レスが1000件を超えたので、パート5を作りました。
引き続き、夏涼しい家 についていろいろ情報交換しましょう。
夏本番はこれからですから。
[スレ作成日時]2014-07-20 22:35:27
注文住宅のオンライン相談
夏涼しい家 パート5
269:
高高住まい
[2014-07-24 17:06:31]
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by 管理担当
こちらは閉鎖されました。 |
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長文です。
居住地は札幌。Ⅰ地域です。
実家近くに今年家を建てました。
それぞれの住宅スペックは次のとおり。
実家 :築30年 大手HM ツーバイフォー Q値不明 C値不明 そのHMの営業マン曰く、Q値は2.0前後 C値は2~3らしい。中中住宅と推測。
延べ床40坪 吹抜けなし 第3種換気(まともな計画換気とはなっておらず、風速等に大きく左右される)
私の家:築0年 地場工務店 在来工法 Q値1.42 C値0.38 北海道にある典型的な高高住宅
延べ床40坪 吹抜けリビングに8畳 第3種換気(計算された計画換気により換気量は常に一定)
両家とも南と北に住宅があり、東西には住宅なし。エアコンもなし。軒の出の長さは共に45cm程度
最高気温が30度、最低気温が20度の場合、昼は「1階であれば」私の家の方が圧倒的に涼しいです。
2階は「窓を閉じた状態」であれば、どちらの家も暑いです。
しかし、夜に2階の窓を開けた場合、私の家は急速に熱が抜けますが、実家は暑いままです。
これは恐らく、窓の位置及び天井の断熱性能の差にあると思います。
私の家は東西南北に風が抜けるように窓を設置していますが、実家はそうなっておりません。
また、天井の断熱も私の家の方が厚く、かつしっかりと気密性を確保しております。
高高住宅の場合、真夏でも「寒暖差があれば」夜の冷えた空気を夕方まで保持できます。
また、私の家は西日がもろにあたる部分にトイレがありますが、断熱材が厚く気密もいいので、夕方でも驚くほど涼しいです。
実家はトイレが北側にありますが、蒸し風呂状態となります。
以上の事象は、本州以南の熱帯夜が頻繁にある地域では通用しないかもしれません。。
ただし、そのような地域でも、エアコンで家を冷やすことを考えた場合、やはり高高住宅の方が低燃費かと思います。
そもそも計画的な換気を行うには高気密が必須条件ですよね・・・
年がら年中窓を開けて換気を行う戦前の住宅であれば話は違いますが。
ちなみに、北海道ではQ値0.7C値0.1という家が少数ですが存在します。
Q値0.7ですと、外壁の断熱厚さで300mmオーバーというような化け物スペックとなります。
ドイツ辺りではそれぐらいは当たり前なんですけどね・・・
そのような場合において、エアコンを設置しない場合、やはり夏のオーバーヒートが問題となってきます。
解決方法としては、
・軒の出を長くする
・通風を考えた窓配置とする
・「外付け」の遮熱ブラインドを設置(←すっごく重要)「よしず」も効果絶大!
・余裕があれば「アースチューブ」を設置し、パッシブ換気とする(これは凍結深度の関係上寒冷地のみで施工可能かな・・・)
というのが模範的な回答のようです。
よく「低低住宅」とか「中中住宅」と表現しますが、現代住宅ではビニールクロス等を張ってしまうのでC値5.0ぐらいは達成してしまいますよね。
これって、戦前以前の基準で言えば「超超高気密住宅」です。
外気温が0℃、家の中が1℃という住宅であれば「低低住宅」でエアコンなしでいいのかもしれませんが、C値5.0以上の「超超高気密住宅」であれば
C値5.0よりも0.5以下とし、エアコンを運転させた方が省エネかつ、吹抜けありでも上下の温度差なしで暮らせると思います。