木造住宅について
196:
匿名はん
[2009-08-30 01:33:59]
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196:
匿名はん
[2009-08-30 01:33:59]
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壁体内2重通気工法の話題ですね。私の家もそれです。派生工法は多いですがエアサイクル系(パッシブソーラーとも言われる)はどれも起源が同じエアサイクル(フクビ)のはずです。
基本概念は古来からある「置き屋根」の原理を発展させたもので、いずれも夏は基礎換気孔から導いた床下の空気を壁内部を通して屋根から排出し冬は基礎換気孔を閉じるというものだと思います。
循環とは冬場に壁の内部を暖気が床下にまわり家全体を暖める、というものですが、
実は私はこれを信じていませんでした。暖気が床下に回り込むという理屈がどうしても理解できませんでした。
第一、メーカー作る概念図があまりに幼稚すぎて論理的な説明になっていません。
工務店を検討中の時期に偶然このシステムの最初の開発メンバーのひとりに直接話を聞く機会がありました。
彼は、数十年の実績検証から夏の暖気が自然力で屋根から排気するのはわずかな量なので効果に過剰な期待はできない、壁内部の夏場の逆転結露を防ぐには棟の最上部から換気扇で強制的に排気させるのが効果的だと言っていました。また、冬場に屋根に上った暖気が動力なしで床下に回り込むことはないと言っていました。
そういうわけで、循環型の工法は無駄と判断し棟換気システムを採用していた工務店に頼みました。
この工務店もエアサイクル系統の循環型工法を薦めてきましたが、棟換気システムだけを指定して工事してもらいました。
現在はこの工務店も循環型工法は廃止して棟換気システムだけにしているようです。