二重床について
420:
一住民
[2007-10-29 11:36:00]
|
スムログ 最新情報
スムラボ 最新情報
420:
一住民
[2007-10-29 11:36:00]
|
フライアッシュは、主に生コンクリートの流動性を改善する為の混和材ですね。
書かれているように、火力発電所から出る灰で、球形に整った微粉末でり、セ
メントに混ぜることボールベアリングのような効果をもたらし、流動性が大幅
に改善出来、またその他にも色々良い効果があります。
産業廃棄物を有効利用した良い例ですね。
その他にも、産業廃棄物の有効利用として、製鉄所等の炉から出る、高炉スラグ
を砂の代わりに用いる高炉セメントというのもあります。
このほかにも、コンクリートの使用目的などに合わせて、混和材や薬品等が添加
されます。
例えば良く用いられる、AE減水剤。
これは、コンクリート中に微細な気泡を混ぜることにより、流動性を増し、必要
な水を減らすことが出来ます。
(正体は洗剤です。ちゃんとそれ専用に調整されていますが。)
気泡を混ぜることにより、強度は若干落ちますが、コンクリートの強度はは水の
量に大きく影響を受けるので、水を減らすことにより、結果同じ施工性のコンク
リートよりも大幅に強度を強化することが出来ます。
道床砕石(バラスト)を敷いた軌道では、当然その分重量が増すので、構造物の
断面が大きくなり、さらに構造物自体の自重も支えなければならなくなるので、
構造物もさらに重厚な作りになっていたかと思います。
施工上は、後で軌道の調整が出来る分、バラストを入れる構造にした方が簡単
です。
メンテナンスの面で言えば、バラストを使った軌道の方が狂いやすく、絶えず
修正しなければならないので、メンテナンスに費用がかかりますが、沈下等の
軌道変状に対して簡単に修正ができます。
バラストの無い構造の場合はほとんど狂うことがないので、メンテナンスにか
ける費用は少なくてすみますが、構造物の沈下等の変状に対して、修正が容易
ではありません。
どちらも一長一短だと思いますが、最近はバラストのない方に向かっているの
ですかね。
(そのうち、狂った軌道をどう修正するかと言う問題が出てきそうですが。)
とまあ、長々と書いてしまいましたが、基本的に土木構造物はあまり音に関し
て気を遣って作られてはいないと思います。
道床砕石を除いた構造では、直接堅い構造物でつながれてしまいますので、
騒音に関しては不利でしょう、特に前述のように、断面も小さくなりますので
そういった意味からも。