過去に賃貸・分譲マンション、戸建と住みかえてきましたが、いずれも室内は絨毯敷きで、上階の足音や物音などが気になることはありませんでした。
現在、分譲マンション住まいで全室フローリングですが、上階のうるさいこと!
フローリングは音が響くということを身をもって知りました。
このサイトでもカーペット→フローリングにして音がひどくなったという書き込みを見ます。フローリングはうるさい。なのになぜマンションで、集合住宅でフローリングなのでしょうか?
床暖房のため?コストがかからない?流行りだから?
フローリングにするメリットって何ですか?
いつからフローリングのマンションばかりになったのでしょうか。
教えてください。
やはりマンションは絨毯敷きが基本でないとダメなのではないでしょうか。
[スレ作成日時]2008-08-18 11:37:00
なぜフローリングの住宅ばかりなのか?
30:
工務店勤務
[2010-09-15 01:35:37]
|
もともとアジアにおける、カーペットといえば土や石床に座るための敷物。そのため肌触りも大切。
しかしながら欧州においては、靴音の消音・埃の舞い上がり防止・装飾であるので肌触りは重要視されない。
ホテルの客室でカーペットが多いのは汚れても貼りかえればいいからというコスト的な理由だと考えます。
もともと平屋で板張りにムシロを敷いて、そこに座ったり寝転がったりという生活していた日本では
家の中では裸足という習慣もあり、欧州的な目的はあまり必要なく、畳の製造技術の方が進んでいたため
「板張りにカーペット」ではなく「畳の上にカーペット」という装飾的な意味合いを持つ、独特の使用方法が
生まれたのだと考えます。
これによって、板張りは裸足で歩くという日本人の習慣はそのまま残り、カーペットは畳の上に敷くものという
観念が生まれ、一時期流行ったカーペットのみが敷き詰められた分譲住宅や賃貸住宅は敬遠されて
フローリングの方が需要で勝り増えていったのではと考えられます。
さらに椅子の生活が一般化し、畳の需要も減ってきたために余計にフローリングが当たり前になってきたのでは
ないでしょうか。
しかしながら、長屋生活で隣戸から聞こえる音が当たり前と思ってた時代から、それが迷惑と思うような
日本人の感覚の変化により、消音という理由でカーペット敷きが見直されてきたのかもしれません。
そう考えると今は過渡期で、将来はカーペット敷きが主流になるかもしれませんね。
長々と書いてしまいました。