戸建のメンテナンス
31:
匿名さん
[2017-07-21 00:21:48]
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31:
匿名さん
[2017-07-21 00:21:48]
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多く残っています。寒さゆえ木が腐りにくいという点と、良質な木が資材に使われたためです。
昔の家屋は空気の層をつくるために、あえて断熱材をいれませんでした。さらに、水周り(トイレ、お風呂)を離れにすることで湿気を寄せ付けない作りになっていました。台所は腐食しても建物に被害が及ばないよう、2階が上に乗らない部分に出っ張るように作られました。
現代の住宅はシロアリが好む安い資材が使われたり、断熱材で家を覆ってしまったり、平気で2階に水周りを作ったり。昔は高気密な家よりも、いかに木を長持ちさせるかを考えて家が作られました。それだけ、木材や家が高価だったのでしょね。
今ある築80~100年のお家はそういうものなんです。現代に作られた家はそのいい所と悪い所を合わせ持っています。断熱材を使うかわりにサイディングで1cmくらいの層を外壁に作ったり、高気密でも結露しないよう水周りの部分を外断熱にしたり、窓を複層硝子にしたり。昔はなかった耐震基準もつくられています。
つまり、大切に住んで修繕すれば大規模な改修をしなくても100年くらい住めるということです。でも日本人は新しくて便利でピカピカのものが大好きです。ヨーロッパのように古いものに価値を見いだす人が少ない国民性なんです。今ある住宅を築100年までメンテナンスする、そういう人がいて初めて今の建物の耐久性が実証され評価されますし、実際もたずに朽ちてしまう未来もあります。
私は丁寧に住んで愛する我が家を100年もたせてあげたいなと思います。そういう人が増えれば日本の住宅はもっと建物の寿命が伸びて家に対する考え方も変わって行くのではないでしょうか。