現在マンション住まいですが、近いうちに
半二世帯のうちを実家に立て替えたいと
思っています。
つい最近まで最近の住宅工法などの情報にも
疎く興味がなかったので、今回の建て替えにともなって
色々な工法があることに驚いています。
そこで気になっているのが高気密高断熱住宅って
現在ではあたりまえなのでしょうか?
どこまでが高気密高断熱住宅なのかその分かれ目の
基準値ってあるのですか?
地元の工務店の自然住宅といいものにも興味あるし
(高気密高断熱住宅ではないそうです)
メーカーの気密性の高い住宅も気になっています。
また外断熱内断熱などどういった断熱がベストなのかも
一長一短でよくわからなくなっています。
住まいは南東北の都市部です。
最低限新築の条件としておさえておく必要のある
項目を教えてください。
子供がピアノを結構な時間弾くということを追記しておきます。
[スレ作成日時]2007-08-02 10:51:00
高気密高断熱住宅って?
334:
匿名さん
[2009-01-22 11:33:00]
|
高気密の必要性は、
①計画換気を正しく行うため。
隙間があると換気が計画どおりに行われず、空気溜まりなど換気が行われない場所が出来る。
ちなみに、単純にC値が1の家での隙間から流れ出る流量は計画換気量の1/10程度です。
気密のことを何も気にしないで、壁の外の合板だけで気密を確保しようとしたとき、
C値は5程度になり、一番中途半端な状態で、様々なパスでの換気になり、
空気溜まりも沢山出来る。ただ、窓の大きさなどそこまで目くじらを立てないでも、
ある程度気密のことを考えて建てればC値2以下には普通にいく。
②コールドドラフト対策
これはC値の値だけでなく、何処を気密しているかに絡む問題で、
床下と壁、壁と天井などが正しく気密ラインで切れているかの影響が大きい。
これが正しく施工していないと、部屋の中で対流を生み、部屋の天井と床の温度差が生じやすい。
特にリビング階段や吹き抜けのある間取りでは影響が大きい。
③壁体内結露対策。
壁内に湿気を入れないことによって壁体内結露対策をおこなう。
壁体内結露は、断熱材や構造区体を腐らせる危険が増えるだけでなく、
カビ、ダニの繁殖に寄与して、シックハウスの原因にもなる。
ここで注意しなければならないのは、壁体内結露を考えるときは、空気の気密だけでなく、
壁の透湿抵抗も考えなければならない。
冷寒地では冬型の結露が主なので、壁の室内側の透湿抵抗を出来るだけ上げる必要があるし、
温暖地域では夏型結露も考えないといけないので、その地域に応じて、
壁の内外の透湿抵抗をバランス良く取る必要がある。
気密を正しくとることは、シックハウス対策、建物の耐久性が主で、
単に電気代の問題ではありません。