遮熱住宅
333:
入居済み住民さん
[2010-08-25 06:30:25]
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333:
入居済み住民さん
[2010-08-25 06:30:25]
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ここにアストロフォイルのデータがありました。
建材試験センターの実験なの、信頼性はあるでしょう。
野地合板の温度差を測り、通過熱量を見積もっています。
瓦屋根の場合、遮熱によって、野地合板の温度差が最大約3度下がり、
100m2の屋根の場合、年間の冷房エネルギーを189kWh節約できるとしている。
効果はあるってことがはっきりしています。
(※上記の189kWh/年というのは2.5kWのエアコンの年間消費電力とされている数字ですが、
多すぎると最近指摘されています。1/6から半分ぐらいかと言われています。)
さて、費用対効果ですが、金額だけで考えると、
189kWh/年 x 22円/kWh=約4000円/年なので、
100m2を8万円で施工してくれれば、20年で元取れるってことになります。
同じ効果を得るのに、断熱材を増やすといくらぐらいなのかな?
これは断熱のプロに任せます。
断熱材を増やすスペースがない場合には、
消費電力を減らせますし、製造時のCO2発生量も大したことなさそうなので、
地球温暖化対策には有効でしょう。
そういう意味で、アストロフォイルのホームページでは、
金額ではなくCO2削減効果で宣伝しているのでしょう。
ある意味正直だなぁと。
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以下、余計な考察うんぬん
建材試験センターのデータできちんと測っているなと思ったのが、
遮熱ありのときの屋根表面温度が高くなっているところです。
遮熱材で反射した熱が、屋根で再吸収されるので、高くないとおかしいのです。
その熱は外向きにも内向きにも再放射され、
外向きに再放射した分は熱の侵入を防いだことになる。
ただ、屋根温度が上がる分、通気層の温度は上がるので、伝達による熱の侵入はやや増える。
それらの収支をトータルで計算するのはかなり難しいので、
手っ取り早く野地合板の温度を測ったのでしょう。
壁のデータがないのが残念。