寒冷地(北海道)次世代省エネクリア住宅のヒートポンプ暖房(オール電化住宅)のランニングコストは?
59:
匿名
[2010-02-25 22:03:16]
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59:
匿名
[2010-02-25 22:03:16]
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意見ですが、一言いわせていただきます。
みなさんランニングコストのことを中心に意見を
寄せていますが、それは木を見て森を見ていない
ことになるのではないかと思います。なぜかというと
イニシャルコストのことが抜けているからです。
たとえランニングコストが安くてもイニシャルコスト
が高いのであれば良い暖房の形態だとは思いません。
イニシャルコストとランニングコストのバランスが
重要だと思います。
私は数年前に家を新築しましたが、
建てるときにオール電化やエコキュート、また
サーマスラブなどのシステムを導入することも検討しました。
しかし費用対効果を考えた場合必ずしも得でないと考え、
どれもやめて、結局主暖房は灯油ストーブ、給湯も一般的な
もの、調理には普通のガスレンジを導入しました。
イニシャルコストは45万程度でした。それで、イニシャルコストに
お金をかけた家と比べてランニングコストが極端に高いというわけでは
ありません。
昨年1年間の光熱費を示します。
灯油代(暖房・給湯の合計)1,800l×65円=約120,000円
電気代約110,000円
ガス代約36,000円
合計約270,000円 となります。
ちなみに住んでるところは札幌近郊(最低気温は札幌よりも5度くらい低いです)
建坪36坪(吹き抜けのスペースを入れて)
家の中がどこも20度から21度になるようにストーブの出力を設定しています。
家は高気密・高断熱でもなく、ごく一般的な作りの2LDKの家です。
(q値はたぶん1.6くらいだと思います。)
ただし、ストーブ1台で全室暖房していますので、
開放的な作りにして、どの部屋もドアは開放しています。
もちろん設備にお金をかけた家よりも光熱費は
かかっているかもしれませんが、極端に高いという
ほどでもないと思います。将来石油が枯渇するので、
灯油の値段がかなり高くなることが予想されています。
そうなった場合はペレットストーブか薪ストーブに
しようと考えています。(どちらのストーブを導入しても、
対応できるつくりにしてあります)
以上から、家の暖房等を考える場合はイニシャルコストと
ランニングコストのバランスを考えるべきだと思います。
なお、こんなシュミレーションもできます。
①イニシャルコスト300万円(オール電化とします)、年間のランニングコスト20万円としましょう。
(北海道では高断熱・高気密のいえでもこれくらいはかかります)
30年間では900万円になります。
②イニシャルコスト45万円、ランニングコスト27万円(自分の場合、灯油の値段が今と同じと仮定するとで すが)
30年間では855万円
30年だとあまり変わりませんが、機器のメンテや更新を考えるとこれ以上の差がでると思います。
皆さんはどうかんがえますか?
ランニングコストが安いからといってよく考えずに、エコ
の言葉につられ高い設備投資をするのはいかがなものかなと
思いますが。