12月16日号のSUUMO(スーモ)マガジン町田・相模・麻生版に、ヴァンクレール町田(分譲地、一部建築条件き)
という広告が載っているのですが、売主が(株)トーシンファミリーで、仲介が(株)トーシンホームという会社です。
名前からしても同じグループ企業と判りますが、この2つ会社の住所は全く同じなので、別会社といっても
その実態は売主物件ではないのかと思うのですが、こういうのは宅建業法に引っかからないのでしょうか?
もしこれが良いのならば、便宜的に別会社を作ってしまえば、自社物件からも仲介手数料を取る事が出来そうです。
この是非についてわかる方がいましたら、コメントお願い致します。
※SUUMOのホームページで検索しても出てきました。(2009年12月20日現在)
[スレ作成日時]2009-12-20 19:00:08
登記上は別会社でも住所は同じグループ企業。それが売主の物件を仲介するというのはアリですか?
102:
匿名さん
[2012-01-16 17:08:33]
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同じ人物が「運営」している会社という喩えですが、会社の場合、「経営」という用語を使いのが一般的なので、こちらを使用させていただきます。
まず、経営者が同じだとまるで実態が同じ会社のような書きぶりですが、下で述べるとおり、これは単純すぎる発想です。
また、資本関係などは問題視していませんとかいうけど、資本関係がなければ他社がもう一方の会社を支配するとかされるとかいう関係にないわけでして、実態が同一なんてことはありえません。
代表取締役が同じ会社どうしが取引するには、それぞれの会社の承認手続が必要とされるわけで、資本関係が存在せず両会社の株主が赤の他人どおしなら、それぞれ売主と仲介になることについて両会社の株主(株主総会。または取締役会)の了解がなければならないのですよ。
同じ人物が経営している会社どおしでも実態が同じとはいえません。
それと、「公序良俗違反」を連発されていますが、この法律用語を正確に理解していますか?
契約は事由であることが原則なのに、それを「あってはならないほど悪質な契約」だから「無効」と認定されるような行為が「公序良俗違反」です。
あってはならないほど悪質な行いを日常の商売にしていては、普通は警察に捕まりますね。
売主・仲介者が仮に実態が同じ会社どおしだとしても、これが後ろに手が回るような「公序良俗違反」というほど悪質でしょうか?
「公序良俗違反」には人倫に反するもの(妻子ある男性が、不倫関係にある女性と将来妻と離婚して結婚することを約し、結婚するまで扶養料を払うという契約など)、犯罪をすることを約束するような正義の観念に反するもの(盗品の売買を委託する契約など)、利息制限法をはるかに超えた利率による暴利行為、個人の自由を極度に制限するもの(一生結婚しないという約束など)、賭博など著しく射倖性の強い行為などがあります。
これらは最高裁等の判例で「公序良俗違反なので無効な契約」とされています。
101さんは、「同じ人物が運営しているような実態が同一の会社が、それぞれ売主と仲介になることは公序良俗違反」とのことですが、上記のような公序良俗違反の事例と同等とお考えですか?裁判所に「公序良俗違反」を認めさせることが可能だと思いますか?
認めさせることは、不可能でしょう?
ちなみに、私は「トーシングループ」とは無縁(というか、今101を読んで初めて目にした会社名)ですし、不動産業界の人間(従業員も含め)でもありません。
案件により不動産業者の敵にも味方にもなりますが(とは言っても弁護士とか法律専門職でもありません)、本スレッドでは仲介手数料について誤解ある発言が目につきましたので、不動産業者寄りの発言をしました。