姉歯秀次・元1級建築士による耐震偽装事件が発端となった耐震偽装問題
(構造計算書偽造問題)ですが、事件を加熱報道したマスメディアも、
その後の経過については、あまり伝えることはありません。
この事件を発端に、建築基準法が改正されましたが、建築をめぐる状況は、
けっして良くなっているわけではないようです。
施行から1年以上が経過していますが、改正建築基準法の施行前後の1年間
の統計を比較すると、新設住宅の着工数は施行前が127万戸、施行後が9
9万戸、全建築物の着工床面積は施行前が1億9千万m2、施行後が1億4千
万m2となっています。
新設住宅の着工数、全建築物の着工床面積共に、大きく落ち込んでしまった
のが現実です。
また、構造計算書の偽造防止のために導入された構造計算適合性判定によっ
て、伝統工法による木造住宅の建造が阻害されたり、あるいは、建築デザイ
ンにも、構造形式の変更や、構造規模の縮小など、デザインの萎縮傾向が見
られます。
耐震偽装問題という事件のくくりでは、いったんの解決に至ったように思わ
れがちですが、マンションの購入を検討されている皆さんにとって、現在の
状況で、すべてが解決したとは言えないのではないかと思い、公式スレッド
を立ち上げさせて頂きました。
この事件について、また、その後の国や業界関係者の動きについて、皆さん
がどのように感じ、どのように考えられているか、忌憚のないご意見を投稿
頂ければと思っております。
※このスレッドはそれぞれがご自身のご意見をご投稿頂きますよう、
よろしくお願い申し上げます。 eマンション管理担当
[スレ作成日時]2008-08-19 16:53:00
【公式スレ】耐震偽装問題とその後の経過について
32:
匿名さん
[2009-03-02 08:18:00]
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損害の1/10の賠償金で満足しとけということなのでしょう。
過去の報道によればセンターワンホテル半田の強度は42%とのこと。
行政により、補強で済ますことを許されず、解体を強制されていた筈です。
それにも関わらず、ホテル側が勝手に、補強で十分だったのに解体したかの様に原則を責める判決とはね。
仮に上告しても、高裁、最高裁と、裁判所がより一層国寄りになるのだから、勝訴はますます厳しいでしょうね。
それでも、今まで業者に手抜きさせ放題でも何ら責任を問われなかった建築行政に初めてミソを付けた点では画期的だったのでしょうね。
耐震偽装発覚までは、特定行政庁職員が完成検査に来ても、物件を見もしないで昼飯だけ食って帰るのが当たり前でしたからね。(少なくとも自分の住んでいる藤沢市はそうでした。まあ、耐震偽装最悪強度のグランドステージ藤沢が立っちゃう所ですからね。我が家も、耐力壁の筈のところが窓になってるのに、市職員は図面と何ら照合することなく、後で業者とすったもんだの羽目に陥ったことがあります。飯代も自前で出してたんだか?)