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家づくりに営業マンなんて必要ないのではないじゃろうか?知識不足で嘘つきで、そのくせ給料だけは高い。営業マンなんか無くして、設計と工務と事務で事足りはしないじゃろうかのぅ?皆さんはいかがお考えじゃ?
[スレ作成日時]2017-05-10 18:08:57
営業マンなんかいらない
72:
足長坊主
[2017-05-14 17:07:51]
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建設会社は倒産しないと保険が下りないんです。保険が適用されるのは破産、民事再生の申立て、会社更正手続開始、会社整理開始等が条件になりますよ。業務停止で会社が勝手に工事を止めているだけの状態。いわゆる夜逃げ。なんと、コレでは保険が適用されないんです。ちゃんと社会的に倒産の手続きをしてくれないと保証会社も手を差し伸べてくれないんです。でも、中小工務店は大概きちんとした手続きも取らず、逃げる。そして、現場では雨ざらしのまま工事がストップしどんどん躯体が痛んでいきます。
それから、工事中は建設会社の所有物なんです。工事費を払っていても工事中の建物は建設会社の所有物になります。施主と工務店は建設請負という契約を結んだだけなので、完成して引渡しを受けて初めてお施主さんの持ち物となるのです。その為、途中倒産した場合の建物は勝手にいじって工事したりするわけにもいかず・・・
契約を解除してからでないと別の業者に頼めないんです。つまり、完成保証に入っているからって全く安心できないんです。
だから売建(宅地分譲+自由設計で建てるやつ)で、この保証に入っているからって事だけで建設会社を信用しないで財務状況を確認したりチェックが必要なんですね。余りにも値引きが大きいのも危険です(運転資金が足りなくて早くお金が欲しい場合があるから)。
なんて事考えていると、何処も信用できなくなってしまいますね。
今まではこの保証に入れる会社ってのが一つのバロメータだと思っていたのですが、新たに他の物差しを探さなければいけませんね。
それと、完成保証をもう少し掘り下げてチェックしていたら・・・。保証にもよるけど前払い工事費のみ保険対象(建設費の20%まで)のタイプや前払い工事費分と他の工務店で引き続き工事を行う場合の増減工事分(合計40%まで)まで保証を受けられるタイプがあります。
仮に3000万円の請負契約で契約時金として工事費の1/3。つまり1000万円を支払っていた場合に着工してすぐ建設会社が倒産してしまったら・・・。600万円までしか保証は受けられないので400万円分は補償が受けられない事になります。つまり、工事費の支払い方の契約によっては全然完成が保証されているというような代物ではなく注意が必要なんです。
とにかく過払いにならないように支払う条件を建設会社にのんでもらう。もしそれを嫌がるようだったら工事はお願いすべきではありませんね。
う~んなんとも難しい世の中になってしまったものです。。。「長年地元に根差してきた工務店ですから、ご安心下さい」なんてのは過去の話し。
ともかく、「完成保証」という保証は保険会社が責任を持って最後まで建ててくれる訳でなく、完成できるようサポートしてくれる程度のものです。
このように完成出来ないケースも出てきますので、建設会社選びは慎重に行いましょう!