省エネ、低燃費住宅の視点から、寒冷地で普及しつつある高気密高断熱住宅を検討しています。
住んでいる地域が温暖地なので、この掲示板などを拝見すると色々と相反する意見があるようです。
冬季での効果は寒冷地で実証されていますが、温暖地での年間を通しての効果は世界を見渡しても見当たりません。
国内で対応している企業も多数見られますが、その効果について実証している企業が見当たりません。
実際に温暖地で高気密高断熱住宅を建てられた方で、年間冷暖房費を記録している方がいれば公表していただけないでしょうか?
大まかな地域、床面積、断熱気密性能、冷暖房設備概要等と一緒にお願いできればと思います。
どうかよろしくお願いします。
[スレ作成日時]2014-08-30 08:51:55
温暖地での高気密高断熱住宅
62:
匿名さん
[2014-10-28 12:06:36]
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by 管理担当
こちらは閉鎖されました。 |
試算条件
家の広さ100m2、内部発熱=室内使用電力等10Kw/日(300Kw/月)+2人x0.1kwx24時間=14.8Kw/日、日射はなし。
札幌1月平均気温-5℃、8月平均気温23℃
東京1月平均気温5℃、8月平均気温29℃
1月に無暖房住宅するための札幌Q値は0.22w/m2、東京Q値は0.34w/m2。
100m2xQ値0.22w/m2x(室内温度23℃-(札幌外気温度-5℃))x24時間/1000≒内部発熱14.8Kw/日
100m2xQ値0.34w/m2x(室内温度23℃-(東京外気温度5℃))x24時間/1000≒内部発熱14.8Kw/日
8月冷房電力(顕熱のみの計算、潜熱(除湿)は除く)COP5と仮定
(100m2xQ値0.22w/m2x((札幌外気温度23℃)-室内温度26℃)x24時間/1000+内部発熱14.8Kw/日)÷COP5=2.6kw/日
(100m2xQ値0.34w/m2x((東京外気温度29℃)-室内温度26℃)x24時間/1000+内部発熱14.8Kw/日)÷CPP5=3.4Kw/日
1月以外の月は常に冷房になり、8月が一番電力を要する。
これ以上Q値性能を良くすれば年中冷房することになる、地域により上限Q値性能は異なる。
参考に現実的な東京でのQ値の試算
Q値0.5w/m2の試算
(100m2xQ値0.5w/m2x(室内温度23℃-(東京1月外気温度5℃))x24時間/1000-内部発熱14.8Kw/日)=6.8Kw/日
(100m2xQ値0.5w/m2x((東京8月外気温度29℃)-室内温度26℃)x24時間/1000+内部発熱14.8Kw/日)=18.4Kw/日
(6.8+18.4)÷COP5÷2=2.5kw/日(1月、8月の平均)
Q値1.0w/m2の試算
(100m2xQ値1.0w/m2x(室内温度23℃-(東京1月外気温度5℃))x24時間/1000-内部発熱14.8Kw/日)=28.4Kw/日
(100m2xQ値1.0w/m2x((東京8月外気温度29℃)-室内温度26℃)x24時間/1000+内部発熱14.8Kw/日)=22.0Kw/日
(28.4+22.0)÷COP5÷2=5kw/日(1月、8月の平均)
上記試算は1月と8月だけでかつ日射等は考慮してないがQ値が小さい程使用電力は少なくなる。
東京ではQ値1.0以下は費用対効果から適切でない。
冬の日射の多い東京で日射の取入れを考慮すればQ値は1.5w/m2程度で十分と推測出来る。
by前科5.5犯