材木屋さんの雄叫び
79:
円山きんぐ
[2005-08-23 12:38:00]
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79:
円山きんぐ
[2005-08-23 12:38:00]
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木材を炭素ストックとする扱いについては今のところ明確になっていませんが、固定期間を長期にするには、集成材では問題があるからです。
集成材では廃材を炭として利用することもいやな感じがつきまといます。
特に耐久性があるとして積層接着に使用されるフェノ−ル系樹脂は環境ホルモンのひとつです。
無垢(心)材はその点安心ができます。国策としても重要です。説明すれば殆どの消費者が納得するでしょう。
それであっても、ビルダ−が外材・集成材嗜好となるのは、国産材は狂い易いという観念があるからです。
外材と比べ小径木であることも原因のひとつです。
外材と国産材の乾燥については、教科書的ではありませんが、外材は船輸送の間に自然乾燥が必然となっていることを見逃してはなりません。
これに対し国産材の乾燥は信用のみです。信用をこれから築く必要があるのです。
ビルダ−の方が国産材の利用に踏み込めない要因となっています。
信用のある高級木材店以外の国産材材の扱われ方は以前から申し上げているとおり惨めなものです。
広葉樹、アカマツなどは仕分けも十分にされないまま木材チップとして細切れにされているのが実状です。
NPO国産材が信用ある流通をつくり、これらの掘り起こしをする必要があると思います。
変革には過激な論も必要とは思います。
外材の腐朽については、もう少し納得できる根拠を挙げれば誤解も少なくなるのでは無いでしょうか。
明治期に造られた岩崎邸など国産材で造られた建物が未だに多く健在しています。
30年といわれる日本の住宅サイクルを国産材で見直すことができれば適ったりなのですが..