遮熱住宅
193:
日傘
[2010-08-10 21:03:29]
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193:
日傘
[2010-08-10 21:03:29]
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莫大なエネルギーを持つ太陽光は遮熱率が高いぐらいの事で物体の温度を下げる事なんて出来ません。
遮熱率の高いステンレスの板でも外に置いとけばすごい温度になりますし、ストーブの反射板もすごく熱くなります。
それが黒く塗ったステンレスの板でも同じく熱くなります。
ただ太陽は莫大なエネルギーなのになぜ100℃にもみたない熱さにしかならないか?
が論点ですが、それは外気に対流してるのと、何かに放射しているからです。
莫大なエネルギーを持つ太陽に逆らうぐらいなら、ある程度の温度にしかならない物に焦点を合わせた方が確実と言いたいんです。
さきにもレスしましたが、黒い日傘とアルミホイルの日傘ではほとんど暑さは変わらないといったのはこういう経路があります。
架台で設置するタイプの太陽光システムは住宅側にかなり外気によって対流する空間が存在するため住宅に届くエネルギーの遮熱効果は抜群にあります。(日傘と同じ)
わかりやすく言うと家に日傘を作れば良いわけです。
しかし現実にはそんな事出来ませんから、タイベックシルバーなどで覆い、きちんと機能する通気層を設け、通気層で屋根材や遮熱材や断熱材を冷やし(温度を下げ)、その下にしっかりと断熱するのが夏対策には一番効果があります。
機能する通気層とは一番高い通気層の出口は解放してある設計です。
通気層で暖められた空気が温度差でどんどん上に逃げていき、下から暖められてない低い温度の空気が入り、しっかり対流するのが理想です。
しかし冬は太陽のエネルギーも逃がしてしまうのが現実です。
しかし対策はあります。通気層の出口(高い位置)をファンで強制的に排出する構造なら夏にも冬にも対応出来ます。
冬はファンを止めれば対流しにくくなるからです。
こんなシステム存在するか知りませんが・・・。
余談ですが、床下にある通気口をふさぐだけで床下の対流を防ぎ底冷えが少し改善されますよ。
でも夏までには塞ぐのをやめてくださいね。