夏涼しい家
2125:
マンコミュファンさん
[2012-09-26 21:58:56]
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by 管理担当
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温帯地域では寒冷地域の手法(高気密・高断熱)と蒸暑地域の手法(日射遮蔽、通風、遮熱)をバランスよく組み合わせるのが1年を通して消費エネルギーを抑えながら快適な暮らしを送る方法だとは思います。どちら手法をベースにするかは地域によって異なると思いますがⅢ地域あたりがその境目のように感じます。
--以下引用-----
■暑さ対策は、遮熱と排熱が重要
ところで、住宅内部では、生活に伴い様々な熱が発生します。冷蔵庫をはじ
めとする家電製品や照明からの熱、調理や入浴に伴う熱などに加え、人体そ
のものからも発熱します。また窓から差し込む太陽光によって生じる熱や、気
温や太陽によって熱せられた壁からも熱が侵入してきます。
これまで、先進諸国で開発されてきた高断熱、高気密化技術では、熱せら
れた壁からの熱は遮断できますが、室内にこもった熱の排熱を妨げてしまい
ます。従って蒸暑地域では高断熱・高気密化は冷房エネルギーの増大を招く
ことになります。蒸暑地域では外部からの熱を遮断する遮熱という手法と、
内部にこもった熱を排熱する方法、すなわち効率的な通風や換気という手法
を活用すべきです。また、特に湿度の高い蒸暑地域においては、通風、換気を
効果的に用い、床下や壁の内部に湿気がこもるのを防ぐ工夫も必要です。
■蒸暑地域に有効な手法
○十分な通風・通気・換気を確保するため、開口部を大きく取り開放的な
間取りとする。
○換気用の小窓を設け、網戸は鍵の掛かる格子戸とし、外出時や夜間でも
十分な通風・換気を確保し、熱が室内にこもるのを防ぐ。
○床下の換気を十分確保するため、木造では束基礎とする。
○躯体の温度上昇を抑制するための遮熱法として、軒を深く出し、壁への
直達日射を防ぐ。また深い軒の出は雨が直接外壁に掛かるのを防ぐた
め、外壁の痛みも少なく、建築物の長寿命化にも役立つ。
○軒先にすだれを掛け、太陽光が直接室内に入射するのを防ぐ。
○木造では、壁・屋根に通気層を取り、屋根では銀を蒸着した断熱材を、
壁は銀色の防風防水シートを張り、外部からの熱を遮断し、躯体と室内
の温度上昇を防ぐ。
○RC造では、ベランダ等に花ブロックを用い、十分な通風を確保しながら
太陽光を遮り、躯体と室内の温度上昇を防ぐ。
○RC造の壁は白い遮熱塗料を塗布し、屋根には遮熱ブロックを置き躯体
の温度上昇を防ぐ。
「アジア蒸暑地域における低炭素型の住まいづくり」-独立行政法人建築研究所-
http://www.kenken.go.jp/japanese/contents/publications/epistura/pdf/53...