無垢材からも出る化学物質には、αピネン・リモネン・テレピン類があるそうです。
無垢の杉板からでも微量ですが、ホルムアルデヒドが出ています。
無垢材から化学物質が出るなんて、自然素材を使っている業者さんのHPには
書かれておりませんでしたが、本当なのでしょうか?
健康被害はあるのでしょうか?
[スレ作成日時]2009-06-07 08:17:00
無垢材からも出る化学物質って放出されるの?
838:
匿名さん
[2009-06-29 10:59:00]
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by 管理担当
こちらは閉鎖されました。 |
①無垢材はテンベンなどの揮発性有機化合物を発することはあるが、化学物質は発することはない。
②化学物質は集成材の接着剤や新建材に多く含まれている。
③逆に、テンベンによるホルムアルデヒド除去効果が実証されている。
④しかし、テンベンは化学物質では無いが、テルペン類を含む他の物質にも過敏になっているケースもある。
⑤テンベンは樹種により含有量が異なり、桧や杉などの天然木に多く含まれて、防蟻、防腐効果がある。
⑥無垢材、集成材の如何に依らず、使用樹種によってはテンベンは放出される。
⑦建材として考えると、乾燥方法によりテンベンを抜き去ることも可能だが、防蟻、防腐性能は落ちる。
⑧他の化学物質とテルペン類との混合影響の知見もまだ十分に得られていない。
という感じではないでしょうか。
化学物質過敏症の人は集成材は使わない方が化学物質自体の揮発量は抑えられます。
しかし、中には桧などの香りにアレルギーを起こす人もいるので、
そういう人は無垢だ集成だというより桧を使うのを抑えた方が良いと思います。
また、乾燥させるときに高温乾燥などをおこなうと、テンベンは水と共に抽出されますが、
その反面、防蟻、防腐性能は落ちてしまうので、建材自体の耐久性能を損ないます。
家に何を求めるかで、使用建材は変わると思います。
また、ある一定の物質が室内に過剰に滞留することは良くないので、
無垢にしろ集成材にしろ、換気計画はしっかり考えた方が良いと思います。