅を見せてもらい、隅々まで見てまわってください。
もし、壁を隅々までさわって温度が極端に低いところなどがあれば
断熱施工が甘い、もしくは窓の性能が悪く、冷気が走っている（コールドドラフトといいます）可能性が
あります。

ちなみに住宅展示場などは、暖房設定を過度に上げているので、実際の住宅性能が見えにくくなっている
ところがありますから気をつけたほうがいいです。

住宅には色んな夢がありますよね。

「家族の動きが見える家にしたい」
「心地よい風を楽しめる家にしたい」
「エコを実感できる家にしたい」
「奥さんと二人でゆったり過ごす家にしたい」
「木のぬくもりが感じられる家にしたい」

そんな夢はありませんか？

①家族の動きが見える家にしたい、ならば
家族構成＋就業スタイル＋子供の年齢、あと何年経つと何人になる？の違いで
いかようにも変わると思います。
今は子供2人だけど高校生だから、大学にいけば子供部屋は今のように無くてもよい、だとか
ここにあと20年だけ住んであとは子供らに明け渡す、だとか、
それ一つで間取りはまったく違うと思います。自分らはどう住みたいのか整理しておくべきでしょう。
また、それに対し、明確な答えが返ってくる工務店、HM,設計士と契約すべきでしょうね。

②風を楽しむ、日当りを楽しむ。
　これは土地の条件に拠るところでしょう。都市部で通勤重視なら、こういった部分は
　難しいでしょうが、日当りを楽しめるよう、南面の窓を大きくするとかできると思います。
　いずれにしても、土地が決まっていて何が住宅にもたらせるのか、何も求めないのか、
　そこも整理すべきだと思います。

③エコを実感できる家

　北海道の住宅は、暖房と給湯でもっともエネルギーを消費します。
　電化ならヒートポンプ、ガスならエコジョーズ、灯油ならエコフィール、というのが省エネの最先端です。
　実は上の三つは、ファンヒーターのように温風を出すもの、パネルラジエーターというものに温水を
　流して暖め、そのふく射で暖房するもの、床に温水を流して暖房する床暖房、どれも選べます。
　ヒートポンプは色々な商品が出ていますが、ガス・灯油はエコジョーズ・エコフィールという名の
　ついたものは基本的に同じ省エネ性能が期待できます。ヒートポンプは空気の熱から暖房ができる
　エアコン、エコヌクール、地中の熱から暖房ができる地中熱ヒートポンプ、の３つがあります。
　それぞれ一長一短がありますが、細かく書くと長くなるので割愛します。
　個人的にはセントラル温水暖房で床暖房が最高だと思っていますが、床暖房もメリット・デメリットが
　あります。
　ヒートポンプ、エコジョーズについては、札幌ファクトリーに北海道電力・北海道ガスのショールームが
　あるので、そこで色々見られるのが良いかと思います。

　太陽光発電は今、補助金も出ますし安く入れれるようになってますからオススメですが、
　確かに冬は雪が積もっちゃいます。雪を溶かすヒーターなどを装備するケースもあるようですが
　バンバン発電できると期待はしないほうがいいでしょう。いまだと太陽光発電の取り付けは平均でも
　２００万～３００万程度だと思います。
　
　③
　家の内装仕上げ、外観はあちこちみて気に入ったものを選ぶのが手っ取り早いと思います。
　ただ、工務店、HMでも取り扱える建材は限られているので、希望のものが出来るとは限らない。
　
　家の中をシックに仕上げたいのか、床はフローリングがいいのか、色々希望は考えればあると思います。
　私は、漆喰の仕上げがやはりいいなーと思ったり、調湿効果のある珪藻土もいいなーとか、
　やっぱりキッチンはタイル張りで掃除しやすいほうがいいな、とか色々考えてます。
　奥さんの意見も取り入れてIHにしようとか・・・・　でも対面かアイランド形のキッチンかは
　未だ結論が出ていません。
　
　
　自分はまだ家を持てるような稼ぎでもないし、土地もないですが、夢だけは膨らみます。
　でも、基本的には自分の家が代々住めるような、鉄筋コンクリート造＋間取りが自由の効く家、
　そして長い間、安く住めるようにメンテナンスがしやすい家、バリアフリーは無視してオシャレな家、
　エコなシステムを使ったローエネルギーな住宅でありつつも、しっかりと行き届いた断熱施工から
　くる快適な家、そんな家を求めています。

　ひとえに高気密・高断熱といっても、在来と呼ばれる木造軸組工法（柱で家を支える）、ツーバイフォーと
　呼ばれる工法（壁と柱の枠組で家を支える）、鉄筋コンクリート、鉄骨、などそれぞれ
　外張り断熱、付加断熱、基礎断熱、床断熱、色々方法があります。
　
　イニシャルコストを坪５０万に設定するなら、
　①断熱はどんな断熱ができるか？　
　②窓はしっかりとしたサッシとLow-Eペア、が付くのか？（Low-Eトリプルが最高だと思いますが）
　③間取りを優先するのか？
　④それとも暖房給湯のイニシャルコストとランニングコスト、
　⑤はたまた風呂洗面所のグレードはどうするのか？
　⑥ロードヒーティングで数十万かけられるか？
　
　眠くて思いつかなくなってきましたが
　あちこち実際に見た方がよろしいでしょう。
　その時、どのポイントを見るのか、決めてから行ったほうがいいと思います。
　私はリプラン、北海道の注文住宅、などはほぼ毎月読んでます。
　Q1.0住宅や、北方型住宅ECO、など高性能な住宅を建ててらっしゃるネットワークなども
　一度、ご覧になるといいと思いますよ。
　
　以上、建築に知り合いが多い、若手エンジニアの戯言でした。