サブプライム余波の全世界的な金融不況の真っ只中、日本の不動産市況の低迷はもはや
疑う余地がなく、デベロッパー倒産、分譲価格の崩壊・見直しが今なお起こっています。
世界的な停滞感が蔓延する中、国内でも製造業はじめ全業種的な景況感の悪化が否めず、
先行指標となる金融マーケットの行方、「夜明け」が来るのを大勢が待ち侘びています。
不動産業界に求められるものも、顧客側が求めるものも変わりつつある現在の世の中で
遅行性のある不動産市場の中でも、ボラティリティーが最も高い東京都内の不動産市況が
果たして容易に本格回復をし得るのかどうか。
健全な市場形成、健全な需給関係を望む一人として、客(エンド)も業者(プロ)も
是々非々で議論をいただければと思います。
前スレ(その37)
http://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/43679/
[スレ作成日時]2009-05-30 01:28:00
23区内の新築マンション価格はいつ下げ止まる?(その38)
902:
匿名さん
[2009-06-20 09:38:00]
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by 管理担当
こちらは閉鎖されました。 |
老後の収入も考えなくてはいけません。流動資産の運用はもちろん
大切です。
年収800万円の人もただ、家があれば安心というのでなく、
老後も年金以外に一定の収入が必要です。
さらには、年金にさえ所得税がかかるわけですから、たかだか
年収400万くらいの老後の生活でさえ、償却資産を持つことで
可処分所得を増やしていかないと大変だと思うのです。
いろんな意味で、お金の余裕のある人は不動産を買うのではないでしょうか。
ちなみに、土地は償却資産でないので節税には使えません。
土地に木造・軽鉄アパートを立てると償却年数が短いから効果的かも
しれません。しかし老後の節税まで考えるとマンションのほうが安心
だと私は思います。
1500万円クラスの年収でも、まず物件の半額の自己資金をためて
都心の2Lくらいの物件を買って、20年くらいでローン完済して
それを貸しながら次の物件を買う。
一方、800万円クラスの年収の人が、4000万のローン組んだ
日には、繰上げ返済もできず、生活も苦しくなるだけ。
かといって郊外の3000万クラスの戸建に手をだせば、10年後は
半値。
ですから、こういう時代は、貧富の価格差が広がるのだと思います。
かつて団塊の世代が、遠方の郊外の戸建を買って莫大な含み損をかかえ
所得の多くを無駄なローン返済に費やしたのは記憶に新しいです。
バブルの時代に原因が生じ、結果は不景気の「失われた13年」の時代に
起きたのです。
不景気が富の格差を拡大する。そんな気がしてなりません。
富は蓄えるものであって、借金でつくるものではない。
こういう時代くれぐれも安物買いはなさらぬよう。